2026年9月に世界同時発売されたMEGA 拡張パック「30th CELEBRATION」に、2020年の強化拡張パック「伝説の鼓動」に収録されたライコウ(アメイジングレア)が当時のカード面のまま再登場しました。型番はM6a 162/103、カード面のイラストレーター表記はHideki Ishikawa氏。30年の歴史を象徴する特別仕様の再録カード30枚のうちの1枚です。

発売日時点の実売は販売1,580〜1,780円/買取800円。本記事が発売前に置いていた予想レンジ(1,200〜3,000円・中央1,800円)のなかに収まりました。ここでは実測値をもとに、再録30枚のなかでの位置づけ、原作(s3a 015/076)との価格関係、そしてフリマで取り違えないための判別ポイントを整理しています。

ℹ️ 本記事は2026年9月時点の初動実測版です。価格はカードラッシュの商品ページで直接確認した販売価格と、ポケカチ掲載の買取・フリマ相場に基づきます。発売直後は日次で動くため、売買の前にライコウ 162/103のカードページで最新の実勢価格をご確認ください。

ライコウ M6a 162/103(30th CELEBRATION)のカード画像

ライコウ M6a 162/103の初動相場と買取価格

発売日時点で確認できた実売価格は次のとおりです。

区分価格出典・備考
販売(ショップ直販)1,580円カードラッシュ(在庫14枚)
販売(掲載値)1,780円ポケカチ(カードラッシュ連動・日中に1,580円へ改定)
買取800円ポケカチ掲載(カードラッシュ基準)
フリマ成約帯1,600〜1,900円ポケカチ掲載のメルカリ相場
PSA10未確認発売当日のため鑑定済み個体の流通なし

いずれも2026年9月時点で確認した価格です。押さえておきたいのは買取800円に対して販売1,580円、比率にすると約45%という点。30th CELEBRATIONの主要カードは買取が販売の43〜67%に収まっており、ライコウはその下限に近い水準です。ショップ側が「ここから上がる」と見ていない枠ということになります。

発売前の予想と実測はどれだけ一致したか

本記事は発売前、原作の実勢価格と再録30枚の構造から価格を予想していました。実測値と並べると次のようになります。

項目発売前の予想初動の実測
発売週の未鑑定美品1,200〜3,000円
(中央1,800円)
1,580〜1,780円
再録30枚のなかでの層第4層(その他の再録枠)の中位第4層の下位寄り。当たりランキングは圏外
価格が伸びない理由原作が4,500〜4,980円で在庫十数枚と潤沢原作は4,980円・在庫18枚で据え置き。代替需要は発生せず
他サイトの予想との差ポケカチは買取300円・販売600円実測は買取800円・販売1,580円。両者とも実測を下回る予想だった

中央シナリオ1,800円に対して実測1,580〜1,780円ですので、予想の骨格は機能したことになります。一方で、ポケカチが発売前に置いていた買取300円・販売600円という予想は実測より低く、再録枠のなかでも「安い側」の見積もりが総じて下振れしていたのが今回の特徴です。

✏️ 同じカードでも「販売価格か、買取価格か、フリマ成約価格か」で1.5〜2倍の差が出ます。本記事の1,580円はショップの販売価格、800円はショップの買取価格、1,600〜1,900円はフリマの成約帯です。他サイトの数字と比べるときは、まず基準を揃えてください。

ライコウ 162/103の基本情報とカードデータ

カード名ライコウ
型番M6a 162/103
収録商品MEGA 拡張パック「30th CELEBRATION」
発売日2026年9月16日(水)/世界同時発売
希望小売価格1パック360円(税込)/1BOX 20パック 7,200円(税込)※1パック360円・キラカード6枚入りが公式発表の範囲で、BOX構成は各販売店の商品情報に基づきます
イラストレーターHideki Ishikawa(カード面の表記)
カードデータたねポケモン/雷タイプ/HP110/ワザ「アメイジングシュート」(草1・雷1・鋼1/120+相手のベンチポケモン1匹にも120)/弱点:闘×2/抵抗力:なし/にげる:無2
レギュレーションマークD(原作と同一)
原作ソード&シールド 強化拡張パック「伝説の鼓動」 s3a 015/076(2020年7月10日発売)/レアリティA(アメイジングレア)
レアリティ公式未発表(30周年特別仕様の再録カード30枚のうち1枚)

当時のカード面をそのまま再現している

ポケモンカードゲーム30周年特別サイトによれば、30th CELEBRATIONには30年の歴史を象徴するカード30枚が特別仕様で登場します。M6a 162/103はそのうちの1枚で、モチーフは2020年7月10日発売の強化拡張パック「伝説の鼓動」に収録されたライコウ(s3a 015/076・アメイジングレア)です。

再現度は非常に高く、HP110、たねポケモン、ワザ「アメイジングシュート」、弱点 闘×2・抵抗力なし・にげる2という当時のスペックがそのまま踏襲されています。カード下部の解説文「体内で 渦巻く 力を 電撃として 出しながら 大地を 駆け巡る 荒々しい ポケモン。」まで同一で、イラストレーター表記もHideki Ishikawa氏のまま。アメイジングレア特有の、虹色の星が枠いっぱいに散る加工も再現されています。

型番162番の位置づけ|再録枠でもっとも新しい世代

再録30枚の型番は136〜165です。並びは発売年順とみられ、136がピカチュウ(旧裏)、137がリザードン(旧裏)と続き、158がソルガレオGX、159がマッシブーンGX、160がピカチュウ&ゼクロムGX、161がザシアンV、162がライコウ、163がミュウVMAX、164がアルセウスVSTAR、165がコイキングで終わります。

つまりライコウは30枚のうち後ろから4番目にあたり、旧裏面期からSVまでを並べた歴史のなかでかなり新しい側に置かれた枠です。原作の発売は2020年で、まだ6年しか経っていません。これが初動価格にそのまま表れました。「懐かしい」という感情で買われるカードではなく、アメイジングレアというレアリティそのものへの評価で買われるカードだからです。なお型番の並びが発売年順であるという読みはトレカジャパンによる推定で、公式発表ではありません。

再録元は「伝説の鼓動」のライコウ(s3a 015/076)

原作は、ソード&シールド 強化拡張パック「伝説の鼓動」(s3a・2020年7月10日発売)に収録されたライコウです。型番はs3a 015/076、レアリティ表記はA(アメイジングレア)。この弾はアメイジングレアが初登場した記念すべきパックで、劇場版ポケットモンスター「ココ」に登場するザルードがVカードとして収録されたことでも知られています。

裏面は現行の共通デザインです。ここが旧裏面期の再録カード(ピカチュウ136・リザードン137・ニューラ140など)との決定的な違いで、後述する「見分け方」の難易度に直結します。同弾の収録カードの相場は強化拡張パック「伝説の鼓動」のカード一覧から確認できます。

アメイジングレアとは?2弾9種で終わった特殊レアリティ

アメイジングレア(レアリティ表記A)は、虹色の粒子がイラスト枠の外側まであふれ出すデザインのレアリティです。カード名やHP表示までキラ加工の中に溶け込む独特のレイアウトで、通常のSR・HRとはまったく別系統の見た目をしています。

採用されたのは強化拡張パック「伝説の鼓動」(s3a)とハイクラスパック「シャイニースターV」(s4a)の2弾のみで、その後の弾では登場していません。収録されたポケモンは伝説・幻に限られ、合計9種(s3aで6種、s4aで3種)ですべてです。この「打ち切られたレアリティ」という性質が、コレクター需要を支えています。全種類が有限で、いま以上に増えないからです。

s3a版とs4a版で価格差が大きい理由は封入率

同じアメイジングレアでも、s3a収録の6種とs4a収録の3種では相場に開きがあります。理由は封入率です。

収録弾種類数封入率の目安1BOXの構成
強化拡張パック「伝説の鼓動」(s3a)6種1BOXに1枚程度30パック/1パック5枚
ハイクラスパック「シャイニースターV」(s4a)3種1BOXに0〜2枚10パック/1パック10枚

封入率はいずれも公式発表ではなく、開封報告の集計に基づく非公式の目安です。それでも1BOX30パックから1枚しか出ないs3a版のほうが、供給が構造的に少ないことは読み取れます。ライコウの原作が数千円を維持している一方で、s4a収録のアメイジングレアが数百円で流通しているのは、この差によるものです。

「アメイジングライコウはなぜ高い」と検索される理由

アメイジングレアのなかでもライコウが名指しで検索されるのには、はっきりした理由があります。対戦で名前が売れた1枚だったからです。

  • ワザの数値が単純に強い。 「アメイジングシュート」は120ダメージに加えて、相手のベンチポケモン1匹にも120ダメージ。弱点・抵抗力を計算しない仕様のため、合計240ダメージを2体に振り分けられます

  • たねポケモンで、HP110。 進化を待たずに初手から動けます

  • 非ルールのポケモンである。 きぜつしても相手に渡るサイドは1枚だけです

  • ただしエネルギーが草・雷・鋼の3色。 アメイジングレア共通の重い要求で、これを解決する構築が当時さかんに研究されました

ポケモンカードゲーム公式サイトのs3a商品ページも、このカードについてHPの低いベンチポケモンや傷ついたベンチポケモンを同時に狙えると紹介し、「テクニカルなポケモンだ」と評しています。この「使えたカード」という記憶が、6年経ったいまも原作の相場を数千円で支えています。

✏️ ただし、当時の強さと再録版の値段は別の話です。M6a 162/103は現行のスタンダードレギュレーションでは使用できません(公式発表)。初動が1,580円にとどまったのは、「強いカードだから高くなる」という読みがこのカードには当てはまらないことの裏返しでもあります。

原作とM6a版はどちらが安いか|状態別の価格比較

ここが本記事でいちばん実用的な比較です。原作ライコウ(s3a 015/076)は状態表記ごとに価格帯が分かれており、M6a版の1,580円がどこに位置するかで判断が変わります。

カード・状態販売価格備考
原作 s3a 015/076(状態A)4,980円カードラッシュ(在庫18枚)
原作 s3a 015/076(状態A-)1,680円カードラッシュ検索結果(在庫僅少)
原作 s3a 015/076(状態B)1,380円同上
原作 s3a 015/076(状態C)780円同上
M6a 162/103(新品)1,580円カードラッシュ(在庫14枚)
原作の買取1,300円もえたく!

いずれも2026年9月時点で確認した価格です。在庫数と状態別のラインナップは日々入れ替わるため、購入前に各ショップの商品ページをご確認ください。

この表から読み取れることは2つあります。

ひとつは、M6a版1,580円が、原作の「状態A-(1,680円)」とほぼ同じ価格帯に着地したことです。つまり同じ予算なら、傷のある原作か、新品のM6a版かという選択になります。絵柄が目的であれば、パックから出たばかりで状態の良いM6a版のほうが合理的です。

もうひとつは、美品の原作は4,980円で動いていないことです。M6a版の発売で原作が下がるという見立てもありましたが、発売当日時点では在庫が17枚から18枚へ増えただけで、価格は据え置きでした。「オリジナルの1枚」という位置づけが、絵柄の重複では崩れなかったことになります。

✏️ 原作を売るつもりなら、買取は必ず複数社を比較してください。 美品の販売価格が4,980円である一方、買取は1,300円前後の提示も出ています。同じカードでも店舗によって倍以上の開きが出る帯です。

再録30枚のなかでの位置づけと、ライコウ全カードの相場

再録30枚のなかでは下位グループ

ライコウ162/103は、30th CELEBRATIONの当たりランキングTOP15には入りませんでした。再録30枚のうちTOP15入りしたのはルギア(142)・リザードン(137)・ダークライ&クレセリアLEGEND(151・152)・ゲンガー(150)・かじるピカチュウ(136)・コイキング(165)の6枚で、ライコウはその下の帯です。

発売前の本記事は「第4層(その他の再録枠)の中位」と置いていましたが、実測ではそのやや下寄りという結果になりました。理由は発売前に挙げたとおりで、原作が現役で流通していて代替需要が働かない点に尽きます。リザードンやルギアのように「本物が高すぎて手が出ない」構造がこのカードには存在しません。

ライコウというカード全体での位置

キャラクター単位でも確認しておきます。歴代のライコウ関連カードの販売価格は次のとおりです。

カード販売価格備考
ライコウ☆(1ED/039/106)278,000円ライコウ関連で最高額帯
ライコウ P(064/L-P・状態D)84,800円状態の良い個体は在庫切れ
ライコウex SAR(M6 108/076)5,480円ストームエメラルダ収録。初動15,800円から約65%下落
ライコウ A(s3a 015/076)4,980円本記事の再録元
ライコウV SAR(s12a 218/172)2,280円凪水そう氏イラスト
ライコウ(M6a 162/103)1,580円本記事の対象カード

カードラッシュの販売価格(2026年9月時点)。ライコウ全カードの最新相場はライコウのカード一覧・価格相場から確認できます。

読み取れることは2つあります。第一に、ライコウは「特定の1枚だけが飛び抜けて高い」タイプのポケモンです。旧裏の☆カードやプロモが十万円台である一方、パック産のカードは基本的に数千円以下に収まります。第二に、直近弾のライコウex SARが発売から約6週間で6割以上下げたという実績です。供給が潤沢な拡張パック産のライコウは、初動から一貫して下がるというのが直近の傾向になります。

封入率と自引きコスト|シングルとの差は約70〜140倍

30th CELEBRATIONの封入率は公式発表がありません。判明しているのは以下の構成です。

  • 1パック6枚すべてがキラカード仕様、1BOX=20パック

  • 6枚のうち基本エネルギー1枚と30周年ピカチュウ1枚が確定枠

  • ランダム枠は実質4枚。ここに通常103種とAR・SAR・FUR・特別仕様再録30枚がすべて詰め込まれる

  • 中国のポケモンカード公式が公開した1BOX開封動画では、特別仕様の再録カードが2枚封入されていたと報告されています(ポケカチ調べ)

本記事では再録30枚が1BOXに1〜2枚というレンジで扱います。これを前提に、ライコウ162/103を狙い撃ちしたときのコストを計算すると次のようになります。

前提特定1種を引くのに必要なBOX数定価換算コスト
再録枠が1BOXに1枚30BOX約216,000円
再録枠が1BOXに2枚15BOX約108,000円
シングル購入—1,580円

差はおよそ68〜137倍です。ライコウ162/103だけが目的ならシングル購入一択になります。もちろんBOXからは狙い以外のカードも出ますので、上の数字は「そのカードだけを評価した場合」のコストです。BOX全体での損得は当たりランキング記事の期待値試算をご覧ください。

ℹ️ 封入率の数字が確定したら、この表は簡単に引き直せます。「特定1種を引くのに必要なBOX数 = 枠全体の封入率 × その枠の種類数」。再録枠が30種で1BOXに2枚なら、特定1種は15BOXに1枚という関係です。開封データが蓄積され次第、実測ベースに差し替えます。

原作とM6a版の見分け方|裏面では判別できない

旧裏面期の再録カード(ピカチュウ136・リザードン137など)は裏面を見れば一発で判別できますが、ライコウは原作が2020年のカードなので、原作もM6a版も裏面は現行の共通デザインです。しかも表面のイラスト・キラ加工・カードテキストまでほぼ同一で、裏面写真では区別がつきません。

確実に判別できるのは、次の3か所です。

確認箇所原作(s3a 015/076)M6a版(162/103)
30周年ピカチュウマークなしイラスト右下に、ほっぺが「3」「0」になったピカチュウのマークが入る
型番(カード左下)s3a/015/076M6a/162/103
著作権表記の年発売当時の年号©2026 Pokémon/Nintendo/Creatures/GAME FREAK
レギュレーションマークDD(同じなので判別に使えません)
裏面現行の共通裏面現行の共通裏面(同じなので判別に使えません)

⚠️ フリマで買うときは、カード左下の型番が写った画像を必ず確認してください。 原作の美品が4,980円、M6a版が1,580円と3倍以上の開きがあるため、取り違えると金額的な影響が大きくなります。「アメイジングライコウ」という商品名だけでは、どちらなのか判別できません。イラスト全体の写真しかない出品では、出品者に型番の追加撮影を依頼するのが安全です。売る側も、型番が読める写真を1枚入れておくだけで問い合わせが減ります。

なお、カードラッシュをはじめとするショップでは、30th CELEBRATIONのカードについて印刷過程で付いた初期傷を含む場合がある旨を商品説明に明記している店舗があります。状態にこだわる場合は、購入前に各店の状態表記をご確認ください。

対戦で使える?レギュレーションマークDの扱い

公式は、特別仕様で再登場したカードについて現行のスタンダードレギュレーションでは使用できないと明記しています。あわせて元となったカードが使えるレギュレーションでは使用可能とも案内されています。

ここでライコウは、再録30枚のなかでは少数派の立場になります。M6a 162/103のレギュレーションマークは原作と同じD。ポケモンカードゲーム公式のレギュレーションページは、エクストラレギュレーションの使用範囲を「BW」シリーズから最新のカードまでと定めており、Dマーク(ソード&シールド期)のライコウはこの範囲に入ります。旧裏面期のニューラやわるいバンギラス、ルギアが公式フォーマットでは実質的に使いどころがないのとは対照的な条件です。

✏️ ただし、この対戦需要が価格を押し上げる効果は限定的です。エクストラは公式大会の開催頻度が限られ、同じテキストのカードが原作(s3a 015/076)として流通しています。初動で1,580円にとどまったこと自体が、対戦需要が価格に乗っていないことの表れです。またエクストラでは使用禁止カードが随時追加される運用のため、大会参加前に公式のレギュレーションページで最新情報をご確認ください。

PSA鑑定に出す価値はあるか

M6a 162/103については、採算は合いません。 素体が1,580円まで下がったことで、発売前の想定よりもさらに明確な結論になりました。

PSA Japanは2026年9月にサービスレベルを改定しています。低価格帯だったバリュー系の4プランは受付を停止したままですが、新プラン「スタンダード」の受付が始まり、通常グレーディングの最安はこちらになりました。あわせて「レギュラー」は「プライオリティ」へ名称変更のうえ予定納期が延び、「エクスプレス」は値上げされています。

サービスレベル鑑定料(1枚)予定納期/申告価格
スタンダード
通常グレーディングの最安プラン
9,980円100営業日
申告価格15万円以下
プライオリティ
旧レギュラー
11,980円80営業日
申告価格25万円以下
エクスプレス29,980円25営業日
申告価格40万円以下
バリュー系4プラン受付停止中

出典:PSA Japan公式サイト(2026年9月時点)。改定日時より前に申し込み済みの注文は、申込時点の料金・予定納期が適用されます。これに往路送料・返送料・保険料などが別途かかります。「レギュラー11,980円・60営業日」「エクスプレス22,980円」といった改定前の料金表を載せている記事が残っているのでご注意ください。

📝 損益分岐の計算式
「素体の現在価格 + 鑑定総コスト」 < 「PSA10の成約価格」

素体1,580円に、スタンダードの鑑定料9,980円と送料・保険料など約3,000円を足すと約14,500円。これに対してPSA10の想定は、同時期の未鑑定美品の4倍前後を目安に置くと6,000〜8,000円程度です。PSA10が取れても投下コストの半分程度にしかなりません。9止まりならさらに下がります。

複数枚をまとめて提出しても、1枚あたりの鑑定料は変わりません。下がるのは送料と事務手数料の按分だけなので、結論は覆りません。このカードは鑑定に出さず、素体のまま保管するのが合理的です。

なおアメイジングレアはキラ加工がカード全面に及ぶ構造上、細かなスレや白かけが目立ちやすいレアリティでもあります。パックから引いた直後にスリーブへ入れる習慣は、鑑定に出さない場合でも売却時の査定に効いてきます。

買い時・売り時の判断軸

買うなら:発売2〜6週間後を狙う

発売直後は品薄プレミアムが乗り、実力以上の価格がつきやすい局面です。開封が一巡し出品数が増え始める発売2〜6週間後が、最も価格が緩みやすいタイミングと考えられます。判断の目安は出品数の推移で、出品が増え続けているうちは供給過多、頭打ちになったタイミングが底のサインです。ライコウ 162/103のカードページで出品件数と直近取引額の両方を確認してください。

そしてこのカードには、他の再録枠にはない判断軸があります。初動が1,580円で着地した以上、「アメイジングライコウの絵柄が欲しい」だけなら、M6a版が原作の3分の1以下で手に入るという結論になりました。原作の美品4,980円を選ぶ理由は、オリジナルであることと、状態Aの供給が安定していることの2点に絞られます。

売るなら:単体では手取りが残りにくい

自引きしたカードを現金化する場合、注意したいのは1枚単位で売ると送料と手数料で利益がほとんど残らない点です。フリマで1,700円のカードを1枚売っても、手数料10%と送料210円を引けば手取りは1,300円程度。ショップ買取は800円ですので、いずれにしても数百円の世界になります。

再録枠の他のカードとまとめて売るか、買取店にまとめて持ち込むほうが手取りは大きくなります。ポケモンカードゲームの日本での第1弾発売は1996年10月20日で、2026年10月20日にちょうど30周年を迎えます。9月の発売から10月にかけては関連商品とメディア露出が集中するため相場が押し上げられやすい一方、イベント通過後の反落リスクも同時に抱えます。

✏️ 買取サービスを利用する際は、古物営業法に基づき、運転免許証などによる本人確認が求められます。また未成年の方が利用する場合は、民法第5条により法定代理人(保護者)の同意が必要です。同意のない契約は取り消される場合があります。

よくある質問

ライコウ M6a 162/103はいくらですか?

2026年9月時点の実売で、ショップ販売が1,580〜1,780円、ショップ買取が800円、フリマの成約帯が1,600〜1,900円です(カードラッシュ/ポケカチ掲載)。発売前に本記事が置いていた予想レンジ1,200〜3,000円(中央1,800円)に収まりました。発売直後は日次で動くため、売買の前にカードページで最新値をご確認ください。

再録元のライコウはどのパックのカードですか?

2020年7月10日に発売された、ソード&シールド 強化拡張パック「伝説の鼓動」に収録されたライコウ(s3a 015/076)です。レアリティはA(アメイジングレア)で、この弾はアメイジングレアが初登場したパックにあたります。イラストレーターはHideki Ishikawa氏で、M6a版と同一です。

アメイジングレアとは何ですか?

虹色の粒子がイラスト枠の外側まであふれ出すデザインの特殊レアリティで、レアリティ表記は「A」です。強化拡張パック「伝説の鼓動」(s3a・6種)とハイクラスパック「シャイニースターV」(s4a・3種)の2弾にのみ採用され、合計9種ですべて。その後の弾では登場していません。収録されたのはすべて伝説・幻のたねポケモンで、ワザに3種類のエネルギーを必要とする点も共通しています。

アメイジングライコウはなぜ高いのですか?

ワザ「アメイジングシュート」が、バトル場に120ダメージを与えたうえで相手のベンチポケモン1匹にも120ダメージを与える性能だったためです。たねポケモンでHP110、非ルールのためサイドを1枚しか取られないという設計も評価されました。加えて、収録元の「伝説の鼓動」ではアメイジングレアの封入率が1BOX(30パック)に1枚程度と薄く、供給が構造的に少ない点も価格を支えています。原作の販売価格は2026年9月時点で4,980円です。

原作とM6a版はどう見分けますか?

3か所で判別できます。①イラスト右下に、ほっぺが「3」「0」になった30周年ピカチュウマークがあればM6a版。②カード左下の型番が「M6a 162/103」ならM6a版、「s3a 015/076」なら原作。③著作権表記が2026年ならM6a版です。裏面デザインとレギュレーションマーク(どちらもD)は同一なので、判別には使えません。原作の美品4,980円とM6a版1,580円では3倍以上の差がありますので、フリマで購入する際は型番が写った画像を必ず確認してください。

ライコウ162/103は対戦で使えますか?

現行のスタンダードレギュレーションでは使用できません。ポケモンカードゲーム30周年特別サイトが、特別仕様で再登場したカードはスタンダードでは使えず、元となったカードが使用できるレギュレーションでのみ使用可能と案内しています。M6a版のレギュレーションマークは原作と同じDで、公式のエクストラレギュレーションは「BW」シリーズから最新のカードまでが対象のため、エクストラでは使用できます。ただし使用禁止カードは随時追加されるため、大会参加前に公式の最新レギュレーションをご確認ください。

ライコウ162/103はPSA鑑定に出すべきですか?

おすすめしません。PSA Japanの通常グレーディング最安プランはスタンダード(1枚9,980円・予定納期100営業日)で、送料・保険料を含めた1枚提出の総コストは14,000円前後です。素体1,580円を足すと約14,500円になりますが、PSA10の想定は6,000〜8,000円程度で、10が取れても赤字になります。素体のまま保管するのが合理的です。

自引きとシングル購入はどちらが得ですか?

ライコウ162/103のみが目的ならシングル購入一択です。特別仕様の再録30枚が1BOXに1〜2枚出る設計だとすると、特定の1種を狙い撃ちする期待コストは15〜30BOX分=約108,000〜216,000円相当となり、シングル価格1,580円の68〜137倍になります。加えてこのカードの場合、原作のs3a 015/076を4,980円で買うという選択肢も残っています。

30周年版が出て原作のライコウの値段は下がりましたか?

発売当日時点では下がっていません。カードラッシュの原作(s3a 015/076・状態A)は4,980円で据え置きで、在庫がやや増えた程度でした。原作とM6a版は裏面が同じで見た目もほぼ同一のため、絵柄が欲しいだけの需要はM6a版に流れると見られますが、原作は2020年の1弾にしか収録されておらず総供給量は増えません。今後も大幅な下落は考えにくいと見ています。

30th CELEBRATIONにライコウは他にも収録されていますか?

特別仕様の再録枠に162/103のライコウが収録されているほか、通常ナンバー帯には収録されていません。収録カードの全体像は30th CELEBRATIONのカード一覧で確認できます。なお、ライコウex SAR(M6 108/076)は直近弾「ストームエメラルダ」の収録カードで、30th CELEBRATIONとは別商品です。

まとめ

  • ライコウ M6a 162/103の初動実売は販売1,580〜1,780円、買取800円、フリマ成約帯1,600〜1,900円(2026年9月時点)。買取÷販売は約45%で、30th CELEBRATIONの主要カードのなかでは下限に近い水準

  • 発売前の予想レンジ1,200〜3,000円(中央1,800円)に収まり、再録30枚のなかでは第4層の下位寄りという位置づけ。当たりランキングTOP15には入っていない

  • 価格が伸びない最大の理由は、原作(s3a 015/076)が4,980円・在庫18枚で潤沢に流通していること。リザードンやルギアのような「本物が高すぎて手が出ない」構造がなく、代替需要が働かない

  • 一方でM6a版1,580円は原作の状態A-(1,680円)とほぼ同じ価格帯。絵柄が目的なら、新品のM6a版のほうが合理的

  • 原作とM6a版は裏面では見分けられない。 30周年ピカチュウマーク・型番・著作権表記の3か所で判別する。価格差が3倍以上あるため、フリマ購入時は型番が写った画像を必ず確認

  • レギュレーションマークはDで、公式のエクストラレギュレーション(BWシリーズ以降)の対象範囲に入る。ただし同テキストの原作が流通しているため、対戦需要は価格に乗っていない

  • PSA鑑定は明確に非推奨。最安のスタンダード(9,980円)でも総コストは14,000円前後で、PSA10想定6,000〜8,000円を大きく上回る

  • 自引きは15〜30BOX=約108,000〜216,000円相当。シングル価格の68〜137倍で、狙い撃ちするならシングル購入一択

📝 売る前に、まず相場をチェック。
トレカジャパンでは、複数サイトのリアルタイム相場を一括で比較できます。
ライコウ 162/103の最新相場を見る →

🎉 ポケカ30周年「30th CELEBRATION」関連記事
当たり当たりランキングTOP15・封入率・BOX期待値/描き下ろしピカチュウ30種/基本エネルギー8種
RGBミュウ 赤(R/RGB)・ミュウ 緑(G/RGB)・ミュウ 青(B/RGB)
FURミュウツーex(134)・ミュウex(135)/ピカチュウex(131/M-P)・ピカチュウex(132/M-P)(FUTURISTIC BOX限定)
SARホゲータex(124)・ゲッコウガex(125)・ピカチュウex 昼(126)・ピカチュウex 夜(127)・ミュウツーex(128)・ミュウex(129)・ニンフィアex(130)・ゲンガーex(131)・ジラーチex(132)・ボーマンダex(133)
再録
136〜150
かじるピカチュウ(136)・リザードン(137)・カスミ(138)・エリカのプリン(139)・ニューラ(140)・ひかるセレビィ(141)・ルギア(142)・エネコロロ(143)・わるいバンギラス(144)・ハッサムex(145)・メタグロスδ(146)・パルキアLV.X(147)・ユクシー(148)・クロバットG(149)・ゲンガー(150)
再録
151〜165
ダークライ&クレセリアLEGEND(151・152)・N(153)・レックウザEX(154)・ゲノセクトEX(155)・MサーナイトEX(156)・ゲッコウガBREAK(157)・ソルガレオGX(158)・マッシブーンGX(159)・ピカチュウ&ゼクロムGX(160)・ザシアンV(161)・ライコウ(162)・ミュウVMAX(163)・アルセウスVSTAR(164)・コイキング(165)
ARファイヤー(105)・ラプラス(106)・フリーザー(107)・サンダー(108)
プロモ・
別商品
ゲッコウガex(151/M-P)・ニンフィアex(153/M-P)・ジムバトル配布ガイド/エーフィex・ブラッキーex(デッキセット)
ガイド記念商品まとめ・発売日・予約・抽選申込・抽選攻略・FUTURISTIC BOXは買うべき?・デッキセットは買うべき?/M6a 相場ページ・BOX相場

※商品情報の出典:ポケモンカードゲーム30周年特別サイト(BOX構成は各販売店の商品情報に基づきます)/原作のカードデータおよびワザの解説はポケモンカードゲーム公式 強化拡張パック「伝説の鼓動」商品ページおよび公式カード検索/レギュレーションの範囲は公式レギュレーションページ/PSAの料金・予定納期はPSA Japan公式サイト/アメイジングレアの封入率は開封報告の集計に基づく非公式の目安/価格データはカードラッシュの商品ページ、ポケカチ掲載の買取・フリマ相場、もえたく!の買取ページに基づきます(いずれも2026年9月時点)。PSA10相場は発売直後で鑑定済み個体の流通がないため未確認とし、記載している想定値はトレカジャパン編集部による推定です。価格は変動します。

本記事は情報提供を目的としており、特定のカードの購入・売却・投資を推奨するものではありません。相場は日々変動するため、売買の判断は最新の実勢価格をご確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。