2026年9月16日に発売された拡張パック「30th CELEBRATION」(30thセレブレーション/ポケカ30周年パック)収録のゲンガーex SAR(M6a 131/103)。発売5日目・週明け時点の実売は、ショップ販売の中央値9,000円・買取6,000円です。当たりランキングでは10位、SAR10種の中では4番目の水準にあります。
発売日は販売12,800円・買取5,000円でしたから、週明けにかけて販売は約3割下げ、買取は2割上げたことになります。発売前に置いた「中央値20,000円」という予想からの答え合わせもあわせて、実測値ベースで整理し直します。
| ℹ️ 2026年9月時点の初動実測に基づく内容です。買取はカードラッシュ・おたちゅう秋葉原5号店・C-labo宅配買取・遊々亭宅配買取・スニダントレカ秋葉原店の5社、販売はカードラッシュ・トレコロの税込表示価格とスニーカーダンクの一般相場の中央値です。本カードは公式サイトのカードリストに掲載されていません(119・121・128・129・131の5枠が未掲載)。カード情報は実物の流通と各ショップの商品登録に基づいています。 |
ゲンガーex SAR(131/103)の初動相場|販売9,000円・買取6,000円

発売日と週明けの素体(未鑑定)の実売価格を並べます。予想ではなく、その日に実際に付いていた値段です。
| 区分 | 週明け(発売5日目) | 発売日 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 販売(ネット3社中央値) | ¥9,000 | ¥12,800 | 約3割の下落 |
| 買取(5社中央値) | ¥6,000 | ¥5,000 | +20% |
| 買取÷販売の比率 | 約67% | 約39% | TOP15の実測レンジは50〜81% |
| 買取の提示レンジ | ¥5,500〜7,000 | — | 店舗差1.3倍・最頻¥6,000(2店) |
買取はカードラッシュ・おたちゅう秋葉原5号店・C-labo宅配買取・遊々亭宅配買取・スニダントレカ秋葉原店の5社、販売はカードラッシュ・トレコロ・スニーカーダンクの中央値です(2026年9月時点)。
数字の中身で押さえておきたいのは、販売と買取が逆方向に動いたという点です。発売日は買取が販売の39%しかなく、ショップが値下がりリスクを大きく織り込んでいる状態でした。それが週明けには67%まで縮んでいます。販売価格が下がった分だけでなく、買取そのものが1,000円上がったことで差が詰まりました。発売直後は個別買取を止めていた店舗もありましたが、週明けには5社が横並びで値を提示しています。
発売前予想との答え合わせ
本記事は発売前、スニーカーダンクのフラゲ成約(5件・中央値20,000円)をもとに3シナリオで予想していました。実売と並べます。
| シナリオ | 予想(販売) | 結果 |
|---|---|---|
| 下振れ | ¥12,000 | 発売日¥12,800でほぼ一致し、週明けはさらに下回った |
| 中央値 | ¥20,000 | 週明け実売は55%下回った |
| 上振れ | ¥32,000 | 到達せず |
外した原因ははっきりしています。発売前のスニダン成約20,000円は、フラゲ品が数枚しか出回っていない状態で付いた値段でした。発売日に全国のショップが在庫を並べた瞬間に供給が入れ替わり、価格の基準がフラゲ相場からショップ相場へ移っています。これが実売との乖離の中身です。
| 💬 この現象はゲンガーexに限りません。ミュウex FURもフラゲ成約中央値60,000円に対し、発売日のショップ販売は33,800円、週明けは17,800円まで下げています。フラゲ価格は発売日に一度リセットされるという点は、次の弾で相場を読むときにそのまま使える教訓です。 |
BOX相場は発売前に6割下げ、週明けに4割戻した
シングル相場の背景として、未開封BOXの値動きも押さえておきます。
| 2026年8月下旬 | ¥47,000前後 |
| 発売1週間前 | ¥32,998(直近48時間中央値・取引32件) |
| 発売日 | ¥17,300(8月下旬比 -63%) |
| 週明け(発売5日目) | ¥25,000(発売日比 +45%/定価7,200円の約3.5倍) |
発売日はスニーカーダンクの相場表示、以降は直近48時間の中央値です(2026年9月時点)。リアルタイムの数値は30th CELEBRATION BOX相場ページでご確認いただけます。なお、公式が発表しているのは1パック360円(税込)までで、1BOX=20パック・7,200円という構成は各販売店の商品情報に基づく数値です。
ここが今回のわかりにくいところです。BOXは発売後に上げているのに、SARのシングルは下げています。買いが戻った先は、1BOXに2枚しか出ず30種に分散する特別仕様再録の看板カード(リザードン・ルギア)でした。1BOXに1枚は必ず出るSARは、開封が進むほど素直に供給が増える枠です。BOX価格の戻しとシングルの下落が同時に起きているのは、この構造の違いによります。
SAR10種と当たりランキングでの位置づけ
30th CELEBRATIONのSARは型番124〜133の10種で確定しました。週明けの実売で並べると、同じSARでも上下で買取が約11倍、販売が約9倍の開きになっています。
| 型番・カード | 買取中央値 | 販売中央値 | 当たり順位 |
|---|---|---|---|
| 127 ピカチュウex(夜) | ¥9,000 | ¥14,000 | 4位 |
| 129 ミュウex | ¥8,500 | ¥13,000 | 5位 |
| 126 ピカチュウex(昼) | ¥7,500 | ¥11,000 | 7位 |
| 131 ゲンガーex(この記事) | ¥6,000 | ¥9,000 | 10位 |
| 128 ミュウツーex | ¥4,000 | ¥6,000 | 12位 |
| 130 ニンフィアex | ¥3,300 | ¥5,280 | 13位 |
| 132 ジラーチex | ¥2,500 | ¥4,000 | 16位 |
| 125 ゲッコウガex | ¥1,500 | ¥2,780 | 圏外 |
| 133 ボーマンダex | ¥1,000 | ¥1,580 | 圏外 |
| 124 ホゲータex | ¥850 | ¥1,480 | 圏外 |
当たりランキングは買取中央値の順で付けています(2026年9月時点)。ゲンガーex SARはSAR10種の中で4番目、パック全体では10位です。SAR10種の販売中央値を単純平均すると6,812円ですから、9,000円はその1.3倍にあたります。発売前に置いた「6位相当」という見立てからは順位を下げましたが、SAR群の上位帯に踏みとどまった点は予想どおりでした。1位の特別仕様再録リザードン(販売35,800円)とは約4倍の開きがあり、そもそも価格帯が別物という位置づけも変わっていません。
| 💬 同じパックに入っている特別仕様再録のゲンガー(150/103)は、買取6,500円・販売9,000円で9位です。販売価格は同額、買取ではSARを上回りました。現行スタンダードで使えない再録枠が、SARと並ぶ値段を付けていることになります。ゲンガーというキャラクターの需要が、レギュレーションと無関係に効いていることの表れです。 |
この水準に落ち着いた4つの理由
理由1|ゲンガーの地力は「上値」ではなく「下値」に出た
ゲンガーは初代『赤・緑』から登場し、ピカチュウやリザードンとは異なる「ダークヒーロー」的なポジションで根強いファンを抱えるポケモンです。この人気は取引データにも出ています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 30周年パック収録のゲンガー関連カード | 3種のうち2種がTOP10入り(150が9位・131が10位) |
| 再録ゲンガー(150)の買取の伸び | 発売翌日¥3,500 → 週明け¥6,500(1.9倍) |
| 直近の看板カードメガゲンガーex SAR(M2a 240/193) | PSA10 ¥61,500(直近48時間の中央値・取引25件)/素体のショップ販売 ¥45,000〜57,800 |
ショップ提示価格および各社の買取表に基づきます(2026年9月時点)。ゲンガーは1枚の高額カードに支えられているのではなく、旧裏から現行弾まで各世代に高額銘柄が分布しています。
ただし今回、その地力は上値を伸ばす形では効きませんでした。効いたのは下値のほうです。SAR10種のうち下位3種が当たりランキング圏外に沈み、買取850〜1,500円まで落ちるなかで、ゲンガーexは買取6,000円を保ちました。再録のゲンガー(150)に至っては買取が1.9倍に伸びています。「ゲンガーだから跳ねる」のではなく、「ゲンガーだから値が消えない」という出方です。
理由2|ゲンガー銘柄そのものが調整局面にある
2025年11月発売のハイクラスパック「MEGAドリームex」に収録されたメガゲンガーex SAR(M2a 240/193)のPSA10相場は、7日間で-12.1%、30日間で-29.3%と下げています(直近48時間の中央値 ¥61,500/基準 ¥69,950・¥86,999)。
30周年パックの発表以降に強く買われた銘柄ほど、発売が近づくと新商品に資金を移すための売りが出ます。ゲンガー関連もその流れの中にあり、新弾のゲンガーex SARが出たことで、既存のゲンガー高額カードから資金が移動する構図も同時に進行しています。新旧のゲンガーが同じ財布を奪い合っている状態、と言い換えてもいいかもしれません。
理由3|SAR10種への分散が最大の下押し材料だった
これが予想を外した最大の要因です。30th CELEBRATIONのSARは124〜133の10種。直近弾のストームエメラルダ(M6)がSAR6種だったことを踏まえると、記念弾でありながら当たり枠が最も分散した弾になりました。
開封データでSAR枠の封入率も判明しています。SARは1BOXに1枚で、通常弾より手厚い設計です。1BOX開ければ必ず1枚出る以上、開封が進むほど供給は素直に積み上がります。種類が10種に分かれていることで特定の1種を引く難度は上がりますが、枠全体の供給量が多いため単価は上がりにくいという組み合わせです。実際、発売日から週明けにかけてSAR・FURは軒並み横ばいから下落で、上げたのは1BOXに2枚しか出ない再録枠でした。
| ℹ️ ゲンガーex SAR(131/103)は、ミュウツーex(128)・ミュウex(129)とともに公式サイトのカードリストに掲載されていません。公式画像が存在しないため、二次市場で購入する際は真贋の判断材料が限られます。高額帯での購入は、信頼できるショップかPSA鑑定済みのスラブを選ぶほうが安全です。 |
理由4|史上初の世界同時発売で輸入プレミアムが働かない
これまでの日本語版カードは、英語版より数か月早く出ることで「待てない海外コレクター」の需要が日本語版に集中し、相場を押し上げてきました。30th CELEBRATIONは2026年9月16日に世界同時発売のため、この先行プレミアムが働きません。海外需要そのものは強くても、日本語版への集中度は下がります。円安による割安感は残りますが、初動を押し上げるほどの力にはなりませんでした。
封入率と自引きコスト|1枚狙いなら何BOX必要か
「BOXを開けて自分で当てたい」場合のコストを計算します。ポケモンカード公式は封入率を公表していませんが、発売後の開封データで各枠の出現率が見えてきました。SAR枠は1BOXに1枚です(カードショップ1店舗の実開封60BOXの集計値)。
| 📝 計算式 特定1種を引くのに必要なBOX数 = 枠全体の封入率 × その枠の種類数 = 1BOXに1枚 × 10種 = 10BOXに1枚(1BOXで出る確率 10.0%) |
| 入手方法 | 1枚あたりの期待コスト | シングルとの倍率 |
|---|---|---|
| 定価BOX(7,200円)を10箱 | 約¥72,000 | 約8倍 |
| 二次流通BOX(25,000円)を10箱 | 約¥250,000 | 約28倍 |
| シングルで買う | 約¥9,000 | — |
結論は明快で、ゲンガーex SARが1枚欲しいだけならシングル購入が8〜28倍効率的です。封入率が実測値に置き換わったことで、発売前の想定(30BOXに1枚)より自引きの難度そのものは下がりました。それでもBOXの二次価格が25,000円まで戻している以上、狙い撃ちの手段としてBOX開封が合理的になることはまずありません。BOXからは他のカードも出るので上の数字は「このカードだけを評価した場合」の理論値です。
BOX全体での損得や他レアリティの封入率は、当たりランキングとBOX期待値の記事に計算式ごとまとめています。封入率は1店舗の開封実績に基づく実測値であり、公式発表ではありません。
PSA10鑑定に出すべきか|損益分岐の計算
| 📝 損益分岐の計算式 「素体の現在価格 + 鑑定総コスト」 < 「PSA10の想定価格」 この不等式が成り立てば、鑑定に出す経済的メリットがあります。 |
PSAの料金・サービスレベルは2026年9月10日と9月15日に改定されました。従来の低価格プラン(バリュー系4プラン)は受付停止が続いていますが、9月15日から新プラン「スタンダード」の受付が始まり、通常グレーディングの最安はこちらになりました。
| サービスレベル | 料金(1枚) | 予定納期/申告価格 |
|---|---|---|
| スタンダード 2026年9月15日 受付開始 | 9,980円 | 100営業日/15万円以下 |
| プライオリティ 旧レギュラー | 11,980円 | 80営業日/25万円以下 |
| エクスプレス 2026年9月10日 値上げ | 29,980円 | —/40万円以下 |
| バリュー系4プラン | 受付停止中 |
出典:PSA Japan「サービスレベル変更のお知らせ[2026年9月]」。改定日時より前に申し込み済みの注文は、申込時点の料金・予定納期が適用されます。これに往路送料・返送料・保険料などが別途かかるため、スタンダードでも1枚あたりの総額は1万円台前半になります。「レギュラー11,980円・60営業日」といった改定前の料金表を載せている記事が多く残っているのでご注意ください。
肝心のPSA10プレミアムですが、同じゲンガーのSARで実測すると意外に小さいことがわかります。メガゲンガーex SARは素体のショップ販売が45,000〜57,800円、PSA10の直近中央値が61,500円で、倍率にしておよそ1.1〜1.4倍です。前作のニンフィアex SAR(SV8a)も、PSA10と素体の倍率が2026年4月の2.0倍から1.3倍まで縮んでいます。
この水準を週明けの実売9,000円に当てはめると、次のようになります。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 素体の実売 | ¥9,000 |
| + 鑑定総コスト(スタンダード+送料等) | ¥12,000〜14,000 |
| = 損益分岐ライン | ¥21,000〜23,000 |
| PSA10の想定価格(素体の1.1〜1.4倍) | ¥9,900〜12,600 |
8,000〜13,000円の赤字という計算結果です。素体が下がったぶん鑑定コストの比率が上がり、発売前の試算よりむしろ採算は悪化しました。鑑定総コストが素体の1.3〜1.6倍に達している時点で、このカードは通常グレーディングの採算圏から外れています。加えて、待機中のリスクもあります。
Populationが急増する:発売後3〜6か月は鑑定提出が集中します。現行のSARはPSA10取得率が9割前後で、提出したカードのほとんどが10になって市場に積み上がります
待っている間に相場が動く:最安のスタンダードは予定納期100営業日(約5か月)。直近弾M6の実績なら、返ってくる頃には素体が5〜7割下がっている計算です。納期を80営業日に縮めるにはプライオリティ(11,980円)が必要で、急ぐほど採算は悪化します
PSA10が取れるとは限らない:センタリングや白かけで9止まりになると、価格差はほぼ消えます
したがってこのカードのPSA鑑定は非推奨です。「PSA10は取れる、だから伸びにくい」という構造のほうを先に押さえておいてください。
カードスペックとイラスト|RR(076/103)との違い
| カード名 | ゲンガーex |
| 型番・レアリティ | M6a 131/103・SAR(スペシャルアートレア) |
| タイプ・HP | 悪タイプ/HP280/2進化(ゴーストから進化) |
| 特性 | しのせんこく:このポケモンが、相手のポケモンからワザのダメージを受けてきぜつしたとき、自分はコインを1回投げる。オモテなら、ワザを使ったポケモンをきぜつさせる。 |
| ワザ | カオスペイン[悪][悪]:相手のポケモン1匹に、ダメカンを13個のせる。 |
| 弱点・にげる | 闘×2/無2 |
| イラストレーター | CHORISO |
| レギュレーションマーク | J(スタンダードで使用可) |
カード情報は実物の流通と各ショップの商品登録に基づきます(2026年9月時点)。公式カードデータベースには未掲載です。
特性名の「しのせんこく」は、DPシリーズのゲンガーが持っていたポケパワーと同じ名前です。コインがオモテなら、倒してきた相手をそのまま道連れにするという挙動も当時のまま再現されています。30周年らしい、過去のカードへの目配せが効いた1枚です。
ワザ「カオスペイン」はダメカン13個(130ダメージ相当)を相手のポケモン1匹に自由に置ける効果です。ベンチを直接狙えるうえ、悪エネルギー2個という軽さも実用的で、SARというレアリティを抜きにしてもプレイヤー需要が見込めます。
対戦で使うだけならRR(076/103)で十分
同じ30th CELEBRATIONには、ゲンガーexのRR版(076/103)も収録されています。カードとしての性能は131/103のSARとまったく同じで、違いはイラストとレアリティだけです。
| 目的 | 買うべきバージョン |
|---|---|
| デッキに入れて対戦する | RR(076/103)。実売は¥180で、4枚揃えても¥720 |
| 飾る・コレクションする | SAR(131/103)。¥9,000 |
価格差は50倍です。性能がまったく同じである以上、この差はイラストとレアリティに対して払う金額ということになります。飾りたいならSAR、卓に出したいならRRという線引きをしておくと、初動の値動きに振り回されずに済みます。
購入時に間違えやすいカード
フリマで探すときは、型番まで見て買ってください。30周年前後は「ゲンガー」「131」で紛らわしいカードが複数あります。
ゲンガー(M6a 150/103):同じパックに入っている特別仕様再録。exではなく、スタンダードでは使用できません。実売は¥9,000で、販売価格はSARと同額です
ゲンガーex RR(M6a 076/103):同性能・イラスト違い。実売は¥180
メガゲンガーex SAR(M2a 240/193):MEGAドリームex収録の別カード。こちらはPSA10が6万円台
ピカチュウex FUR(131/M-P):「131」つながりで検索に混ざります。FUTURISTIC BOX限定のプロモで、まったくの別物です
高く売る方法と売り時
メルカリの出品禁止はシングルには及ばない
売却を考えるうえで、初動でひとつ環境が変わりました。メルカリが2026年9月16日0時から「30th CELEBRATION」関連商品の出品を禁止したことです。ただし対象は未開封品に限られます。
| 売りたいもの | メルカリ |
|---|---|
| 開封済みシングル(このカード) | 出品可能 |
| 未開封パック・BOX | 出品禁止 |
| カードセット(全9種) | 出品禁止(開封・未開封を問わず) |
出典:メルカリ「9月16日より『ポケモンカードゲーム 30th CELEBRATION』関連商品の出品を禁止」。メルカリShopsも対象です。ゲンガーex SARはシングルカードなので、従来どおりメルカリで売却できます。
売却チャネル別の手取り比較
実売9,000円で売れた場合の手取り額です。手数料と送料を引いた実額で比べるのが鉄則です。
| チャネル | 手数料・送料 | 手取り目安 |
|---|---|---|
| メルカリ | 販売手数料10%+送料(約210円〜) | 約¥7,890 |
| ヤフオク | 落札システム利用料10%(2024年6月から一律)+送料 | 約¥7,890 |
| 買取店 | 手数料0%(送料は業者による) | 約¥6,000(提示額がそのまま) |
手数料率はメルカリ公式ヘルプ(販売手数料10%)、ヤフオク公式ヘルプ(落札システム利用料10%・LYPプレミアム会員の8.8%優遇は2024年6月4日に廃止)に基づきます。発売日は2倍以上あったフリマと買取店の差が、週明けには1,900円ほどまで縮みました。買取が販売の67%まで上がってきたためで、各社が在庫を取りに動いた結果です。手間と個人間取引のリスク(偽物クレーム・すり替え返品)を引き受けてまでフリマを選ぶ理由は、発売日より小さくなっています。
| ✏️ 買取価格は店舗差が大きい点にご注意ください。ゲンガーex SARの提示額は¥5,500〜7,000で、店舗間の開きは1.3倍です。当たりランキング全体ではミュウツーex FURとかじるピカチュウが1.7倍と最も大きく、1社だけ見て売ると数千円単位で取りこぼします。宅配買取も週明けには店頭並みの水準まで追いついてきました。 |
売り時・買い時のカレンダー
| 時期 | 想定される動き |
|---|---|
| 9月中 | 買取が横ばいから小幅上昇で、SARはここが高値圏。売却の第1候補。店舗差が大きいので複数社に査定を出す |
| 10月 | イベントと新商品が集中し、話題で下支えされる。売却の第2候補 |
| 11月〜 | 話題が次弾へ移り、開封分の供給だけが残る。いちばん下げやすい局面 |
| 12月〜翌春 | 底値圏で横ばい。買うなら第1候補 |
| 1年以降 | 人気キャラのSARは緩やかに再評価される傾向 |
10月を独立した時期として扱っているのは、30周年関連の予定がこの1か月に集中しているためです。10月16日に30th CELEBRATION カードセット(全9種)が発売され、10月20日がポケモンカードゲーム30周年の当日、10月25日に千葉会場(幕張メッセ)、10月31日から11月1日に大阪会場(インテックス大阪)で30th CELEBRATION EVENTが開催されます。開封が進んで供給が増える時期と、話題が最大化する時期が重なるため、10月いっぱいは下げきらずに横ばいから小幅な戻しになりやすいと見ています。逆に11月に入ると下支え材料がなくなります。
直近弾のストームエメラルダ(2026年7月31日発売)では、看板のメガレックウザex SARが発売日の118,000円から約6週間で49,800円(-57.8%)まで下げました。M6のSARは軒並み6週間で5〜7割下げており、これをそのまま当てはめると、10月末のゲンガーex SARは¥2,700〜4,500という計算になります。ただし30周年は発売後に再録枠とBOXが逆に上げており、M6と同じ軌道になるとは限りません。売却を考えているなら初動で売り切るか、1年以上の長期保有に切り替えるか、二択で考えると迷いにくくなります。
よくある質問
ゲンガーex SAR(131/103)の買取価格はいくらですか?
2026年9月時点の初動実測では6,000円です(買取5社の中央値・提示レンジ5,500〜7,000円)。ショップ販売価格の中央値9,000円に対して約67%の水準にあたります。発売日は販売12,800円に対し買取5,000円(39%)でしたから、販売が下げ買取が上がったことで差が縮みました。店舗によって1.3倍の開きがあるため、売却前に複数社を比較してください。最新の数値はカードページで更新しています。
発売前の予想と実売はどれくらい違いましたか?
本記事の中央値予想は販売20,000円でしたが、発売日の実売は12,800円、週明けは9,000円で、予想を55%下回りました。発売前のスニーカーダンクでの成約中央値が20,000円だったため、それを基準に置いたのが原因です。フラゲ品は流通枚数が数枚に限られるため価格が高く出やすく、発売日に全国のショップ在庫が並ぶと基準そのものが入れ替わります。同じ現象はミュウex FUR(フラゲ成約60,000円→発売日33,800円→週明け17,800円)でも起きました。
ゲンガーex SARはPSA10に出すべきですか?
非推奨です。素体9,000円に鑑定総コスト12,000〜14,000円を足すと損益分岐は21,000〜23,000円になりますが、同じゲンガーのSARで実測するとPSA10は素体の1.1〜1.4倍程度にとどまり、想定価格は9,900〜12,600円です。鑑定費用が素体を上回っている時点で採算圏から外れています。現行SARはPSA10取得率が9割前後と高く、発売後3〜6か月はPopulationが急増するため、希少性を前提にした鑑定は避けたほうが無難です。最安のスタンダードは予定納期100営業日と長く、待機中の値下がりリスクも重くのしかかります。
ゲンガーex SARの封入率はどれくらいですか?
公式は封入率を公表していませんが、カードショップ1店舗の実開封60BOXの集計ではSAR枠は1BOXに1枚でした。SARは10種収録されているため、特定の1種は約10BOXに1枚、1BOXで出る確率は10.0%となります。定価換算で約72,000円分、二次流通のBOX価格(25,000円)では約250,000円分に相当します。シングルの実売が9,000円である以上、1枚だけ欲しい場合はシングル購入が8〜28倍効率的です。
30周年パックの当たりランキングでは何位ですか?
買取中央値の順で10位です。1位は特別仕様再録のリザードン(137・買取25,000円/販売35,800円)、2位が同じく再録のルギア(142・買取24,000円/販売29,800円)、3位がミュウex FUR(135・買取12,500円)で、4〜7位にピカチュウex SAR夜(127)・ミュウex SAR(129)・ミュウツーex FUR(134)・ピカチュウex SAR昼(126)が並びます。SAR10種の中では、ピカチュウex 2種とミュウex SAR(129)に次ぐ4番目の水準です。全順位は当たりランキングTOP15にまとめています。
ゲンガーex SARはスタンダードレギュレーションで使えますか?
使えます。レギュレーションマークはJで、現行のスタンダードに対応しています。30th CELEBRATIONには歴史を象徴するカード30枚が特別仕様で再録されており、そちらは公式発表のとおりスタンダードでは使用できませんが、使用不可なのは再録枠に限った話です。SARのゲンガーexは通常のカードとしてデッキに入れられます。
RR(076/103)とSAR(131/103)は何が違いますか?
カードとしての性能は完全に同じで、違いはイラストとレアリティだけです。特性しのせんこく、ワザのカオスペイン、HP280という数値はどちらも共通しています。価格はRRが180円、SARが9,000円と50倍の差です。対戦で使う目的ならRRを4枚揃えても720円で済みます。SARはイラスト違いの上位レアリティであり、コレクション目的の価格帯だと理解しておくと判断を誤りません。
30周年パックに「ゲンガー」は何種類収録されていますか?
3種類です。ゲンガーex SAR(131/103・9,000円)、ゲンガーex RR(076/103・180円)、そして特別仕様で再録されたゲンガー(150/103・9,000円)になります。再録版のゲンガーはexではなく、現行のスタンダードでは使用できません。それでも販売はSARと同額の9,000円、買取は6,500円とSARを上回り、当たり9位に入っています。フリマで購入する際は、カード名だけでなく型番まで確認してください。
メルカリと買取店、どちらで売ると手取りが多いですか?
週明け時点ではメルカリのほうが1,900円ほど多くなります。成約9,000円の場合、メルカリは販売手数料10%と送料で手取り約7,890円、買取店は6,000円がそのまま手取りです。発売日は2倍以上の差がありましたが、買取が上がったことで差は縮みました。9月16日からメルカリは未開封パック・BOXの出品を禁止していますが、開封済みのシングルカードは対象外なので通常どおり出品できます。ただし個人間取引には偽物クレームやすり替え返品のリスクがあり、とくに本カードは公式画像が未公開で真贋の材料が少ない点にご注意ください。
いつ買うのがいちばん安いですか?
相場面では発売から1〜3か月後が有利になりやすいです。直近弾のメガレックウザex SARは、発売日の118,000円から約6週間で49,800円まで下げました。ゲンガーex SARもすでに発売日の12,800円から9,000円まで下げており、開封が進むほどシングルの供給は積み上がります。10月はイベントが集中して話題で下支えされるため、下げが本格化するのは11月以降と見ています。発売直後にどうしても欲しいのでなければ、11月以降の様子見が基本方針になります。
まとめ
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・初動の実売:ショップ販売中央値9,000円・買取6,000円(買取比率67%)。発売日から販売は約3割下げ、買取は2割上げた ・当たり順位:30周年パック全体で10位、SAR10種の中では4番目 ・予想との差:発売前の中央値予想20,000円を55%下回った。フラゲ価格は発売日にリセットされる ・買取は上がっている:5社が横並びで値を提示し、店舗差は1.3倍 ・自引きは非現実的:SARは1BOXに1枚で特定1種は約10BOXに1枚。シングル購入が8〜28倍効率的 ・PSA10鑑定は非推奨:損益分岐21,000〜23,000円に対しPSA10想定は9,900〜12,600円 |
ゲンガーというキャラクターの地力は、旧裏から現行弾まで高額銘柄が分布していることが示しています。ただし今回それが効いたのは上値ではなく下値でした。SARが10種に分散し、1BOXに1枚という厚い封入率で供給が積み上がるなかでも、買取が上がり、同じパックの再録ゲンガー(150)とそろってTOP10に残ったこと自体がこのカードの評価です。「ゲンガーだから上がる」ではなく、「ゲンガーだから下値が固い」。発売前に置いたこの温度感は、初動の実売を見てもそのまま使えます。
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本記事は情報提供を目的としており、特定のカードの購入・売却・投資を推奨するものではありません。相場は日々変動するため、売買の判断は最新の実勢価格をご確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。本記事は2026年9月時点の情報に基づいており、市場データの更新に応じて随時改訂します。









