2026年9月16日(水)に世界同時発売される、ポケモンカードゲーム MEGA 拡張パック「30th CELEBRATION」。30年の歴史を象徴するカード30枚が特別仕様で再登場する目玉企画のなかでも、ピカチュウ&ゼクロムGX(型番:m6a 160/103)は初代リザードンと並んで最注目の1枚です。

この記事では、オリジナル版「タッグボルト」収録カードの最新相場、20周年・25周年の記念パックで再録されたカードが実際に辿った値動き、そして価格を最も左右する封入率の3点から、ピカチュウ&ゼクロムGX 160/103の価格を予想します。

目次

【結論】ピカチュウ&ゼクロムGX 160/103の価格予想

ピカチュウ&ゼクロムGX

先に結論からお伝えします。編集部では、発売直後の販売価格を3,000〜10,000円のレンジと予想しています。

時期 販売価格予想 買取価格予想 想定される相場の動き
発売直後(2026年9月16日〜9月末) 3,000〜10,000円 2,000〜6,000円 封入率が判明するまで値付けが荒れやすい
1〜3ヶ月後(2026年10月〜12月) 2,500〜7,000円 1,500〜4,500円 開封が進み実際の希少度に応じた水準へ収束
半年〜1年後(2027年前半) 4,000〜12,000円 2,500〜8,000円 再販終了後、コレクション需要で緩やかに再上昇

レンジが広いのには理由があります。2026年8月17日時点で、再録30種のレアリティと封入率が公式から発表されていないためです。ここが判明するかどうかで想定価格は数倍変わります。詳細は後述の「封入率シナリオ別・価格予想」で整理しました。

また、後述する20周年記念パックの実例が示すとおり、周年パックの再録カードは「発売直後は安く、数年かけて化ける」パターンが典型です。短期の値動きだけで判断しないことをおすすめします。

ピカチュウ&ゼクロムGX(160/103)の基本情報

まずは公式発表とカード画像から確認できる情報を整理します。

収録商品の情報

商品名ポケモンカードゲーム MEGA 拡張パック「30th CELEBRATION」
型番m6a 160/103
発売日2026年9月16日(水)/世界同時発売
希望小売価格1パック 360円(税込)/1BOX 7,200円(税込)
BOX構成1BOX=20パック入り
パック内容キラカード6枚入り(基本エネルギー1枚+ピカチュウ1枚が確定封入)
収録種類数103種+ハイレアリティ枠
レアリティ・封入率2026年8月17日時点で未公表

「30th CELEBRATION」は1パック6枚がすべてキラカードという仕様で、30周年記念のピカチュウマークが入るのが特徴です。ピカチュウ&ゼクロムGX 160/103では、イラスト右側(ゼクロムの翼の上あたり)にピカチュウの顔型マークが配置され、両ほほの位置に赤字で「3」「0」と入っています。

カードスペック(オリジナル版を踏襲)

カード種類たねポケモン(TAG TEAM・GX)
タイプ / HP雷 / 240
ワザ①フルドライブ(雷3個)150ダメージ
自分の山札にある雷エネルギーを3枚まで、自分のポケモン1匹につける。そして山札を切る。
ワザ②(GXワザ)タッグボルトGX(雷3個)200ダメージ
追加で雷エネルギーが3個ついているなら、相手のベンチポケモン1匹にも170ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。]
弱点 / 抵抗力 / にげる闘×2 / 鋼-20 / 無色4個
レギュレーションマークC(カード左下の八角形マーク)
イラストレーターMitsuhiro Arita(有田満弘)

※タッグボルトGXの表記にある「+」は、追加効果があることを示すGXワザ特有の記号です。エネルギー要求は雷3個で、フルドライブと同じです。

対戦で使える?レギュレーションの注意点

公式サイトでは、特別仕様で再登場した30枚について「現行のスタンダードレギュレーションでは使用できません」「元となったカードが使用できるレギュレーションでは使うことができます」と明記されています。カード左下のレギュレーションマークも、現行スタンダードから外れた「C」です。

つまりピカチュウ&ゼクロムGX 160/103は、スタンダードでは使えず、エクストラなど元カードが使えるフォーマットでのみ使用可能です。価格形成は対戦需要ではなく、ほぼ純粋なコレクション需要で決まると考えてよいでしょう。この点は価格予想の前提として重要です。

価格予想の根拠①:オリジナル版の相場が右肩上がり

再録版の価格を考えるうえで、まず土台になるのがオリジナル版の現在地です。2018年発売の拡張パック「タッグボルト」および「TAG TEAM GX タッグオールスターズ」収録の各バージョンは、2026年に入ってから一貫して上昇しています。

バージョン 型番 販売価格 買取価格
SR(SA/スペシャルアート)sm9-101/095318,000円260,000円
URsm12a-221/17362,800円53,000円
HRsm9-112/09537,800円30,000円
SRsm9-100/09532,800円24,000円
RRsm9-031/0957,280円6,000円
RRsm12a-041/1737,280円6,000円

※2026年8月17日時点、カードラッシュの販売・買取価格を参照

特筆すべきは値動きのスピードです。SA版は2026年6月18日時点で販売278,000円だったものが、7月23日には318,000円まで上昇。RR版も同期間で6,480円→7,280円と、わずか1ヶ月弱で10%以上動いています。

背景にあるのはTAG TEAMシリーズ全体のコレクター需要の高まりと、30周年イヤーによる歴代人気カードへの注目です。ピカチュウとゼクロムという人気ポケモンの組み合わせ、有田満弘氏による迫力あるイラストは、再録版にもそのまま引き継がれます。

ポイント:再録版の価格は、同じイラストのオリジナル版RR(現在7,280円前後)が心理的な比較対象になります。封入率が並程度であれば、この価格帯の前後で意識される可能性が高いと考えられます。

価格予想の根拠②:周年パック再録カードが実際に辿った値動き

ポケモンカードでは5年ごとに周年記念パックが発売され、いずれも当時デザインの再録カードが目玉になってきました。ここが本記事で最も参考になるデータです。

20周年「20th Anniversary」(CP6・2016年9月16日)のリザードン

初代第1弾のかえんリザードンを再録したリザードン R(CP6 011/087)の値動きは、再録カードの典型例といえます。

時期 買取価格 販売価格
発売日初動(2016年9月)50円
2025年11月23,000円29,800円
2026年4月15日27,000円34,800円
2026年4月25日75,000円99,800円
2026年8月17日90,000円118,000円

※カードラッシュの販売・買取価格推移

注目すべきは2点です。

ひとつは発売日初動がわずか50円だったこと。当時はレアリティ「R」の通常枠で、引きやすいカードでした。それが10年かけて買取90,000円まで到達しています。

もうひとつは2026年4月の急騰です。4月15日時点で27,000円だった買取価格が、10日後には75,000円へ。30周年での再録が話題になったタイミングと重なっており、周年イベントが過去カードの相場を動かすことを裏付けています。

25周年「25th ANNIVERSARY COLLECTION」(2021年)のリザードン

プロモカードパック収録のリザードン(25th)は、2026年8月17日時点で販売84,800円/買取60,000円。PSA10相場は130,000円前後です。25周年当時のポケカバブルという特殊要因はあるものの、記念仕様カードの中長期的な強さを示しています。

ただし「再録=全部高騰」ではない

ここは冷静に見るべきポイントです。同じ20th Anniversaryに収録された再録カードでも、価格には大きな開きがあります。

カード 買取価格 販売価格
リザードン 20th90,000円118,000円
ミュウ 20th65,000円94,800円
ミュウツー 20th8,500円11,800円

※2026年8月17日時点、カードラッシュの販売・買取価格

同じパック・同じ再録枠でも、リザードンとミュウツーで10倍以上の差がついています。つまり価格を決めるのは「再録である」という事実ではなく、そのポケモンとイラストがどれだけ支持されているかです。

30周年で押さえておきたい違い

加えて、20周年・25周年当時と2026年では前提条件が異なります。

  • 生産量が桁違いに増えている:近年の拡張パックは世界同時発売かつ大量生産が基本で、当時ほどの希少性は生まれにくい
  • 再録30種と競合する:ピカチュウ&ゼクロムGX単独ではなく、初代リザードン(137/103)をはじめ30枚が同時に市場へ供給される
  • 需要が分散する:新レアリティFURのミュウex・ミュウツーex、30種類のピカチュウなど、注目枠が多い

価格予想の根拠③:価格を最も左右するのは「封入率」

ここが本記事の核心です。2026年8月17日時点で、再録30種のレアリティ表記と封入率は公式未発表です。ただし、公開済みのカード型番から構造をある程度推測できます。

型番 カード 推定される枠
〜103通常カード(C/U/R/RR)レギュラー枠
114/103ニドリーナ ARAR枠
134/103・135/103ミュウツーex FUR・ミュウex FUR新レアリティFUR枠
137/103リザードン(再録)再録30種の先頭
160/103ピカチュウ&ゼクロムGX(再録)再録30種

リザードンが137番、ピカチュウ&ゼクロムGXが160番であることから、再録30種は137〜166番に連番で配置されている可能性が高いと考えられます。これはFUR枠よりも後ろの番号帯であり、番号だけを見れば「シークレット扱い」に近い位置づけです。

この点は、20周年のリザードンが「011/087」という通常枠だったのとは大きく異なります。仮に同じ通常枠であれば初動は数百円レベルまで下がり得ますが、103番を超えた特別枠であれば、それより明確に高い水準からスタートすると見るのが自然です。

一方で、30枚という枚数の多さを考えると、1枚あたりの封入率が極端に低いと商品体験として成立しにくい面もあります。この2つの見方のどちらに寄るかで、価格は大きく変わります。

封入率シナリオ別・価格予想の詳細

そこで、封入率の3パターンに分けて価格を予想しました。

シナリオ 想定封入率 初動(販売) 落ち着き後(販売) 確度
A:高封入
AR並みに引きやすい扱い
特定1枚あたり 約3〜5BOXに1枚 800〜2,500円 500〜1,500円 低〜中
B:中封入
SR相当の扱い
特定1枚あたり 約8〜15BOXに1枚 4,000〜10,000円 3,000〜6,000円 高(本命)
C:低封入
UR・シークレット相当
特定1枚あたり 約25BOX以上に1枚 20,000〜40,000円 15,000〜30,000円

編集部がシナリオB(初動4,000〜10,000円)を本命と考える理由は次の3点です。

  1. 型番が103番を大きく超えた特別枠であり、通常のR・RR相当の引きやすさとは考えにくい
  2. オリジナル版RRが7,280円前後で流通しているため、この価格帯が買い手・売り手双方の心理的な基準になりやすい
  3. 再録30種の中では上位人気だが、初代リザードン(137/103)が最上位を取ると見られ、2〜3番手の価格帯に収まりやすい

再録30種のなかでの位置づけ

前述のとおり、同じ再録枠でもキャラクター人気とイラスト人気で価格には明確な差が出ます。ピカチュウ&ゼクロムGXは以下の点で有利です。

  • ピカチュウ関連カードは全体的に高値がつきやすい
  • ゼクロムとの2匹構図で、TAG TEAM期を象徴する1枚として認知度が高い
  • イラストは有田満弘氏。初期ポケカから活躍する看板イラストレーターで、コレクター評価が高い
  • オリジナル版のSA・HR・SRがいずれも高額で、シリーズとしてのブランド力が確立している

高騰要因と下落リスク

価格を押し上げる要因

  • 再販頻度の低さ:周年記念商品は通常弾より再販が限られ、供給が細りやすい
  • 世界同時発売による海外需要:日本語版は海外コレクターからの人気も高く、需要の受け皿が広い
  • TAG TEAM相場全体の上昇トレンド:オリジナル版6種がいずれも直近で上昇しており、地合いが良い
  • 30周年ピカチュウマーク:この仕様は30周年商品限定のため、後年に再現されない可能性が高い
  • 周年イベントによる再評価:20thリザードンが2026年4月の10日間で買取27,000円→75,000円と動いたように、節目は相場を押し上げる

注意すべき下落リスク

  • 初動の値付けが荒れる:封入率が判明する前は各ショップの想定がバラつき、実際の希少度が見えた時点で調整が入る
  • 大規模再販:30周年商品は需要が読みにくく、追加生産が入れば相場は下振れする
  • 注目枠の分散:FURのミュウex・ミュウツーexに需要が集中すると、再録枠の値付けが伸び悩む可能性
  • スタンダード非対応:対戦需要が乗らないため、コレクター人気が冷えた際の下支えが弱い
  • キャラクター人気による格差:ミュウツー20thが8,500円にとどまっているように、再録であること自体は高値を保証しない

PSA10鑑定を狙う場合の注意点

「30th CELEBRATION」は1パック6枚すべてがキラ仕様のため、キラ加工特有の初期傷・エッジの白欠けが出やすい点に注意が必要です。

参考として、オリジナル版のピカチュウ&ゼクロムGX SA(sm9-101/095)は、一部メディアの独自集計でPSA10取得率が48.5%とされています。素体の買取価格260,000円に対しPSA10相場は数倍で推移しており、状態の良い個体は将来的なプレミアが期待できます。鑑定を前提にするなら以下を徹底してください。

  • 開封直後にスリーブ+ローダーへ収納し、素手での接触を最小限にする
  • センタリング(左右上下の余白バランス)を明るい場所で確認する
  • 鑑定費用・期間を考慮すると、初動価格が数千円台の場合は費用倒れになる可能性がある

買い時・売り時の考え方

コレクション目的で「買う」なら

発売直後は封入率が判明しておらず、ショップごとの値付けが安定しません。手に入れること自体が目的であれば発売週の購入も選択肢ですが、価格を重視するなら封入率の実測値が出そろい、相場が落ち着いたタイミングが狙い目です。

売却を検討するなら

短期売却を考える場合、初動の高値圏を狙うことになります。一方、20thリザードンが発売時50円から10年で90,000円になったように、周年再録カードは長期保有で評価されるパターンが目立ちます。どちらを取るかは保有目的次第です。

※本記事は投資助言を目的としたものではありません。売買のご判断はご自身の責任でお願いします。

よくある質問

Q. ピカチュウ&ゼクロムGX 160/103は結局いくらになりますか?

A. 編集部予想では発売直後の販売価格で3,000〜10,000円のレンジです。ただし封入率が未発表のため、低封入だった場合は20,000円を超える可能性もあります。

Q. スタンダードのデッキに入れられますか?

A. 使用できません。公式サイトで、特別仕様で再登場したカードは現行のスタンダードレギュレーションでは使用不可と案内されています。カード左下のレギュレーションマークも「C」で、元となったカードが使えるレギュレーション(エクストラなど)でのみ使用可能です。

Q. オリジナル版とどちらを買うべきですか?

A. 「初出カードとしての価値」を重視するならタッグボルト版、「30周年記念仕様というプレミア」を重視するなら再録版です。オリジナル版RRは2026年8月17日時点で販売7,280円と、再録版の予想レンジと近い水準にあります。両方揃えるコレクターも多いカードです。

Q. どうすれば定価で購入できますか?

A. 全国のカードショップ・家電量販店、Amazonなどで予約抽選が実施されています。30周年記念商品は倍率が高くなるため、複数店舗への応募をおすすめします。

Q. 封入率はいつ判明しますか?

A. 例年、発売直後の開封報告が集まる発売週後半〜翌週にかけて実測値が見えてきます。本記事も判明次第、随時更新します。

まとめ

  • ピカチュウ&ゼクロムGX(m6a 160/103)は2026年9月16日発売の「30th CELEBRATION」に収録
  • 発売直後の販売価格は3,000〜10,000円と予想(封入率次第で上下)
  • オリジナル版はSA 318,000円・RR 7,280円と全バージョンが上昇トレンド
  • 20thリザードンは発売時50円→2026年8月に買取90,000円。周年再録は長期で伸びやすい
  • ただしミュウツー20thは8,500円止まり。再録であること自体は高値を保証しない
  • スタンダードでは使用不可のため、価格はコレクション需要で決まる
  • 最大の変数は未発表の封入率。発売後の実測値で相場は大きく動く

30周年という節目に、TAG TEAM期を象徴する1枚が特別仕様で帰ってきます。相場の観点でも、コレクションの観点でも押さえておきたいカードです。最新情報が入り次第、本記事も更新していきます。

参照情報・データ基準

  • 商品情報・レギュレーション:ポケモンカードゲーム30周年特別サイト「30th CELEBRATION」商品ページ
  • カードスペック・レギュレーションマーク:公開済みカードビジュアルより確認
  • BOX構成(20パック入り):Amazon抽選販売情報ほか
  • 相場データ:カードラッシュの販売・買取価格(2026年8月17日時点)

本記事の価格予想はトレカジャパン編集部による独自考察です。実際の取引価格を保証するものではなく、相場は日々変動します。最新価格は各ショップの販売・買取ページでご確認ください。