2026年9月16日(水)に世界同時発売されるMEGA 拡張パック「30th CELEBRATION」に、2004年の拡張パック「ロケット団の逆襲」に収録されたわるいバンギラスが当時のカードデザインのまま再登場します。型番はM6a 144/103、イラストはNakaoka氏。30年の歴史を象徴する再録カード30枚のうちの1枚です。

この記事では、同名の旧作カードが現在いくらで取引されているのかという実データを起点に、M6a 144/103の初動価格をシナリオ別に予想します。あわせて、元カード(070/084)を持っている人・買おうとしている人が気にする「再録で元カードは下がるのか」にも答えます。価格データはすべてトレカジャパンが収集した実際の取引・出品データ(2026年9月時点)です。

目次

  1. わるいバンギラス M6a 144/103の基本情報とカードデータ
  2. 「わるいバンギラス」は3種類ある|再録されたのはどれ?
  3. 結論:初動価格の予想レンジ
  4. 根拠①:元カードと旧裏面版の現在の相場
  5. 根拠②:価格を左右する4つの変数
  6. シナリオ別の価格予想
  7. 元カード070/084は再録で下がる?持っている人の判断
  8. 買い時・売り時の判断軸
  9. 入手方法とコストの比較|BOXは定価の約6倍
  10. PSA鑑定に出す価値はあるか
  11. 30周年版は対戦で使える?
  12. よくある質問
  13. まとめ

わるいバンギラス M6a 144/103の基本情報とカードデータ

わるいバンギラス M6a 144/103(拡張パック「30th CELEBRATION」収録・イラスト:Nakaoka)

カード名 わるいバンギラス
型番 M6a 144/103
収録商品 MEGA 拡張パック「30th CELEBRATION」
発売日 2026年9月16日(水)/世界同時発売
希望小売価格 1パック360円(税込)/1BOX 20パック 7,200円(税込)
イラストレーター Nakaoka
カードデータ 2進化/悪/HP120/ワザ「おしつぶす」10+・「スピンテール」・「かみちぎる」70+/弱点:闘×2/抵抗力:超 -30/にげる:2
元になったカード 拡張パック「ロケット団の逆襲」P3 070/084(2004年10月15日発売)
レアリティ 公式未発表(30周年特別仕様の再録カード30枚のうち1枚)

2004年「ロケット団の逆襲」のカード面をそのまま再現

ポケモンカードゲーム30周年特別サイトによれば、30th CELEBRATIONには30年の歴史を象徴するカード30枚が特別仕様で登場します。M6a 144/103はそのうちの1枚で、2004年10月15日発売の拡張パック「ロケット団の逆襲」に収録された「わるいバンギラス(P3 070/084・★キラ)」がモチーフです。

再現度は非常に高く、HP120、2進化、ワザ「おしつぶす」「スピンテール」「かみちぎる」の3種、弱点:闘×2、抵抗力:超 -30、にげる2まで一致します。さらに「相手がポケモンexなら、50ダメージを追加する。」という当時のex環境を前提としたテキストまでそのまま収録されており、イラストレーター表記もNakaoka氏のまま変わりません。

公開されている再録30枚のうち、型番144番は1996年の第1弾リザードン(137/103)と、2018年のピカチュウ&ゼクロムGX(160/103)のあいだに位置します。番号が発売年順に並んでいるとすれば、144番は2000年代前半のPCG期を代表する枠ということになります。ただしこれはトレカジャパンによる推定で、公式発表ではありません。

「わるいバンギラス」は3種類ある|再録されたのはどれ?

相場を調べるときに最初につまずくのがここです。「わるいバンギラス」という名前のカードは過去に3種類存在し、それぞれ性能もイラストも価格帯もまったく違います。検索結果に出てくる金額が数百円から20万円超までバラバラに見えるのは、別のカードの値段が混ざっているからです。

収録/発売 HP・特徴 ワザ イラスト
旧裏面(neo4 248) 拡張パック第4弾「闇、そして光へ…」/2001年4月20日 闘/HP90(LV.47) やまくだき/ぶんなげる Shin-ichi Yoshida
PCG期(P3 070/084) 拡張パック「ロケット団の逆襲」/2004年10月15日 悪/HP120(弱点:闘) おしつぶす/スピンテール/かみちぎる Nakaoka
ハーフデッキ版(011・012/020) 構築済みデッキ ロケット団ハーフデッキW -black- HP120(弱点:草) きずをえぐる(ポケボディー「すなおこし」) Kyoko Koizumi

30th CELEBRATIONで再録されるのは、この真ん中のPCG期(P3 070/084)です。ワザ名3種とHP120、そしてNakaoka氏のイラストが一致します。旧裏面版は闘タイプのHP90でワザも別物、ハーフデッキ版は同じHP120でも弱点が草でワザは「きずをえぐる」1種のみと、いずれも中身が異なります。

価格帯もまったく違います。旧裏面版とPCG期版はPSA10で20万円前後の高額カードですが、ハーフデッキ版は数百円で手に入ります。「わるいバンギラスが20万円」という情報だけを見て自分の手持ちを高額だと判断するのは危険です。まず型番を確認してください。

元カードとM6a版の見分け方|裏面では判別できない

わるいバンギラス ★ P3 070/084(拡張パック「ロケット団の逆襲」収録・イラスト:Nakaoka)

ここは注意が必要です。旧裏面のカードと違い、2004年の「ロケット団の逆襲」はすでに現行と同じ裏面デザインのため、裏返しても新旧の判別はできません。表面の次の3点で確認してください。

  1. 型番の位置と表記:M6a版はカード左下に「M6a」のセットマークと「144/103」。元カードはカード右下に「070/084 ★」と入ります
  2. マークの違い:M6a版はイラスト右下に、ほっぺが「3」「0」になった30周年記念のピカチュウマークが入ります。元カードにこのマークはなく、代わりにカード右下の枠外にロケット団のRマークが入ります
  3. 著作権表記の年:M6a版は「©2026」、元カードは「©2004」

加えて、M6a版は金色の星をちりばめた30周年特別仕様の加工が施されており、通常のキラ加工だった元カードとは質感がはっきり違います。フリマアプリで購入する際は、出品写真でカード下部の型番が読み取れるかを必ず確認しましょう。

結論:初動価格の予想レンジ

再録30枚のなかでの立ち位置と、元カードの実勢価格から逆算した予想が以下です。

時期 未鑑定・美品 PSA10
発売週(9月中旬〜下旬) 2,500〜6,000円 鑑定品ほぼ流通なし
発売1〜2か月後 1,800〜3,500円 8,000〜20,000円
発売半年後 2,000〜4,500円 8,000〜25,000円

本命は発売週の未鑑定美品で3,500円前後です。トレカジャパンの30th CELEBRATIONの当たり・高騰カードまとめでは、特別仕様の再録枠を「伝説・幻の人気枠=中央9,000円」「その他の再録枠=中央2,000円」の2階層で置いています。わるいバンギラスは伝説・幻ではないものの、後述する固有の需要があるためその中間、中央3,500円あたりが妥当と見ています。

押さえておきたいポイントは3つです。

  1. 発売直後が最高値になりやすい。開封が集中する前の品薄期に価格がつき、供給が追いつくと下がるのが新弾カードの典型パターンです
  2. 1〜2か月後にいったん沈む。開封のピークと売却の集中が重なり、初動から3〜5割落ちる局面が来ます
  3. 下値を支えるのはコンプリート需要。再録30枚を揃えたい層と「わるい」シリーズを集めている層が一定数いるため、下位の再録枠ほどには沈みにくいと考えられます

最大の不確定要素は封入率が未発表であること。これ次第でレンジは大きくブレます。詳しくはシナリオ別の価格予想で解説します。

根拠①:元カードと旧裏面版の現在の相場

予想の土台になるのが、同じ「わるいバンギラス」を名乗る旧作カードの実勢価格です。トレカジャパンが集計したPSA10の実勢価格(2026年9月時点)を並べます。

カード 収録 PSA10 直近取引 販売中の最安値/出品数
わるいバンギラス ★ 1ED ロケット団の逆襲(2004年) 258,000円(2026年6月26日) 300,000円/1件
わるいバンギラス ★ 旧裏 闇、そして光へ…(2001年) 198,000円(2026年6月10日) 158,000円/6件
わるいバンギラス(30周年) 30th CELEBRATION(2026年9月) 発売前

元カード1EDのPSA10は25万円台|ただしデータは薄い

再録元である070/084の1st Edition版は、PSA10の直近取引が258,000円、販売中は300,000円が1件のみ。バンギラス関連カードのPSA10高額ランキングでも3位に入る水準です。

ただしこの数字は取引1件をもとにした値で、市場の厚みはほとんどありません。PCG期のカードは1ED表記のあるものが少なく、かつ縁の摩耗が出やすいためPSA10の認定数自体が限られます。「25万円で売れるカード」というより「そもそも滅多に市場に出ない」と読むのが実態に近く、この数字をM6a版の価格根拠に直結させるのは適切ではありません。

なお未鑑定の素体はぐっと現実的な価格です。フリマアプリの成約は状態並で3,500〜4,000円(2026年6〜7月)、ショップの美品提示は9,000〜11,000円台。鑑定の有無で20倍以上の差がつくのが、この年代のカードの特徴です。

旧裏面版はこの半年で約2倍に上昇

わるいバンギラス LV.47(拡張パック第4弾「闇、そして光へ…」収録・旧裏面)

注目したいのは、再録されない旧裏面版のほうが値を伸ばしていることです。PSA10の取引履歴を並べると、2026年2月の100,000円から3月に155,000円、4月に一度150,000円まで押し戻したあと190,000円、6月には198,000円と、およそ4か月で倍近くまで上昇しています。

30周年パックの情報が公開されたのは2026年6月1日。上昇はそれ以前から始まっており、この動きをすべて再録の話題で説明することはできません。ただし少なくとも、再録の発表後も旧裏面版は下げていないという事実は確認できます。旧裏面全体の地合いと、「わるいバンギラス」という名前への関心の高まりが重なっていると見るのが妥当です。

根拠②:価格を左右する4つの変数

変数1:封入率(影響度:最大)

最も価格を動かす要素でありながら、現時点で公式発表がありません。判明しているのは以下の構成です。

  • 1パック6枚すべてがキラカード仕様、1BOX=20パック
  • 6枚のうち基本エネルギー1枚と30周年ピカチュウ1枚が確定枠
  • 通常カードは103種+レギュラーナンバーを超えるハイレア枠(AR・SAR・FUR・特別仕様の再録30枚)

確定枠が2枚あるということは、再録枠を含むランダム枠は1パックあたり実質4枚ということです。M6a 144/103は通し番号103番を超えるハイレア帯にあり、そこに再録30枚がまとめて入ります。仮に「再録30枚が1BOXに1枚出る」設計なら、わるいバンギラスをピンポイントで狙う期待コストは定価ベースでも30BOX=約21万6,000円分です。

変数2:「わるい」=ロケット団というテーマ需要

わるいバンギラスの固有の強みは、単なる人気ポケモンの再録ではなく「わるい◯◯」シリーズの1枚である点です。わるい系はロケット団をモチーフにした派生カード群で、ポケカの歴史のなかでも独立した収集テーマとして根強い支持があります。元となった「ロケット団の逆襲」自体、公式が「強力なロケット団のポケモンやわるいポケモンがたくさん登場」と紹介したテーマ弾でした。

2025年発売の拡張パック「ロケット団の栄光」でロケット団テーマが改めて注目された流れもあり、再録30枚のなかでロケット団文脈を代表する枠がわるいバンギラスに集中する可能性があります。ポケモン単体の知名度ではリザードンやピカチュウに遠く及びませんが、テーマコレクターという別軸の需要を持っている点が、単なる「その他の再録枠」との違いです。

変数3:ADVPCG勢という熱量の高い少数派

もうひとつ見落とせないのが、ADV〜PCG期のカードだけで戦う非公式フォーマット「ADVPCG」での知名度です。わるいバンギラスはマルマインexと組み合わせた「バンギマイン」の主軸として、この環境を代表するカードの1枚に数えられてきました。

この層は人数こそ多くないものの、カードへの思い入れが強く、記念仕様が出れば手元に置きたいと考える傾向があります。ただし価格を大きく動かすほどの規模ではないため、下値を支える要因として評価するのが妥当です。

変数4:世界同時発売と対戦需要ゼロ

30th CELEBRATIONは世界同時発売です。日本語版が先行して品薄になるという構図が生まれにくく、海外の輸入需要による押し上げも働きにくくなります。

加えて、特別仕様の再録カードは現行のスタンダードレギュレーションでは使用できません(公式発表)。デッキ用の実需が発生しないため、価格の下支えはコレクター需要のみです。リザードンのようにIPの強さで補える銘柄と違い、わるいバンギラスは需要の柱が細い分、下げ局面では素直に下がりやすい構造だと考えておくべきです。

シナリオ別の価格予想

封入率の想定別に、発売週の未鑑定美品の価格を3パターンで予想します。

シナリオ 前提 発売週の予想価格
強気 再録30枚が数BOXに1枚の低封入率。未公開の再録枠にロケット団・わるい系がほとんど含まれず、需要が集中する 6,000〜12,000円
中心(本命) 再録30枚が1〜2BOXに1枚程度。30枚のなかでは中位人気に落ち着く 2,500〜6,000円
弱気 再録枠が1BOXに複数枚。年内に大規模再販が入る 800〜2,000円

中心シナリオを本命に置く理由は2つあります。第一に、拡張パック本体収録である以上、供給は構造的に多くなること。第二に、それでもわるいバンギラスは30枚のなかで「名前が知られていて、かつ元カードが高い」数少ない銘柄であり、下位グループに沈むほど弱くはないことです。

PSA10については、発売直後は鑑定品がほぼ存在せず、市場に出回り始めるのは発売1〜2か月後。ただし後述のとおり、この価格帯のカードはPSA10でも鑑定費用を回収できない可能性が高く、鑑定品の供給自体が限定的になると見ています。

元カード070/084は再録で下がる?持っている人の判断

M6a版そのものより切実なのが、すでに元カードを持っている人・買おうか迷っている人の判断です。「再録が出ると原典が下がる」という通説があるため、手放すべきか悩む場面が出てきます。

結論から言うと、上位グレードへの影響は限定的、素体の並品は影響を受けうるというのがトレカジャパンの見立てです。

保有しているもの 再録の影響
070/084 1ED・PSA10 影響は小さい。1EDという属性と鑑定枚数の少なさは再録では増えないため
070/084 素体・美品 中立〜やや追い風。名前の露出が増え、問い合わせが増える局面がある
070/084 素体・並品〜傷あり やや逆風。「安く綺麗な1枚が欲しい」層がM6a版に流れる可能性

根拠は3つあります。

  1. コレクター的には別物として扱われる。M6a版は型番も著作権表記も加工も違い、当時のパックから出たカードという事実は再録では複製できません
  2. 実データが下落を示していない。再録が公開された2026年6月1日以降も、旧裏面版のPSA10は198,000円の取引が成立しています
  3. 再録は名前の露出を増やす。「わるいバンギラス」を検索する人が増えれば、元カードを探す人も増えます

したがって、鑑定済みや美品を持っているなら、発売の話題で慌てて手放す理由は薄いと考えます。逆に白かけや傷のある並品を現金化したいなら、M6a版が市場に出回る前、つまり発売前から発売直後の期間が動きやすいタイミングです。

買い時・売り時の判断軸

買うなら:発売2〜6週間後を狙う

発売直後は品薄プレミアムが乗り、実力以上の価格がつきやすい局面です。開封が一巡し、出品数が増え始める発売2〜6週間後が、中心シナリオでは最も価格が緩みやすいタイミングと考えられます。

判断の目安は出品数の推移です。出品が増え続けているうちは供給過多で価格が下がりやすく、出品数が頭打ちになったタイミングが底のサインになります。30th CELEBRATIONの相場ページで出品件数と直近取引額の両方を確認してください。

売るなら:発売週の初動一択

この価格帯のカードは、中長期保有のうまみが薄いのが実情です。数千円のカードを1年寝かせて数百円上がっても、保管の手間と機会損失を考えると割に合いません。自引きしたものを現金化するなら、値崩れ前の発売週から2週間以内が最有力です。

単体で送るとフリマの手数料と送料で手取りがほとんど残らないため、ほかの再録枠やARとまとめて買取店に持ち込むほうが効率的なケースが多くなります。

入手方法とコストの比較|BOXは定価の約6倍

先に結論を書きます。わるいバンギラス目当てでBOXを買うのは、現時点では明確に不合理です。

発売前のBOXは、直近48時間の取引中央値が44,500円、直近の成約が42,500円前後、販売中の最安が41,799円(2026年9月時点・トレカジャパン集計/データ209件)。希望小売価格7,200円の約6倍で取引されています。参考までに、直近弾「ストームエメラルダ」のBOXは12,900円前後で、定価比2倍程度です。30周年パックの過熱ぶりは突出しています。

方法 コスト 向いている人
抽選・予約でBOX購入 7,200円/BOX(定価) 開封を楽しみたい人。ただし狙い撃ちはできない
二次流通のBOXを購入 42,000〜44,500円(実勢) このカード目的なら不合理。定価の約6倍
M6a版をシングル購入 予想2,500〜6,000円 わるいバンギラスだけが目的の人。最も確実で安い
元カード(070/084)を買う 素体で3,500〜11,000円程度 「当時のカードそのもの」にこだわる人

仮に再録30枚が1BOXに1枚の設計だとすると、狙い撃ちの期待コストは定価ベースで30BOX=約21万6,000円分、実勢価格なら130万円規模。予想シングル価格を2〜3桁上回ります。開封体験そのものを楽しみたい場合を除けば、判断は明白です。

もうひとつの選択肢が、元カードそのものを買うという道です。2004年の070/084はフリマの成約が状態並で3,500〜4,000円、ショップの美品提示で9,000〜11,000円台(2026年6〜7月)。M6a版の予想価格とそう変わらない水準で当時のカードが手に入るため、記念仕様よりオリジナルに価値を感じる人には十分に現実的です。在庫は拡張パック「ロケット団の逆襲」のカード一覧から確認できます。

なお定価での入手を狙う場合、ポケモンセンターオンラインのBOX抽選には「プレイヤーズクラブ:本人認証済み枠」と「本人未認証枠」の2つがあり、当選数の大半が本人認証済み枠に用意されていると案内されています。事前の本人認証が実質的な前提条件です。申込先やスケジュールはポケカ30周年 30th CELEBRATION 抽選はどこ?当選確率と応募方法、商品ラインナップ全体はポケカ30周年予約ガイドで解説しています。

PSA鑑定に出す価値はあるか

結論から言うと、このカードを鑑定に出す採算はほぼ取れません。理由は単純で、カードの予想価格より鑑定費用のほうが高いためです。

項目 金額
M6a版・未鑑定美品(予想) 2,500〜6,000円
PSA鑑定料(レギュラー) 11,980円/枚(税込)
別途かかる費用 往路送料・返送料・保険料・事務手数料
PSA10の予想価格 8,000〜20,000円

PSA Japanでは、従来の低価格帯プランだった「バリュー」が2026年6月3日午前7時から新規受付を停止しており、通常グレーディングで利用できる最も安いサービスレベルは1枚11,980円(税込)のレギュラーです。素体2,500〜6,000円のカードに1万2,000円の鑑定料と送料を積むと、PSA10が付いても収支はほぼトントン、PSA9以下なら確実に赤字になります。

それでも鑑定を検討する価値があるのは、次のようなケースに限られます。

  • 複数枚をまとめて提出し、返送料や事務手数料を1枚あたりに薄められる場合
  • 売却目的ではなく、数年単位で保有するためにコンディションを固定したい場合
  • 再録30枚をコンプリートし、揃った状態で保管したいコレクション目的の場合

逆に「PSA10にすれば高く売れる」という発想でこのカードを提出するのは、費用倒れになる可能性が高い判断です。鑑定料金は申告価格帯とサービスレベルによって異なり、改定もあるため、提出前にPSA Japanの公式サイトで最新の料金体系を確認してください。

30周年版は対戦で使える?

公式は、特別仕様で再登場したカードについて現行のスタンダードレギュレーションでは使用できないと明記しています。あわせて「元となったカードが使用できるレギュレーションでは使うことができます」とも案内されています。

ここで注意したいのが、公式のエクストラレギュレーションは「BW」シリーズ以降のカードが対象だという点です。2004年のPCG期カードはその範囲に入りません。「エクストラなら使える」と説明されることがありますが、わるいバンギラスに関しては当てはまらず、公式が主催・公認する現行フォーマットでは実質的に使いどころがありません

使用が想定されるのは、ADV〜PCG期のカードだけで戦うファン主催の非公式フォーマット(通称ADVPCG)などの自主大会です。ただしM6a版を元カードの代用として認めるかどうかは主催者ごとの判断になります。参加を予定している場合は、事前にレギュレーションを確認してください。

いずれにせよ、このカードの価格は対戦需要が乗らない純粋なコレクション需要だけで決まります。ここは30周年の再録枠に共通する前提です。

よくある質問

わるいバンギラス M6a 144/103はいくらになりますか?

発売週の未鑑定美品で2,500〜6,000円が本命の予想レンジです。封入率が低ければ6,000〜12,000円、逆に再録枠が出やすい設計なら800〜2,000円まで下がる可能性もあります。いずれも発売前の推定であり、実勢価格は30th CELEBRATIONの相場ページで発売後に更新します。

わるいバンギラス144/103のレアリティは何ですか?

2026年9月時点で公式からレアリティ表記は発表されていません。判明しているのは、30年の歴史を象徴する特別仕様の再録カード30枚のうちの1枚であること、そして通し番号が103番を超えるハイレア帯に置かれていることです。

元になったのはどのカードですか?

2004年10月15日発売の拡張パック「ロケット団の逆襲」に収録された、わるいバンギラス(P3 070/084・★キラ)です。悪タイプの2進化ポケモンでHP120、ワザは「おしつぶす」「スピンテール」「かみちぎる」の3種、イラストはNakaoka氏が担当しています。

旧裏面のわるいバンギラスとは別のカードですか?

まったく別のカードです。旧裏面の「わるいバンギラス LV.47」は2001年発売の拡張パック第4弾「闇、そして光へ…」に収録された闘タイプのHP90で、ワザは「やまくだき」「ぶんなげる」、イラストはShin-ichi Yoshida氏。30th CELEBRATIONで再録されるのは2004年の悪タイプHP120のほうです。このほか構築済みデッキ「ロケット団ハーフデッキW -black-」収録の版もあり、同名カードは全部で3種類存在します。

元カードとM6a版はどう見分けますか?

カード左下に「M6a」のセットマークと「144/103」があればM6a版、右下に「070/084 ★」があれば元カードです。M6a版はイラスト右下に30周年記念のピカチュウマークが入り、著作権表記も「©2026」になります。2004年のカードはすでに現行と同じ裏面デザインのため、裏面での判別はできません。

再録されると元カード(070/084)の価値は下がりますか?

1EDやPSA10といった上位グレードへの影響は限定的と見ています。当時のパックから出たという事実や鑑定枚数の少なさは、再録では増えないためです。実際、再録が公開された2026年6月1日以降も旧裏面版のPSA10は198,000円で取引が成立しています。一方、傷のある並品の素体は「安く綺麗な1枚が欲しい」層がM6a版に流れる分、影響を受ける可能性があります。

30周年のわるいバンギラスは対戦で使えますか?

現行のスタンダードレギュレーションでは使用できません。公式は「元となったカードが使用できるレギュレーションでは使うことができます」と案内していますが、公式のエクストラレギュレーションは「BW」シリーズ以降が対象で、2004年のPCG期カードは含まれません。ファン主催の非公式フォーマットで使う場合も、代用の可否は主催者にご確認ください。

PSA鑑定に出す価値はありますか?

採算面ではおすすめできません。PSA Japanの通常グレーディングで現在利用できる最も安いプランはレギュラーの1枚11,980円(税込)で、これに送料と手数料が加わります。素体2,500〜6,000円という予想価格に対して鑑定コストが上回るため、売却益を狙う目的での提出は費用倒れになりやすい判断です。

自引きとシングル購入はどちらが得ですか?

わるいバンギラス144/103のみが目的ならシングル購入が有利です。仮に特別仕様の再録30枚が1BOXに1枚の設計だとすると、狙い撃ちの期待コストは定価ベースでも30BOX分で約21万6,000円相当。発売前のBOXは実勢42,000〜44,500円で取引されているため、実際の負担はさらに膨らみます。開封体験そのものを楽しみたい場合を除けば、シングルでの購入が合理的です。

まとめ

  • わるいバンギラス M6a 144/103は、2004年「ロケット団の逆襲」P3 070/084のカード面を忠実に再現した30周年記念の再録カード
  • 発売週の予想は未鑑定美品で2,500〜6,000円。封入率次第で上下に大きくブレる
  • 同名カードは全3種。旧裏面版(闘・HP90)とハーフデッキ版は別物で、価格を調べる際は型番の確認が必須
  • 2004年のカードは現行と同じ裏面のため、裏面では新旧を判別できない。左下「M6a 144/103」か右下「070/084 ★」かで確認する
  • 元カード1EDのPSA10は258,000円だが取引1件ベース。素体は3,500〜11,000円程度で、鑑定の有無で20倍以上の差がつく
  • 再録による元カードの下落は限定的と予想。上位グレードは影響が小さく、並品の素体はやや逆風
  • 発売前のBOXは実勢42,000〜44,500円(定価7,200円)。このカード目的の自引きは採算が合わない
  • 素体の予想価格より鑑定料(レギュラー11,980円)が高く、PSA鑑定は費用倒れになりやすい
  • 現行スタンダードでは使用不可。エクストラも「BW」シリーズ以降が対象のため、公式大会では事実上使い道がない

30th CELEBRATION全体の当たりカードと相場は30th CELEBRATIONの当たり・高騰カードまとめ、同じ再録枠のリザードンについてはリザードン137/103の価格予想、収録カードの一覧は拡張パック『30th CELEBRATION』のカード一覧、バンギラス全カードの相場はバンギラスのPSA10一覧・価格相場から確認できます。

※商品情報の出典:ポケモンカードゲーム30周年特別サイトポケモンカードゲーム公式レギュレーション/価格データはトレカジャパン集計(2026年9月時点)。鑑定料金はPSA Japan公表値。価格は変動します。本記事の予想は将来の価格を保証するものではありません。