ポケモンカード30周年の「30th CELEBRATION カードセット ニャオハ・ホゲータ・クワッス」が、2026年10月16日(金)に1,200円(税込)で発売されます。このセットに1枚だけ入っているのが、フルイラスト仕様のキラプロモ「クワッス(127/M-P)」です。

知りたいのは「これ、いくらになるの?」でしょう。発売前なので確定した相場はまだありません。ただ、3年前にほぼ同じ構成の商品があり、そのカードの相場は今も追えます。さらにクワッスの場合、パルデア御三家3枚がまったく同じ条件で並んでいる実データが別にもう1組あります。本記事はその2つの実取引データと、定価1,200円の中身を分解した計算から価格レンジを予想します。

📌 この記事の結論
素体(未鑑定)の発売直後は1,000〜2,500円あたりが中心
PSA10なら5,000〜12,000円あたりが中心
「クワッスは3番人気だから一番安い」は、カード相場では成立していない
・実際、トリプレットビートのAR3枚ではクワッスがニャオハを上回っている(PSA10)
・パルデア3枚は9地方で最も価格差がつきにくいセットになる可能性が高い
・定価で買えればプロモ1枚あたりの実質負担は160円未満
PSA鑑定はいまは非推奨(最安プランでも1枚11,980円で採算が合わない)
・ポケセンオンラインの抽選は8月28日(金)12:00〜8月31日(月)16:59。当選数の大半は本人認証済み枠

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・商品ラインナップ・定価の全体像は:ポケカ30周年 記念商品まとめ
・店舗別の予約・抽選申込一覧は:ポケカ30周年 予約・抽選申込ガイド
・当選確率・応募手順は:30th CELEBRATION 抽選ガイド
・拡張パックの当たりカード・BOX相場は:30th CELEBRATION 相場・当たりカード(M6a)
・初代御三家版の価格予想は:フシギダネ(101/M-P)ヒトカゲ(102/M-P)ゼニガメ(103/M-P)




目次

  1. クワッス プロモ(127/M-P)はいくらになる?価格予想レンジ
  2. そもそもクワッス プロモってどんなカード?
  3. 3年前に「ほぼ同じ商品」があった|先例カードの今の値段
  4. パルデア御三家は「ゲームの人気」と「カードの相場」が逆転している
  5. 1,200円の中身を分解すると、プロモ1枚は160円だった
  6. どれくらい出回る?抽選は8月28日から
  7. 買うべき?売るべき?タイプ別に考える
  8. この予想が外れるとしたら、どこで外れるか
  9. クワッス プロモのよくある質問
  10. まとめ

クワッス プロモ(127/M-P)はいくらになる?価格予想レンジ

クワッス

生産数が公表されていないので、ひとつの数字に決め打ちはしません。3つのシナリオと、それぞれの前提をセットで出します。発売後に「店頭に残っているか」を見れば、どのシナリオに寄ったか読者自身で判断できるはずです。

シナリオ 前提 素体・発売直後 素体・3ヶ月後 PSA10
弱気 店頭在庫が残り、再販もかかる 500〜1,000円 300〜700円 3,500〜6,000円
中心シナリオ 初動は品薄、数ヶ月で供給が追いつく 1,000〜2,500円 700〜1,500円 5,000〜12,000円
強気 抽選中心で供給が絞られ、海外需要も流入 3,500〜7,000円 2,500〜5,000円 13,000〜25,000円

※トレカジャパン編集部による予想値です。実勢価格を保証するものではありません。発売後は30th CELEBRATION 相場ページの実取引データで随時更新します。

初代御三家(フシギダネ・ヒトカゲ・ゼニガメ)版より一段低めのレンジに置いています。9種のなかで需要が最も集中するのは初代セットで、パルデアは「ノスタルジー需要が最も薄い地方」だからです。2022年発売の『スカーレット・バイオレット』は9地方のなかで最も新しく、「懐かしさで買う」層がまだ育っていません。

ただし、これはクワッスが安く終わるという意味ではありません。パルデア3枚の“中での順位”は、多くの人が思っているのと逆になる可能性が高い——それが本記事の一番の主張です。

未開封セット(3枚入りの商品そのもの)はいくらになる?

プロモ単体より先に動くのがセットの価格です。定価1,200円に対して、発売直後は2,000〜4,500円を中心に見ています。理由は2つ。

  • 中身の拡張パック2個が二次流通で定価720円を上回れば、その分がセット価格を下から支える
  • パルデアは9種のなかで“初代に次ぐ”ポジションではないが、SV世代の現役プレイヤー人口は9地方で最も厚い

ニャオハ・ホゲータ・クワッス、クワッスは何番手?

先に答えを言うと、3枚はほぼ横並び。そしてクワッスは最下位ではないと見ています。

これは意外に聞こえるはずです。ゲームの御三家アンケートでは、クワッスは2つの大規模調査でどちらも3番手だったからです。ところが実際のカード相場を見ると、その順位はそのまま反映されていません。むしろ逆転しています。

根拠はパルデア御三家の章で、同じ弾・同じレアリティの3枚の実取引データを並べて説明します。ここではひとまず、「ニャオハの値段を見て、その前後」を最初の目安に置いてください。

そもそもクワッス プロモってどんなカード?

カードのスペックとイラストレーター

カード全面にイラストが広がるフルイラスト仕様のキラプロモです。背景にはパルデア地方を思わせる大きな建築物と、光を放つ結晶、書物、そして「3」と「0」がほっぺになった30周年仕様のピカチュウが描き込まれています。中央のクワッスは羽を大きく広げて跳ねている構図です。

型番127/M-P(PROMO/レギュレーションマークJ)
カード種別たねポケモン/水タイプ/HP70
ワザつばさでうつ(水エネルギー1個+無色エネルギー1個)/30ダメージ
弱点/抵抗力/にげる雷×2/なし/無色1個
イラストレーターSaboteri(サボテリ)

※カード画像からの読み取りによる情報です。公式カードデータベースへの掲載後に再度ご確認ください。

✍️ 相場を読むうえで見逃せないポイント
イラストはSaboteri(サボテリ)氏。同氏は3年前の先例カードゼニガメ :フルイラスト(SVG 052/049)も手がけた作家で、その1枚はPSA10で2万6千円前後で推移しています(2026年8月20日時点)。作家名で指名買いされる下地があるのは、地味に効いてくる要素です。

にげるコストが1と軽く、ワザもエネルギー2個で30ダメージ。対戦で使うカードというより、飾って楽しむコレクション寄りのカードという位置づけです。相場も「強さ」ではなく「イラストとキャラ人気」で決まります。

1,200円のセットに1枚。単体では買えません

商品名ポケモンカードゲーム MEGA「30th CELEBRATION カードセット ニャオハ・ホゲータ・クワッス」
希望小売価格1,200円(税込)
内容物プロモカード(キラ)「ニャオハ」「ホゲータ」「クワッス」各1枚/拡張パック「30th CELEBRATION」2パック(各6枚・ランダム封入)/紙製カードスタンド(3枚用)1個
発売日2026年10月16日(金)
シリーズ展開全9地方の御三家で全9種(101/M-P〜127/M-P)。パルデアはニャオハ125/ホゲータ126/クワッス127

出典:ポケモンカードゲーム30周年特別サイト「30th CELEBRATION カードセット」(2026年8月20日確認)

ここで押さえておきたいのが、クワッスだけを狙って買う経路が存在しないことです。セットを買った人は、ニャオハ・ホゲータ・クワッスを必ず1枚ずつ同時に手にします。

つまり3枚はまったく同じ枚数だけ市場に出る。それでも値段に差がつくのは、需要側が偏っているからです。この「同数供給・需要不均衡」という条件が、次の章で見る先例とそっくり同じなんです。

3年前に「ほぼ同じ商品」があった|先例カードの今の値段

2023年11月10日(金)発売のスペシャルデッキセットex「フシギバナ・リザードン・カメックス」(5,500円・税込/公式商品ページ)。この商品にもフシギダネ/ヒトカゲ/ゼニガメのフルイラストカードが1枚ずつ入っていました。同数供給・需要不均衡という条件が今回とぴったり重なるので、価格差がどう生まれるかを見る教材としては最適です。

先例3枚の今の相場を並べてみる(PSA10)

カード 直近の取引額 直近7日の平均 販売中の最安値 出品数
ヒトカゲ :フルイラスト(SVG 051/049) ¥51,300 約¥51,460 ¥50,000 51件
フシギダネ :フルイラスト(SVG 050/049) ¥26,500 約¥24,633 ¥26,600 37件
ゼニガメ :フルイラスト(SVG 052/049) ¥26,000 約¥26,420 ¥25,897 35件

※PSA10グレードの数値。出典:トレカジャパン各カードページ(2026年8月20日時点)。相場は日々変動します。

直近7日の平均で比べると、ヒトカゲはゼニガメの約1.9倍。一方でゼニガメとフシギダネはほぼ同水準です。同じ枚数しか市場にないのに、1枚だけが倍付けになっているわけです。

この「2倍」は御三家の宿命ではなく、リザードン固有の現象

ここを取り違えると予想を外します。ヒトカゲが高いのは「初代御三家だから」ではなく、リザードンという別格のブランドを背負っているからです。

裏返せば、リザードン級の1体がいない地方では、3枚は横並びに近づくということ。そしてパルデアには、その役割を担う突出した1体がいません。マスカーニャ・ラウドボーン・ウェーニバルはいずれも人気ですが、リザードンのような別格の知名度を持つ存在ではないからです。

ただし「5,500円と1,200円」の差は無視できない

比較項目 スペシャルデッキセットex(2023) 30th CELEBRATION カードセット(2026)
希望小売価格 5,500円(税込) 1,200円(税込)
同時展開の種類数 1種 9種
買いやすさ 単価が重く手が出しにくい 気軽に買える価格帯
御三家プロモ 3枚(フルイラスト) 3枚(フルイラスト・キラ)

定価が4分の1以下ということは、同じ売上を狙うなら生産数は多くなるのが自然です。「推しの地方だけ買う」という買い方も想定された商品設計ですし、1セットあたりの流通枚数は先例より増える可能性が高い。

だから先例カードの現在価格(PSA10で2〜5万円)は、そのままの水準ではなく「上限側の目安」として扱うのが妥当です。中心シナリオでPSA10を5,000〜12,000円に置いたのは、この供給差を割り引いたうえで、さらにパルデアと初代の需要差を織り込んだからです。

パルデア御三家は「ゲームの人気」と「カードの相場」が逆転している

ここからが本記事の核心です。クワッスの序列を「ゲームの人気投票」だけで決めると、たぶん間違えます。

① ゲームの選択率:クワッスは2つの調査でどちらも3番手

まず不都合な事実から出します。パルデア御三家は第9世代のため、2016年の「ポケモン総選挙720」の対象外です。代わりに参照できるのが、『スカーレット・バイオレット』発売前後に実施された2件の大規模読者アンケートです。

調査 1位 2位 3位
ファミ通.com(2022年11月/2,000件超) ニャオハ 40.68% ホゲータ 35.43% クワッス 23.89%
インサイド(2022年11月/1,999件) ホゲータ 38.4% ニャオハ 36.8% クワッス 24.9%

出典:ファミ通.com「最初の3匹はニャオハが人気」(2022年11月17日付)/インサイド「御三家はだれを選んだ?」(2022年11月23日付)。いずれも2026年8月20日確認。なお、ファミ通は発売前の「選ぶ予定」、インサイドは発売後の「選んだ」を尋ねた調査です。

1位はニャオハとホゲータで割れましたが、クワッスは両調査とも3番手で、しかも約24%と数字までほぼ一致しています。素直に読めば「クワッスが一番安い」となるはずです。

② ところがカードの実相場では、クワッスがニャオハを上回っている

そこで、ゲームではなくカードの実取引データを見ます。都合のいいことに、パルデア御三家3枚がまったく同じ条件で並んでいる弾があります。2023年3月10日発売の強化拡張パック「トリプレットビート」(1パック180円・5枚入り)のAR(アートレア)3枚です。

カード(PSA10) 直近の取引額 直近7日の平均 販売中の最安値 出品数
ホゲータ AR(SV1a 078/073) ¥6,700 約¥6,700 ¥6,200 29件
クワッス AR(SV1a 081/073) ¥6,600 約¥6,600 ¥6,280 13件
ニャオハ AR(SV1a 075/073) ¥5,700 約¥5,900 ¥5,700 55件

※PSA10グレードの数値。出典:トレカジャパン各カードページ(2026年8月20日時点)。

ゲームでは40%対24%という大差だったニャオハとクワッスが、カード相場では直近の取引額でクワッスが約16%上回っています。しかも3枚の開きは最大でも2割弱。カントー版で起きたような約2倍の価格差とはまるで別物です。

もうひとつ見てほしいのが出品数。クワッスは13件、ニャオハは55件と4倍以上の差があります。人気が高いキャラほど鑑定に出す人が多く、PSA10の流通枚数が増える。結果として値持ちは弱くなる——という構造がそのまま出ています。

⚠️ データの読み方に注意
このAR3枚は取引データの厚みが均等ではありません。トレカジャパンの集計では、ニャオハ39件・ホゲータ16件に対しクワッスは10件と最も薄く、直近48時間の成約もない状態です(2026年8月20日時点)。クワッスの数値は単発の取引に振られやすい点は割り引いて読む必要があります。それでも「クワッスが明確に最下位」という結果ではない、という方向性は変わりません。

トレカジャパン編集部
このAR3枚はイラストレーターが全員違います(クワッス=軍島曹一郎氏、ホゲータ=カンタロ氏、ニャオハ=斉藤コーキ氏)。つまり「作家買い」では説明がつかない差です。純粋にキャラクター需要と鑑定母数の差が価格を作っている、と読むのが自然でしょう。

③ なぜ逆転するのか|クワッスを支える3つの要素

ゲームの選択率とカード相場がズレる理由は、おおむね次の3つで説明できます。

  • 「毎回みずタイプを選ぶ」層の指名買い:先の2調査でも、クワッスを選んだ理由として「シリーズでいつも水タイプを選ぶから」という声が繰り返し挙がっています。母数は小さくても、この層は迷わず買うので単価が落ちにくい
  • 鑑定に出る母数が少ない:PSA10の出品数が3枚で最少。供給が薄い状態が続けば、そのぶん価格は支えられる
  • 最終進化ウェーニバルのカードとしての強さ:トリプレットビートでウェーニバルexが初登場し、同弾のSAR(約9,480円)・UR(約6,980円)はいまも上位価格帯を維持しています。水ラインへの需要そのものが薄いわけではありません

逆にニャオハは、「猫だからかわいい」というライトな支持で選択率を稼いだぶん、買う人も多いが手放す人も多い。トリプレットビートAR時点でPSA10の出品が55件まで積み上がっているのは、その表れと読めます。

④ ただし逆風もある。2026年は「メガシンカの年」でパルデアは主役ではない

上振れ材料だけ並べるのはフェアではないので、逆風も書いておきます。

2026年のポケモンカードは「MEGA」シリーズ、つまりメガシンカを軸に展開している年です。メガシンカはカロス地方(ハリマロン・フォッコ・ケロマツ)を舞台とした作品で導入された要素で、9種のカードセットのなかで“いま話題の地方”という追い風が吹いているのはカロス版のほうです。

一方でパルデアの象徴はテラスタルであり、2026年のカードゲーム側の文脈からは外れています。「9種のなかでどれが強いか」という地方間の比較では、パルデアは中位グループ——これが編集部の見立てです。

トレカジャパン編集部
実務的な整理はこうです。「地方間ではパルデアは中位。ただしパルデア3枚のなかではクワッスは最下位ではない」。この2階建てで見ておくと、発売直後の値付けを大きく外しません。

1,200円の中身を分解すると、プロモ1枚は160円だった

もうひとつの物差しが、商品構成からの逆算です。拡張パック「30th CELEBRATION」(2026年9月16日発売)は1パック360円(税込)。カードセットにはこれが2パック入っています。引き算してみましょう。

内訳 金額
セット希望小売価格1,200円
− 拡張パック2パック(360円×2)−720円
= プロモ3枚+カードスタンドの実質価格480円
プロモ1枚あたり(スタンド分を無視した最大値)約160円

定価で買えれば、プロモ1枚の実質負担は160円未満。プロモ3枚合計の実質原価が480円ですから、二次流通で3枚合計が500円を超えた時点で定価購入者は含みを持ちます。裏を返せば、「セットを定価で買えるかどうか」が損得のほぼすべてという商品です。

なお、この拡張パックは収録カードがすべてキラ仕様で、新レアリティ「FUR(フューチャリスティックレア)」が初登場。さらに30人のイラストレーターが描いたピカチュウ30種と、歴代の象徴的なカード30種の特別仕様再録が収録されます。ポケカ史上初の世界同時発売商品でもあり、パック自体の当たり要素が強いぶん、二次流通で定価720円を下回る展開は考えにくいでしょう。

出典:ポケカ30周年 記念商品まとめおよび30周年特別サイト(2026年8月20日確認)。

セットで買うのとシングルで買うの、どっちが得?

クワッス1枚だけが欲しい場合、判断はシンプルに整理できます。

  • セットを二次流通で買う:支払額から、拡張パック2個の市場価値とニャオハ・ホゲータの売却見込みを引いた額が、実質のクワッス取得コスト
  • シングルで買う:表示価格がそのまま取得コスト。手間はないが、初動は高値づかみになりやすい

ℹ️ 目安の作り方
中心シナリオ(クワッス1,500円・ホゲータ1,500円・ニャオハ1,400円)が当たった場合、プロモ3枚だけで4,400円相当。ここに拡張パック2個(定価720円分)が乗ります。セットの二次流通価格が5,800〜6,000円を超えてきたら、クワッス単体をシングルで買うほうが割安と判断できます。

どれくらい出回る?抽選は8月28日から

2026年8月時点で、生産数は公式に発表されていません。わかっているのは販売方式のほうです。ポケモンセンターオンラインでは全9種をまとめた「9種セット」(10,800円・税込)として抽選販売が実施されます。

抽選応募受付期間8月28日(金)12:00〜8月31日(月)16:59
抽選結果発表日9月4日(金)15:00以降
販売価格9種セット 10,800円(税込)
応募枠プレイヤーズクラブ本人認証済み枠/本人未認証枠の2種(どちらか一方に応募)
当選数の配分当選数の大半が本人認証済み枠に用意されている

出典:ポケモンセンターオンライン「ポケモンカードゲーム30周年記念商品の抽選期間と応募方法について」(2026年8月3日付/2026年8月20日確認)。当選後の注文期限・支払い方法は当選発表時の案内に従ってください。

🔑 応募前にやっておくこと
応募枠は2つありますが、公式は当選数の大半を本人認証済み枠に用意していると明記しています。8月28日12:00までにプレイヤーズクラブの本人認証と、ポケモンセンターオンライン側との登録メールアドレス一致を済ませておくのが実質必須です。

⚠️ ポケセンオンラインは「9種まとめ買い」です
パルデア1種だけを狙って応募することはできません。クワッスだけが目的なら、9種セット10,800円を負担するか、他店舗の単品販売や発売後のシングル購入を狙う判断になります。応募条件や本人認証の詳細は抽選ガイドをどうぞ。

抽選販売が採用されたということは、メーカー側が需要超過を見込んでいる証拠でもあります。一方で、全9種を同時発売する1,200円の商品を極端な少量生産にする理由は乏しく、通常流通での販売も予定されています。この2点から、本記事は「初動は品薄・数ヶ月で緩和」を中心シナリオに置いています。

買うべき?売るべき?タイプ別に考える

飾りたいだけの人

迷う理由はほぼありません。1,200円でカードスタンドまで付いて、3枚並べて飾れる設計です。抽選・予約で定価入手を狙うのが最善。外れても、中心シナリオどおりなら数ヶ月で価格は落ち着きます。発売直後の高値圏で慌てて買う必要は薄い商品です。

PSA10を狙う人|2026年8月時点で鑑定代の元は取れるのか

ここは電卓を叩く前に、まず前提が変わったことを知っておいてください。PSA Japanは低額カード向けの「バリュー」系4プラン(バリュー・バルク/バリュー/バリュー・プラス/バリュー・マックス)をすべて受付停止しています(2026年8月20日時点)。

つまり現在、個人が申し込める最安プランは「レギュラー」の1枚11,980円(税込)です。かつての「バルクで1枚4,000円弱」という選択肢は、いま存在しません。

サービスレベル 料金(税込) 予定納期 申告価格
バリュー系4プラン受付停止中
レギュラー(実質の最安)11,980円/枚60営業日(約12週間)250,000円以下
エクスプレス22,980円/枚25営業日(約5週間)400,000円以下

出典:PSA Japan「グレーディング」(2026年8月20日確認)。グレーディング料金とは別に保険料・返送料がかかります。予定納期は「荷物到着のお知らせ」メール配信時点からのカウントで、到着通知までにさらに日数を要します。料金は変更される場合があるため、提出前に必ず公式でご確認ください。

損益分岐を計算すると、現状ではほぼ赤字になる

項目 金額
素体の取得コスト(中心シナリオ)1,000〜2,500円
+ 鑑定料(レギュラー)11,980円
= 回収すべき手取り額12,980〜14,480円
+ 売却時の手数料(フリマアプリなら売価の約10%)売価の1割
+ 保険料・返送料別途(枚数と申告価格の合計で変動)
= 損益分岐となるPSA10の売価およそ15,000〜17,000円以上

手数料10%を戻すと、必要な売価は約14,400〜16,100円。ここに保険料・返送料が乗るため、実質の分岐点は15,000〜17,000円と見るのが現実的です。本記事の中心シナリオはPSA10で5,000〜12,000円。この分岐点を超えられません。強気シナリオ(13,000〜25,000円)が実現して、ようやく採算が見えてくる水準です。

参考として、3年前のクワッス AR(PSA10)でさえ現在6,600円前後。鑑定料1枚11,980円は、この価格帯のカードにとって明らかに重すぎます。

さらにPSA10が出る保証もありません。フルイラストのキラカードは縁の白かけやセンタリングでグレードが落ちやすく、PSA9になった場合の価格はPSA10を大きく下回るのが一般的です。レギュラーは予定納期だけで約12週間かかり、資金拘束も無視できません。

⚠️ 結論:現状のPSA料金では、このカードを鑑定に出す経済合理性はほぼありません
自分のコレクションとして保存性を高めたい、という目的なら別です。ただし「鑑定に出して利益を狙う」目的であれば、いまは見送りが妥当です。バリュー系プランの受付が再開されるか、PSA10相場が20,000円を明確に超えてから検討してください。

トレカジャパン編集部
逆説的ですが、鑑定コストが上がったことはPSA10相場にとっては上振れ要因でもあります。採算が合わないカードは誰も鑑定に出さなくなるので、PSA10の流通枚数そのものが絞られるからです。クワッスのようにもともと鑑定母数が少ないカードは、この効果がとくに効きやすい立ち位置にあります。

売り時を探している人

先例カードの値動きが参考になります。直近30日でフシギダネ SVG 050/049 は-11.8%、ゼニガメ SVG 052/049 は-10.4%。一方でヒトカゲはほぼ横ばいでした(2026年8月20日時点)。ブランド力で劣る2枚のほうが値持ちが弱いという傾向がはっきり出ています。

パルデア3枚は全体が「ヒトカゲ以外」に近い性質なので、3枚とも初動の品薄局面がいちばん高い可能性があります。長期保有より、初動〜1ヶ月の高値圏で回すほうが現実的——それがクワッスの立ち位置です。

ただし1点だけ補足を。ニャオハ ARのPSA10が直近30日で-7.0%と下げているのに対し、クワッス ARは取引件数が少なく変動率が算出できない状態です(データ不足)。「値崩れしていないのではなく、そもそも取引が薄い」という性質は、売却スピードを重視する人にとってはマイナス材料です。急いで現金化したいなら、初動の流動性が高いタイミングを逃さないほうが安全でしょう。

この予想が外れるとしたら、どこで外れるか

予想の弱いところも隠さず書いておきます。次の要因が動けば、中心シナリオは簡単に外れます。

方向 要因
上振れ ・9地方27枚を同じ作風で揃えられるため、コンプリート需要が想定以上に膨らむ
・拡張パックがポケカ史上初の世界同時発売であり、30周年商品全体に海外需要が流入する
・SV世代の現役プレイヤーが「自分の初手」を記念に買う動きが強く出る
・抽選の当選数が絞られ、店頭在庫もほとんど出回らない
下振れ ・十分な生産数が確保され、発売後も店頭に在庫が残る
・9種同時発売で需要が分散し、初代セットとカロスセットに買いが集中する
・パルデアが「まだ懐かしくない地方」として敬遠される
・SV期のカードは全体的に発行枚数が多く、相場が育ちにくい構造が続く

とくに「9種のうちどこに買いが集中するか」が最大の変数です。予算に限りがある買い手は、9種すべてではなく1〜2種に絞って買います。その1〜2種が初代とカロスに寄れば、パルデア版は素直に弱気シナリオに近づきます。

9月16日発売の拡張パック「30th CELEBRATION」の初動を見れば、30周年商品全体の熱量がどの程度かの手がかりが得られるはずです。そこでの反応が、10月のカードセットの初動をかなり素直に予告してくれるでしょう。

クワッス プロモのよくある質問

Q: クワッス プロモ(127/M-P)は単体で買えますか

A: 商品としての単体販売はありません。「30th CELEBRATION カードセット ニャオハ・ホゲータ・クワッス」(1,200円・税込)を買うか、発売後にフリマアプリ・カードショップでシングルカードとして買う形になります。

Q: ニャオハ・ホゲータ・クワッスのうち、どれが一番高くなりますか

A: 3枚はほぼ横並びになると予想します。そしてクワッスは最下位にはならないと見ています。ゲームの御三家アンケートではクワッスが3番手でしたが、同じパルデア御三家のトリプレットビートAR(PSA10)では、直近の取引額がクワッス6,600円に対してニャオハは5,700円で、順位が逆転しています。パルデアにはリザードン級の突出した1体がいないため、カントー版で起きたような約2倍の価格差は開きにくいでしょう。

Q: クワッスは3番人気なのに、なぜカードだと安くならないのですか

A: 「選ぶ人の多さ」と「手放す人の多さ」が同時に効くからです。人気キャラほど購入者も多い一方で、鑑定に出す人・売りに出す人も増えます。実際、PSA10の出品数はニャオハ55件に対してクワッスは13件。供給が薄いぶん価格が支えられている構図です。加えて、シリーズを通して水タイプを選び続ける層の指名買いが下値を固くしています。ただしクワッスは取引データそのものが薄いため、数値のブレは大きめに見ておいてください。

Q: 30th CELEBRATION カードセットの抽選はいつから応募できますか

A: ポケモンセンターオンラインは2026年8月28日(金)12:00〜8月31日(月)16:59です。全9種をまとめた「9種セット」(10,800円・税込)としての抽選販売で、当選発表は9月4日(金)15:00以降です。当選数の大半は本人認証済み枠に用意されているため、応募前に本人認証を済ませておくことを強くおすすめします。店舗別の最新状況は予約・抽選申込ガイドをご確認ください。

Q: クワッス プロモをPSA鑑定に出す価値はありますか

A: 2026年8月時点では、利益目的の鑑定はおすすめしません。PSA Japanは低額カード向けの「バリュー」系4プランをすべて受付停止しており、申し込める最安は「レギュラー」の1枚11,980円(税込)です。素体取得費・保険料・返送料・売却手数料まで含めると、損益分岐はPSA10の売価でおよそ15,000〜17,000円。本記事の中心シナリオ(PSA10で5,000〜12,000円)では採算が合いません。保存目的なら別ですが、利益狙いならバリュー系の受付再開かPSA10相場の上昇を待つのが妥当です。

Q: 定価1,200円のセットは買いですか

A: 定価で買えるなら十分に妥当です。中身の拡張パック2個だけで720円相当。残る480円でフルイラストのキラプロモ3枚とカードスタンドが付く計算になり、プロモ1枚あたりの実質負担は160円未満です。問題は定価で買えるかどうかの一点に尽きます。

Q: 発売後の実際の相場はどこで確認できますか

A: トレカジャパンの相場ページで確認できます。複数サイトの実取引データから素体・PSA10それぞれの相場を毎日更新しています。拡張パック側の当たりカードは30th CELEBRATION 相場・当たりカードページ(M6a)をご覧ください。

まとめ

クワッス プロモ 127/M-P 価格予想のポイント
素体の発売直後は1,000〜2,500円、PSA10は5,000〜12,000円が中心シナリオ
「3番人気だから一番安い」は成立しない。同条件のAR3枚ではクワッスがニャオハを上回っている
・パルデア3枚の差は最大でも2割弱。9地方で最も横並びになりやすいセット
・クワッスの下支えは水タイプの指名買い・鑑定母数の少なさ・ウェーニバルexへの需要の3点
・逆風は2026年がメガシンカ=カロスの年であること。地方間ではパルデアは中位グループ
・定価1,200円のうちプロモ3枚+スタンドの実質価格は480円。定価入手できれば損はしにくい
・PSA鑑定はいまは非推奨。バリュー系4プランが受付停止中で最安は1枚11,980円、損益分岐は約15,000〜17,000円

📝 ポケカを高く売るなら、まず相場を知ることから。

トレカジャパンは、snkrdunk・mercariなど複数サイトのリアルタイム相場を一括比較できます。30th CELEBRATION カードセットのプロモ相場は、2026年10月16日の発売後に実取引データで毎日更新します。

▼ この予想の根拠にしたパルデア御三家カードの現在の相場(PSA10)

▼ 商品構造の先例となった「御三家フルイラストプロモ」の現在の相場(PSA10)