ポケモンカード30周年の「30th CELEBRATION カードセット ツタージャ・ポカブ・ミジュマル」が、2026年10月16日(金)に1,200円(税込)で発売されます。このセットに1枚だけ入っているのが、フルイラスト仕様のキラプロモ「ミジュマル(115/M-P)」です。

知りたいのは「これ、いくらになるの?」でしょう。発売前なので確定した相場はまだありません。ただ、イッシュ御三家3匹には、ほぼ同じ条件で1年以上取引されてきた実測データが存在します。本記事はそのデータと、定価1,200円の中身を分解した計算から、価格レンジを予想します。

📌 この記事の結論
素体(未鑑定)の発売直後は2,000〜5,000円あたりが中心
PSA10なら10,000〜20,000円あたりが中心
・イッシュ3枚のなかでミジュマルが最上位。先例では素体で約2.5倍、PSA10で約1.5倍の差
・つまりミジュマルは「イッシュ地方のヒトカゲ枠」。3枚のうち値段を牽引する側です
・定価で買えればプロモ1枚あたりの実質負担は160円未満
PSA鑑定は原則見送り(最安プランでも1枚11,980円。損益分岐は約16,000〜20,000円)
・ポケセンオンラインの抽選は8月28日(金)12:00〜8月31日(月)16:59後日の追加抽選も公式が予告済み

🔗 30周年記事のナビ
・商品ラインナップ・定価の全体像は:ポケカ30周年 記念商品まとめ
・店舗別の予約・抽選申込一覧は:ポケカ30周年 予約・抽選申込ガイド
・当選確率・応募手順は:30th CELEBRATION 抽選ガイド
・拡張パックの当たりカード・BOX相場は:30th CELEBRATION 相場・当たりカード(M6a)
・カントー御三家プロモの予想は:フシギダネ(101/M-P)ヒトカゲ(102/M-P)ゼニガメ(103/M-P)

目次

  1. ミジュマル プロモ(115/M-P)はいくらになる?価格予想レンジ
  2. そもそもミジュマル プロモってどんなカード?
  3. イッシュ御三家の実測データ|ミジュマルはポカブの約2.5倍
  4. カントー御三家と比べるとどの位置?
  5. 1,200円の中身を分解すると、プロモ1枚は160円だった
  6. どれくらい出回る?抽選は8月28日から
  7. 買うべき?売るべき?タイプ別に考える
  8. この予想が外れるとしたら、どこで外れるか
  9. ミジュマル プロモのよくある質問
  10. まとめ

ミジュマル プロモ(115/M-P)はいくらになる?価格予想レンジ

ミジュマル

生産数が公表されていないので、ひとつの数字に決め打ちはしません。3つのシナリオと、それぞれの前提をセットで出します。発売後に「店頭に残っているか」を見れば、どのシナリオに寄ったか読者自身で判断できるはずです。

シナリオ 前提 素体・発売直後 素体・3ヶ月後 PSA10
弱気 店頭在庫が残り、再販もかかる 1,000〜2,000円 700〜1,500円 6,000〜10,000円
中心シナリオ 初動は品薄、数ヶ月で供給が追いつく 2,000〜5,000円 1,500〜3,000円 10,000〜20,000円
強気 抽選中心で供給が絞られ、BW世代需要が再燃 6,000〜12,000円 5,000〜9,000円 25,000〜40,000円

※トレカジャパン編集部による予想値です。実勢価格を保証するものではありません。発売後は30th CELEBRATION 相場ページの実取引データで随時更新します。

根拠は3つあります。①イッシュ御三家の実測データ、②カントー御三家プロモとの比較、③定価1,200円の原価分解。順に見ていきます。

未開封セット(3枚入りの商品そのもの)はいくらになる?

プロモ単体より先に動くのがセットの価格です。定価1,200円に対して、発売直後は2,500〜6,000円を中心に見ています。

  • 中身の拡張パック2個が二次流通で定価720円を上回る可能性が高く、セット価格を下から支える
  • ただし全9種のうち需要が最も集中するのは初代カントーセット。イッシュセットは中位グループと見るのが妥当
  • イッシュセットの価格は、実質「ミジュマル1枚の値段+α」で決まりやすい構造(理由は後述)

イッシュ3枚のうち、ミジュマルは何番手?

先に答えを言うと、ミジュマルが明確に1番手です。ポカブ・ツタージャとは、素体で2倍以上の差がつくと見ています。

これは印象論ではありません。同じパックに同じレアリティで収録され、発売直後はほぼ同額だった3匹が、1年強で2.5倍の差に開いたという実測データがあります(後述)。

そもそもミジュマル プロモってどんなカード?

カードのスペックとイラストレーター

カード全面にイラストが広がるフルイラスト仕様のキラプロモです。背景には吊り橋・鉄道車両・大観覧車といった、『ブラック・ホワイト』のイッシュ地方を象徴するモチーフがスナップ写真のように配置され、右下には「3」と「0」がほっぺになった30周年仕様のピカチュウが描かれています。

型番115/M-P(PROMO/レギュレーションマークJ)
カード種別たねポケモン/水タイプ/HP70
ワザシェルブレード(水エネルギー1個+無色1個)/10ダメージ。コインを1回投げオモテなら30ダメージ追加
弱点/抵抗力/にげる雷×2/なし/無色1個
イラストレーターSaboteri(サボテリ)

公式サイトで公開されたカード画像を編集部が確認(2026年8月19日時点)。

✍️ 相場を読むうえで見逃せないポイント
公式画像を1枚ずつ確認したところ、ツタージャ(113/M-P)・ポカブ(114/M-P)・ミジュマル(115/M-P)の3枚とも Saboteri 氏が担当していました。さらにカントーのフシギダネ(101/M-P)も同じ Saboteri 氏。地方をまたいで同一作家が起用されている以上、全9地方27枚が同じ作風で揃う可能性が高いとみられます。
同氏はゼニガメ :フルイラスト(SVG 052/049)も手がけた作家。同カードは現在もPSA10で2万円台後半を維持しており、御三家フルイラストで実績のある書き手です。

「3枚並べると1枚の絵になる」って本当?

商品紹介文などで「3匹がつながるフルイラスト」という表現を見かけますが、公開されている113〜115の画像を並べて確認したところ、3枚とも四辺が枠で閉じており、絵柄が横に連結する構成ではありませんでした

3枚に共通しているのはデザイン言語(スナップ写真風のレイアウト、30周年ピカチュウ、地方モチーフ)であって、「並べると世界観がつながる」という意味合いで読むのが妥当です。パノラマ連結カードを期待して買うと肩透かしになるので、ここは正確に押さえておいてください。

1,200円のセットに1枚。単体では買えません

商品名ポケモンカードゲーム MEGA「30th CELEBRATION カードセット ツタージャ・ポカブ・ミジュマル」
希望小売価格1,200円(税込)
内容物プロモカード(キラ)「ツタージャ」「ポカブ」「ミジュマル」各1枚/拡張パック「30th CELEBRATION」2パック(カードはランダムに各6枚封入)/紙製カードスタンド(3枚用)1個
発売日2026年10月16日(金)
イッシュ3枚の型番ツタージャ 113/M-P/ポカブ 114/M-P/ミジュマル 115/M-P
シリーズ展開全9地方の御三家で全9種(101/M-P〜127/M-P)

出典:ポケモンカードゲーム30周年特別サイト「30th CELEBRATION カードセット」(2026年8月19日確認)

ここで押さえておきたいのが、ミジュマルだけを狙って買う経路が存在しないことです。セットを買った人は、ツタージャ・ポカブ・ミジュマルを必ず1枚ずつ同時に手にします。

つまり3枚はまったく同じ枚数だけ市場に出る。それでも値段に差がつくのは、需要側が偏っているからです。この「同数供給・需要不均衡」がどれくらいの差を生むのか——ちょうどいい実例が、1年前の拡張パックにあります。

イッシュ御三家の実測データ|ミジュマルはポカブの約2.5倍

2025年6月6日発売の拡張パック「ホワイトフレア」(SV11W)には、ミジュマル AR(102/086)とポカブ AR(096/086)が同時収録されています。同じパック・同じレアリティ・同じ発売日。供給条件がほぼ同一という、比較対象としては理想的な組み合わせです。

スタートはほぼ同額。1年強で2.5倍差になった

カード 現在の販売価格(素体) 現在の買取価格(素体) PSA10の水準
ミジュマル AR(SV11W 102/086) 6,480円 5,400円 約15,000円
ポカブ AR(SV11W 096/086) 2,580円 1,900円 約9,600円
ツタージャ AR(SV11B 087/086)
※収録は「ブラックボルト」
2,180円 1,700円 約8,100円

※素体価格はカードラッシュの販売・買取価格(2026年8月19日時点)。PSA10は同社系の集計値(2026年8月16日時点)を丸めた水準です。相場は日々変動します。

3枚とも、発売直後(2025年6月)の販売価格は1,000〜1,300円前後でほぼ横並びでした。それが1年2ヶ月後には、ミジュマル6,480円・ポカブ2,580円・ツタージャ2,180円。ミジュマルはポカブの約2.5倍、ツタージャの約3.0倍まで開いています。PSA10でも約1.5〜1.8倍の差です。

※同じ序列はトレカジャパンのミジュマル ARポカブ ARの各ページ(PSA10の実取引データ)でも確認できます。ただしポカブ ARはPSA10の取引件数が少なく、価格が振れやすい点にご留意ください。

もうひとつ示唆的なのが、ミジュマルが自分の進化系より圧倒的に高い点です。同パックのフタチマル AR は販売1,380円、ダイケンキ AR は販売1,780円。最終進化のダイケンキより、たねポケモンのミジュマルが3倍以上高い——これは「ダイケンキが強いから」ではなく、ミジュマルというキャラクター単体に指名買いが集まっていることを意味します。

トレカジャパン編集部
「御三家だから全部高い」で片づけると読み違えます。イッシュはミジュマル一強。アニメでの露出、進化先のダイケンキにヒスイの姿が存在することなど、他の2匹にない知名度の蓄積があります。ここを知っているかどうかで、セットを買ったあとの動かし方が変わります。

ただし、この比較にも限界がある

ホワイトフレアのARはパック封入(BOXに数枚、種類は70種超)で手に入るカードです。一方の30周年プロモは1,200円のセットに確定封入。1セット買えば必ず手に入るぶん、1商品あたりの入手難度はプロモのほうが低いと考えられます。

だからミジュマル AR の現在価格(素体6,480円/PSA10 約15,000円)は、そのままの水準ではなく「上限側の目安」として扱うのが妥当です。中心シナリオで素体2,000〜5,000円、PSA10を10,000〜20,000円に置いたのは、この入手難度の差を割り引いたからです。

カントー御三家と比べるとどの位置?

同じ「御三家3枚が同数だけ市場に出る」構造の先例として、スペシャルデッキセットex「フシギバナ・リザードン・カメックス」(2023年11月10日発売・5,500円税込)に収録された御三家フルイラストの現在価格も見ておきましょう。

カード(PSA10) 直近の取引額 直近7日の平均 出品数
ヒトカゲ :フルイラスト(SVG 051/049) ¥51,000 約¥51,500 49件
フシギダネ :フルイラスト(SVG 050/049) ¥26,500 約¥24,633 36件
ゼニガメ :フルイラスト(SVG 052/049) ¥26,000 約¥26,420 35件

※出典:トレカジャパン各カードページ(2026年8月19日時点)。相場は日々変動します。

ここから読み取れるのは、地方内の1位カードは2位以下の約2倍になるという構図です(ヒトカゲはフシギダネの約2.1倍)。カントーではヒトカゲがその位置に立ち、イッシュではミジュマルが同じ位置に立つ。3枚のなかの「牽引役」がどれかで、狙い方はまるで変わります。

ただし地方をまたぐ比較では、カントーの需要が別格です。初代御三家は世代を問わず認知されており、9種のなかでカントーセットに需要が最も集中するのは動かしにくい。「イッシュ1位のミジュマル」は「カントー1位のヒトカゲ」には届かず、カントーの2〜3位(フシギダネ・ゼニガメ)と同等かやや上——これが本記事の見立てです。

ℹ️ 実務的な目安の作り方
発売後に相場を判断するときは、この順で見てください。
① まずヒトカゲ(102/M-P)の値段を見る
② その4〜6割あたりがミジュマルのレンジ
③ 同じイッシュのポカブ・ツタージャは、ミジュマルの4〜5割
この3点を押さえておけば、初動の異常値に振り回されずに済みます。

1,200円の中身を分解すると、プロモ1枚は160円だった

もうひとつの物差しが、商品構成からの逆算です。拡張パック「30th CELEBRATION」は1パック360円(税込)。カードセットにはこれが2パック入っています。引き算してみましょう。

内訳 金額
セット希望小売価格1,200円
− 拡張パック2パック(360円×2)−720円
= プロモ3枚+カードスタンドの実質価格480円
プロモ1枚あたり(スタンド分を無視した最大値)約160円

定価で買えれば、プロモ1枚の実質負担は160円未満。中心シナリオどおりならミジュマル1枚だけで2,000円前後になり、定価購入者はセット1個で十分な含みを持ちます。裏を返せば、「セットを定価で買えるかどうか」が損得のほぼすべてという商品です。

セットで買うのとシングルで買うの、どっちが得?

ミジュマル1枚だけが欲しい場合、イッシュセットにはカントーセットと決定的に違う事情があります。

カントーセットは、ヒトカゲとフシギダネ・ゼニガメの差が約2倍。3枚とも一定の値がつくので、余った2枚を売って取得コストを回収しやすい構造です。ところがイッシュセットは価値がミジュマルに集中しているため、ツタージャ・ポカブを売って戻ってくる額が相対的に小さくなります。

ℹ️ 損益分岐の考え方
中心シナリオ(ミジュマル2,500円・ポカブ1,200円・ツタージャ1,200円)が当たった場合、プロモ3枚で約4,900円相当。ここに拡張パック2個が乗ります。
セットの二次流通価格が5,000〜6,000円を超えてきたら、ミジュマル単体をシングルで買うほうが割安
・逆に3,500円以下でセットが買えるなら、セット購入のほうが有利になりやすい

どれくらい出回る?抽選は8月28日から

2026年8月19日時点で、生産数は公式に発表されていません。わかっているのは販売方式のほうです。ポケモンセンターオンラインでは全9種をまとめた「9種セット」(10,800円・税込)として抽選販売が実施されます。

抽選応募受付期間8月28日(金)12:00〜8月31日(月)16:59
抽選結果発表日9月4日(金)15:00以降
注文および支払い期間9月4日(金)15:00〜9月8日(火)16:59
お届け時期発売日前日(10月15日・木)までに発送予定/送料負担なし
応募回数ひとつの抽選につき、おひとり様1回まで(先着順ではありません)
応募枠「プレイヤーズクラブ:本人認証済み枠」と「本人未認証枠」の2種類。マイナンバーカードによる本人認証を完了すると当選しやすくなる仕組み

出典:ポケモンセンターオンライン「ポケモンカードゲーム30周年記念商品の抽選期間と応募方法について」(2026年8月3日付/2026年8月19日確認)

🔑 相場を読むうえで最重要のポイント
同じ公式お知らせの末尾には、一人でも多くの人に商品を届けられるよう、後日追加抽選の実施を予定している旨が明記されています(日程は未定)。供給が一度で終わらないことは、発売前の時点で確定しています。相場予想の前提として、これは見逃せません。

⚠️ ポケセンオンラインは「9種まとめ買い」です
イッシュ1種だけを狙って応募することはできません。ミジュマルだけが目的なら、9種セット10,800円を負担するか、他店舗の単品販売や発売後のシングル購入を狙う判断になります。応募条件や本人認証の詳細は抽選ガイドをどうぞ。

抽選販売が採用されたということは、メーカー側が需要超過を見込んでいる証拠でもあります。一方で、全9種を同時発売する1,200円の商品を極端な少量生産にする理由は乏しく、しかも追加抽選まで予告されている。この2点から、本記事は「初動は品薄・数ヶ月で緩和」を中心シナリオに置いています。

買うべき?売るべき?タイプ別に考える

飾りたいだけの人

迷う理由はほぼありません。1,200円でカードスタンドまで付いて、3枚並べて飾れる設計です。抽選・予約で定価入手を狙うのが最善。外れても、中心シナリオどおりなら数ヶ月で価格は落ち着きます。発売直後の高値圏で慌てて買う必要は薄い商品です。

PSA10を狙う人|2026年8月時点で鑑定代の元は取れるのか

電卓を叩く前に、前提が変わったことを知っておいてください。PSA Japanは低額カード向けの「バリュー」系4プラン(バリュー・バルク/バリュー/バリュー・プラス/バリュー・マックス)を、現在すべて受付停止しています(2026年8月19日時点)。

つまり現在、個人が申し込める最安プランは「レギュラー」の1枚11,980円(税込)です。かつての「バルクで1枚数千円」という選択肢は、いま存在しません。

サービスレベル 料金(税込) 予定納期 申告価格
バリュー系4プラン受付停止中
レギュラー(実質の最安)11,980円/枚60営業日(約12週間)250,000円以下
エクスプレス22,980円/枚25営業日(約5週間)400,000円以下

出典:PSA Japan「グレーディング」(2026年8月19日確認)。予定納期は「荷物到着のお知らせ」メール送信時点からのカウントで、保証されるものではありません。エクスプレスは納期超過のお知らせも出ています。料金は変更される場合があるため、提出前に必ず公式でご確認ください。

損益分岐を計算すると、中心シナリオでは「ぎりぎり届かない」

項目 金額
素体の取得コスト(中心シナリオ)2,000〜5,000円
+ 鑑定料(レギュラー)11,980円
+ 保険料・返送料別途(依頼枚数と申告価格の合計で変動)
+ 売却時の手数料フリマアプリなら売価の約10%
= 損益分岐となるPSA10の売価およそ16,000〜20,000円以上

本記事の中心シナリオはPSA10で10,000〜20,000円。レンジの上端でようやく分岐点に触れるという水準です。フシギダネ(中心シナリオ8,000〜18,000円)よりは有利ですが、期待値で見れば依然として薄い。

さらにPSA10が出る保証もありません。フルイラストのキラカードは縁の白かけやセンタリングでグレードが落ちやすく、PSA9になった場合の価格はPSA10の半分以下になるのが通例です。約12週間の待ち時間も資金拘束になります。

⚠️ 結論:利益目的の鑑定は、いまは見送りが基本
ミジュマルは30周年プロモのなかでは「まだ検討の余地がある側」ですが、それでも中心シナリオでは採算が合いません。自分のコレクションとして保存性を高めたい、という目的なら別です。バリュー系プランの受付が再開されるか、PSA10相場が明確に20,000円を超えてから検討してください。

トレカジャパン編集部
逆説的ですが、鑑定コストが上がったことはPSA10相場にとっては上振れ要因でもあります。採算が合わないカードは誰も鑑定に出さなくなるので、PSA10の流通枚数そのものが絞られるからです。低額カードのPSA10が思ったより高値をつける背景には、この構造があります。

売り時を探している人

ここはカントー御三家と結論が変わります。カントーの先例カードは、フシギダネが直近30日で-15.5%、ゼニガメが-11.9%と値持ちが弱く、「初動が最高値」というパターンでした(2026年8月19日時点)。

一方のミジュマルは、AR実測データを見るかぎり上昇トレンドを続けています。素体の買取価格は2026年5月の4,000円から8月の5,400円へ、PSA10も7月中旬の12,400円から8月中旬の15,000円へと切り上がりました。ミジュマルというキャラクター自体に、時間をかけて評価が積み上がる性質があるということです。

とはいえ、これはパック封入ARの話。30周年プロモは確定封入で入手性が高いぶん、同じ角度で伸びる保証はありません。現実的な整理はこうです。

  • 短期で確実に利益化したい:発売直後の品薄局面で売る。もっとも読みやすい
  • 長期で伸ばしたい:ミジュマルは3枚のなかで唯一、握り続ける価値が検討できる1枚
  • ツタージャ・ポカブ:初動で処分し、ミジュマルの取得コストに充てるのが合理的

この予想が外れるとしたら、どこで外れるか

予想の弱いところも隠さず書いておきます。次の要因が動けば、中心シナリオは簡単に外れます。

方向 要因
上振れ ・9地方27枚が同一作家・同一作風で揃うため、コンプリート需要が想定以上に膨らむ
・ブラックボルト/ホワイトフレアで実証済みのBW世代の懐古需要が再燃する
・ミジュマルの人気上昇トレンドがそのまま継続する
・海外コレクターの需要が日本版プロモに向かう
・追加抽選の当選数が絞られ、店頭在庫もほとんど出回らない
下振れ 後日の追加抽選で供給が上積みされる(公式が実施を予告済み)
・十分な生産数が確保され、発売後も店頭に在庫が残る
・9種同時発売で需要が分散し、カントーセットに資金が吸われる
・確定封入ゆえに入手難度が低く、AR型の値上がりカーブを描かない
・BOX相場全体の調整局面が続き、コレクション需要が冷える

とくに「追加抽選がどれくらいの規模で行われるか」が最大の変数です。日程は未定ですが、実施自体は発売前の時点で予告されています。当選数が大きければ、素体価格は弱気シナリオに近づきます。

もうひとつイッシュ特有のリスクが、9種同時発売による需要の分散です。予算が限られた買い手は、まずカントーを取りにいきます。イッシュセットは「カントーが取れなかった人の第2候補」になりやすく、カントーの供給が潤沢だとイッシュへの流入が細る——この連動は頭に入れておいてください。

ミジュマル プロモのよくある質問

Q: ミジュマル プロモ(115/M-P)は単体で買えますか

A: 商品としての単体販売はありません。「30th CELEBRATION カードセット ツタージャ・ポカブ・ミジュマル」(1,200円・税込)を買うか、発売後にフリマアプリ・カードショップでシングルカードとして買う形になります。

Q: イッシュ3枚のうち、どれが一番高くなりますか

A: ミジュマルです。同じ「ホワイトフレア」に同時収録されたARでは、発売直後はほぼ同額だったミジュマルとポカブが、1年2ヶ月後には販売6,480円と2,580円で約2.5倍の差になっています(2026年8月19日時点)。ツタージャは2,180円とさらに下です。

Q: カントーのヒトカゲやフシギダネと比べるとどうですか

A: ヒトカゲには届かず、フシギダネ・ゼニガメと同等かやや上、という見立てです。地方内では両者とも「1位カード」ですが、初代御三家であるカントーセットのほうに需要が集中しやすいためです。目安としてはヒトカゲの4〜6割あたりを見てください。

Q: 30th CELEBRATION カードセットの抽選はいつから応募できますか

A: ポケモンセンターオンラインは2026年8月28日(金)12:00〜8月31日(月)16:59です。全9種をまとめた「9種セット」(10,800円・税込)としての抽選販売で、当選発表は9月4日(金)15:00以降、注文・支払いは9月8日(火)16:59まで。応募はひとつの抽選につきおひとり様1回までで、先着順ではありません。後日の追加抽選も公式に予告されています(日程未定)。店舗別の最新状況は予約・抽選申込ガイドをご確認ください。

Q: PSA鑑定に出す価値はありますか

A: 2026年8月時点では、利益目的の鑑定はおすすめしません。PSA Japanは低額カード向けの「バリュー」系4プランを現在すべて受付停止しており、申し込める最安は「レギュラー」の1枚11,980円(税込)です。素体取得費・保険料・返送料・売却手数料まで含めた損益分岐はPSA10の売価でおよそ16,000〜20,000円。本記事の中心シナリオ(PSA10で10,000〜20,000円)ではレンジ上端でようやく届く水準です。保存目的なら別ですが、利益狙いならバリュー系の受付再開かPSA10相場の上昇を待つのが妥当です。

Q: ホワイトフレアのミジュマル AR とは何が違いますか

A: 入手経路・レアリティ・イラストレーターが違います。ミジュマル AR(SV11W 102/086)は拡張パックから低確率で出るARで、イラストは「おかちぇけ」氏。今回の115/M-Pは1,200円のセットに確定封入されるフルイラストのキラプロモで、Saboteri氏が担当しています。確定封入のぶん入手難度は低く、ARと同じ価格帯まで上がるとは限りません。

Q: 3枚を並べると1枚の絵になりますか

A: いいえ、各カードは独立した構図です。公式が公開したツタージャ(113/M-P)・ポカブ(114/M-P)・ミジュマル(115/M-P)の画像を並べて確認したところ、3枚とも四辺が枠で閉じており、絵柄が横につながる仕様ではありませんでした。作風とデザイン言語は共通しているため、並べたときに世界観がそろう設計です。

Q: 定価1,200円のセットは買いですか

A: 定価で買えるなら十分に妥当です。中身の拡張パック2個だけで720円相当。残る480円でフルイラストのキラプロモ3枚とカードスタンドが付く計算になり、プロモ1枚あたりの実質負担は160円未満です。問題は定価で買えるかどうかの一点に尽きます。

Q: 発売後の実際の相場はどこで確認できますか

A: トレカジャパンの相場ページで確認できます。複数サイトの実取引データから素体・PSA10それぞれの相場を毎日更新しています。拡張パック側の当たりカードは30th CELEBRATION 相場・当たりカードページ(M6a)をご覧ください。

まとめ

ミジュマル プロモ 115/M-P 価格予想のポイント
素体の発売直後は2,000〜5,000円、PSA10は10,000〜20,000円が中心シナリオ
・イッシュ3枚の序列はミジュマル ≫ ポカブ > ツタージャ。ホワイトフレアのARでは素体で約2.5倍の差
・ミジュマルは「イッシュ地方のヒトカゲ枠」。ただし地方をまたぐとカントーの需要が別格
・定価1,200円のうちプロモ3枚+スタンドの実質価格は480円。定価入手できれば損はしにくい
・最大の変数は追加抽選の規模。公式が実施を予告済みで、当選数が多ければ素体は1,000円台まで落ち着く可能性
・PSA鑑定はいまは原則見送り。最安は1枚11,980円、損益分岐は約16,000〜20,000円

📝 ポケカを高く売るなら、まず相場を知ることから。

トレカジャパンは、snkrdunk・mercariなど複数サイトのリアルタイム相場を一括比較できます。30th CELEBRATION カードセットのプロモ相場は、2026年10月16日の発売後に実取引データで毎日更新します。

▼ この予想の根拠にしたカードの現在の相場