ポケモンカード30周年の「30th CELEBRATION カードセット チコリータ・ヒノアラシ・ワニノコ」が、2026年10月16日(金)に1,200円(税込)で発売されます。このセットに1枚だけ入っているのが、フルイラスト仕様のキラプロモ「チコリータ(104/M-P)」です。
知りたいのは「結局いくらになるのか」だと思います。発売前なので確定相場はまだありません。ただ、3年前にほぼ同じ構成の商品があり、そのカードの相場は今も実データで追えます。さらにジョウト御三家には、カントー御三家とは違う値段のつき方をしてきた履歴があります。本記事はその2つを突き合わせて価格レンジを予想します。
📌 この記事の結論
・素体(未鑑定)の発売直後は1,200〜3,000円あたりが中心
・PSA10なら6,000〜14,000円あたりが中心
・ジョウト御三家はカントーと違って序列がフラット。チコリータが大きく見劣りする根拠はない
・定価で買えればプロモ1枚あたりの実質負担は160円未満
・PSA鑑定はいまは非推奨(最安プランでも1枚11,980円で採算が合わない)
・ポケセンオンラインの抽選は8月28日(金)12:00〜8月31日(月)16:59。後日の追加抽選も公式が予告済み
🔗 30周年記事のナビ
・商品ラインナップ・定価の全体像は:ポケカ30周年 記念商品まとめ
・発売日・スケジュールの全体像は:ポケカ30周年はいつ?発売日ガイド
・店舗別の予約・抽選申込一覧は:ポケカ30周年 予約・抽選申込ガイド
・当選確率・応募手順は:30th CELEBRATION 抽選ガイド
・拡張パックの当たりカード・BOX相場は:30th CELEBRATION 相場・当たりカード(M6a)
・カントー御三家版の価格予想は:フシギダネ(101/M-P)/ヒトカゲ(102/M-P)/ゼニガメ(103/M-P)
目次
- チコリータ プロモ(104/M-P)はいくらになる?価格予想レンジ
- そもそもチコリータ プロモってどんなカード?
- 先例①|3年前の「ほぼ同じ商品」はいま何円か
- 先例②|ジョウト御三家は序列がフラットだった
- 1,200円の中身を分解すると、プロモ1枚は160円だった
- どれくらい出回る?抽選は8月28日から
- 買うべき?売るべき?タイプ別に考える
- この予想が外れるとしたら、どこで外れるか
- チコリータ プロモのよくある質問
- まとめ
チコリータ プロモ(104/M-P)はいくらになる?価格予想レンジ

生産数が公表されていないので、ひとつの数字に決め打ちはしません。3つのシナリオと、その前提をセットで出します。発売後に「店頭に残っているか」を見れば、どのシナリオに寄ったかを読者自身で判断できるはずです。
| シナリオ | 前提 | 素体・発売直後 | 素体・3ヶ月後 | PSA10 |
|---|---|---|---|---|
| 弱気 | 店頭在庫が残り、再販もかかる | 600〜1,200円 | 400〜800円 | 4,000〜7,000円 |
| 中心シナリオ | 初動は品薄、数ヶ月で供給が追いつく | 1,200〜3,000円 | 800〜1,800円 | 6,000〜14,000円 |
| 強気 | 抽選中心で供給が絞られ、海外需要も流入 | 4,000〜8,000円 | 3,000〜6,000円 | 15,000〜28,000円 |
※トレカジャパン編集部による予想値です。実勢価格を保証するものではありません。発売後は30th CELEBRATION 相場ページの実取引データで随時更新します。
未開封セット(3枚入りの商品そのもの)はいくらになる?
プロモ単体より先に動くのがセットの価格です。定価1,200円に対して、発売直後は2,500〜5,500円を中心に見ています。根拠は2つ。
- 中身の拡張パック2個が二次流通で定価720円を上回る可能性が高く、セット価格を下から支える
- 全9種のうち、需要が最も集中するのは初代(カントー)セット。ジョウトはその次に来る2番手グループと見るのが妥当
ジョウトは『金・銀』『ハートゴールド・ソウルシルバー』を通った層が厚く、9地方のなかでも懐古需要が強い部類です。とはいえ、リザードンを抱えるカントーと同じ値段には届きにくい——というのが編集部の見立てです。
御三家3枚のうち、チコリータは何番手?
先に結論を書きます。ジョウト御三家は3枚が横並びになりやすく、チコリータが「明確な3番手」になる根拠は薄いと見ています。
カントー御三家では、ヒトカゲがフシギダネの約2.1倍という大差がついています(後述)。ところがジョウト御三家の過去プロモを並べると、その差はほとんど出ていません。詳しくは先例②で実際の数字を見ます。カントー版の予想はフシギダネ(101/M-P)の記事にまとめています。
チコリータ狙いの人にとって、これは判断材料になります。「不人気枠だから激安で拾える」とは考えないほうがいい、ということでもあるからです。
そもそもチコリータ プロモってどんなカード?
カードのスペックとイラストレーター
カード全面にイラストが広がるフルイラスト仕様のキラプロモです。背景にはジョウト地方を思わせるモチーフが詰め込まれています。金色に輝く塔、赤く色づいた紅葉、壁に刻まれたアンノーンの文字、そしてにじいろのはねを思わせる羽根。右下には「3」と「0」がほっぺになった30周年仕様のピカチュウが顔を出しています。
| 型番 | 104/M-P(PROMO/レギュレーションマークJ) |
|---|---|
| カード種別 | たねポケモン/草タイプ/HP70 |
| ワザ | はっぱカッター(草エネルギー1個+無色1個)/30ダメージ |
| 弱点/抵抗力/にげる | 炎×2/なし/無色1個 |
| イラストレーター | Saboteri(サボテリ) |
※公式が公開したカード画像から確認(2026年8月18日確認)。
✍️ 相場を読むうえで見逃せないポイント
公式公開画像を確認したところ、チコリータ(104/M-P)・ヒノアラシ(105/M-P)・ワニノコ(106/M-P)の3枚とも Saboteri 氏が担当しています。同氏は、次章で比較するゼニガメ :フルイラスト(SVG 052/049)も手がけた作家。中古市場で安定した支持があり、イラストレーター名で指名買いされる下地があります。
3枚は作風とモチーフの選び方こそ共通していますが、絵柄が横につながる構成ではありません(公式公開画像で確認)。「3枚並べると1枚の絵になる」という情報が出回っていますが、実際は各カードが独立した構図です。ヒノアラシには赤いポケギア、ワニノコには銀色の羽根と、それぞれ別のジョウトモチーフが描き分けられています(いずれも公式公開画像で確認)。
1,200円のセットに1枚。単体では買えません
| 商品名 | ポケモンカードゲーム MEGA「30th CELEBRATION カードセット チコリータ・ヒノアラシ・ワニノコ」 |
|---|---|
| 希望小売価格 | 1,200円(税込) |
| 内容物 | プロモカード(キラ)「チコリータ」「ヒノアラシ」「ワニノコ」各1枚/拡張パック「30th CELEBRATION」2パック(各6枚・ランダム封入)/紙製カードスタンド(3枚用)1個 |
| 発売日 | 2026年10月16日(金) |
| シリーズ展開 | 全9地方の御三家で全9種(101/M-P〜127/M-P) |
出典:ポケモンカードゲーム30周年特別サイト「30th CELEBRATION カードセット」(2026年8月18日確認)
ここで押さえておきたいのが、チコリータだけを狙って買う経路が存在しないことです。セットを買った人は、チコリータ・ヒノアラシ・ワニノコを必ず1枚ずつ同時に手にします。
つまり3枚はまったく同じ枚数だけ市場に出る。それでも値段に差がつくとすれば、原因は需要側の偏りだけです。この「同数供給・需要不均衡」という条件が、次章で見る先例と完全に一致します。
先例①|3年前の「ほぼ同じ商品」はいま何円か
2023年11月10日発売のスペシャルデッキセットex「フシギバナ・リザードン・カメックス」(5,500円・税込)。この商品にもフシギダネ/ヒトカゲ/ゼニガメのフルイラストカードが1枚ずつ入っていました。同数供給・需要不均衡という条件が今回と重なるので、商品構造の比較対象としてはこれ以上のものがありません。
カントー御三家3枚の今の相場(PSA10)
| カード | 直近の取引額 | 直近7日の平均 | 販売中の最安値 | 出品数 |
|---|---|---|---|---|
| ヒトカゲ :フルイラスト(SVG 051/049) | ¥51,000 | 約¥51,500 | ¥48,685 | 49件 |
| フシギダネ :フルイラスト(SVG 050/049) | ¥26,500 | 約¥24,633 | ¥26,800 | 36件 |
| ゼニガメ :フルイラスト(SVG 052/049) | ¥26,000 | 約¥26,420 | ¥26,000 | 35件 |
※PSA10グレードの数値。出典:トレカジャパン各カードページ(2026年8月18日確認)。相場は日々変動します。
直近7日の平均で見ると、ヒトカゲはフシギダネの約2.1倍。同じ枚数しか市場にないのに倍以上の差がつくのは、リザードンへの進化を背負うヒトカゲのブランド力が別格だからです。
ただし「5,500円と1,200円」の差は無視できない
| 比較項目 | スペシャルデッキセットex(2023) | 30th CELEBRATION カードセット(2026) |
|---|---|---|
| 希望小売価格 | 5,500円(税込) | 1,200円(税込) |
| 同時展開の種類数 | 1種 | 9種 |
| 対象地方 | カントーのみ | 全9地方(本商品はジョウト) |
| 御三家プロモ | 3枚(フルイラスト) | 3枚(フルイラスト・キラ) |
定価が4分の1以下ということは、同じ売上を狙うなら生産数は多くなるのが自然です。「推しの地方だけ買う」という買い方も想定された商品設計で、1セットあたりの流通枚数は先例より増える可能性が高い。
加えて本商品はカントーではなくジョウト。カントー版よりもう一段割り引いて考える必要があります。先例カードの現在価格(PSA10で2〜5万円)は水準の目安ではなく、あくまで「上限側の天井」として扱うのが妥当です。中心シナリオでPSA10を6,000〜14,000円に置いたのは、この2つの割引を重ねたからです。
先例②|ジョウト御三家は序列がフラットだった
ここからがチコリータ固有の話です。カントー御三家の「2.1倍」をそのままジョウトに当てはめると、判断を誤ります。ジョウト御三家にも、3枚がまとめて同数だけ市場に出た先例があります。
同じ配布物に入っていた3枚を並べてみる
2016年4月23日発売の「ポケモンカードゲームXY BREAK スペシャルセット ホウオウ+ルギア」(1,800円+税/ポケモンセンターキョウトのオープン記念商品)には、チコリータ・ヒノアラシ・ワニノコのキラプロモが1枚ずつ同梱されていました。1つの商品に3枚が同数だけ入るという条件は、今回のカードセットとまったく同じです。序列を見るには最適の先例と言えます。
出典:ポケモンカードゲーム公式「XY BREAK スペシャルセット ホウオウ+ルギア」(2026年8月18日確認)。同セットの収録カードは全7枚で、御三家3枚のほかホウオウ・ホウオウBREAK・ドーブル・ルギアが含まれます。
この3枚のカードショップ掲載価格は、こうなっています。
| カード | 掲載価格(美品) | 最上位との比 |
|---|---|---|
| ヒノアラシ(223/XY-P) | 6,980円 | 100% |
| チコリータ(222/XY-P) | 6,480円 | 約93% |
| ワニノコ(226/XY-P) | 5,980円 | 約86% |
※出典:カードラッシュの掲載価格(チコリータ/ヒノアラシ/ワニノコ、2026年8月18日確認)。在庫切れ表示の商品を含む販売価格であり、実際の成約価格ではありません。参考値としてご覧ください。
3枚の開きは最大でも1.17倍。カントー御三家の2.1倍とは、まるで別世界の数字です。しかも1位はヒノアラシで、チコリータは僅差の2位。最下位ですらありません。
なぜジョウトはフラットなのか
理由はシンプルで、ジョウトにはリザードンに相当する「一強」がいないからです。
- カントー:リザードン人気が突出しており、その初期形であるヒトカゲに需要が集中する
- ジョウト:バクフーン・オーダイル・メガニウムはいずれも根強い人気があるものの、リザードンほど市場全体を引っ張る存在ではない
結果として、需要は3枚に分散します。加えてチコリータには「かわいい系デザイン」としての独自需要があり、進化先の人気に依存しにくい面もあります。
トレカジャパン編集部
カントー版の記事では「ヒトカゲの半分弱を当てる」という目安が使えました。ジョウト版でこの読み方をすると外します。ジョウトは3枚をほぼ同値と考え、そのうえで全体の水準をカントーより低く見積もる——これが正しい当て方です。
1,200円の中身を分解すると、プロモ1枚は160円だった
もうひとつの物差しが、商品構成からの逆算です。拡張パック「30th CELEBRATION」は1パック360円(税込)。カードセットにはこれが2パック入っています。引き算してみましょう。
| 内訳 | 金額 |
|---|---|
| セット希望小売価格 | 1,200円 |
| − 拡張パック2パック(360円×2) | −720円 |
| = プロモ3枚+カードスタンドの実質価格 | 480円 |
| プロモ1枚あたり(スタンド分を無視した最大値) | 約160円 |
定価で買えれば、プロモ1枚の実質負担は160円未満。二次流通でチコリータ単体が1,000円を超えるだけで、定価購入者は3枚合計で十分な含みを持ちます。裏を返せば、「セットを定価で買えるかどうか」が損得のほぼすべてという商品です。
セットで買うのとシングルで買うの、どっちが得?
チコリータ1枚だけが欲しい場合、判断はシンプルに整理できます。
- セットを二次流通で買う:支払額から、拡張パック2個の市場価値とヒノアラシ・ワニノコの売却見込みを引いた額が、実質のチコリータ取得コスト
- シングルで買う:表示価格がそのまま取得コスト。手間はないが、初動は高値づかみになりやすい
ℹ️ 目安の作り方
中心シナリオで3枚がほぼ同値(各1,800円前後)だった場合、プロモ3枚だけで5,400円相当。ここに拡張パック2個が乗ります。セットの二次流通価格が6,000円を大きく超えてきたら、チコリータ単体をシングルで買うほうが割安と判断できます。ジョウトは3枚がほぼ同値なので、「余った2枚を高く売って元を取る」戦略はカントー版より効きにくい点にも注意してください。
どれくらい出回る?抽選は8月28日から
2026年8月時点で、生産数は公式に発表されていません。わかっているのは販売方式のほうです。ポケモンセンターオンラインでは全9種をまとめた「9種セット」(10,800円・税込)として抽選販売が実施されます。
| 抽選応募受付期間 | 8月28日(金)12:00〜8月31日(月)16:59 |
|---|---|
| 抽選結果発表日 | 9月4日(金)15:00以降 |
| 注文・支払い期間 | 9月4日(金)15:00〜9月8日(火)16:59 |
| お届け時期 | 発売日前日(10月15日・木)までに発送予定/送料無料 |
| 応募回数 | ひとつの抽選につき、おひとり様1回まで |
| 応募枠 | プレイヤーズクラブ本人認証済み枠/本人未認証枠の2種(重複応募は落選対象) |
出典:ポケモンセンターオンライン「ポケモンカードゲーム30周年記念商品の抽選期間と応募方法について」(2026年8月3日付/2026年8月18日確認)
🔑 相場を読むうえで最重要の一文
同じ公式お知らせの末尾に、一人でも多くの人に商品を届けるため、後日追加抽選の実施を予定しているという趣旨の記載があります。日程は未定ですが、供給が一度で終わらないことは発売前の時点で確定しています。相場予想の前提として、これは見逃せません。
⚠️ ポケセンオンラインは「9種まとめ買い」です
ジョウト1種だけを狙って応募することはできません。チコリータだけが目的なら、9種セット10,800円を負担するか、他店舗の単品販売や発売後のシングル購入を狙う判断になります。応募条件や本人認証の詳細は抽選ガイドをどうぞ。
抽選販売が採用されたということは、メーカー側が需要超過を見込んでいる証拠でもあります。一方で、全9種を同時発売する1,200円の商品を極端な少量生産にする理由は乏しく、しかも追加抽選まで予告されている。この2点から、本記事は「初動は品薄・数ヶ月で緩和」を中心シナリオに置いています。
買うべき?売るべき?タイプ別に考える
飾りたいだけの人
迷う理由はほぼありません。1,200円でカードスタンドまで付いて、3枚並べて飾れる設計です。抽選・予約で定価入手を狙うのが最善。外れても、中心シナリオどおりなら数ヶ月で価格は落ち着きます。ジョウトは3枚が横並びなので、「1枚だけ買い足す」より3枚まとめて持っておくほうが満足度が高いタイプの商品でもあります。
PSA10を狙う人|2026年8月時点で鑑定代の元は取れるのか
電卓を叩く前に、前提が変わったことを知っておいてください。PSA Japanは低額カード向けの「バリュー」系4プラン(バリュー・バルク/バリュー/バリュー・プラス/バリュー・マックス)を受付停止中です(2026年8月18日確認)。
つまり現在、個人が申し込める最安プランは「レギュラー」の1枚11,980円(税込)。かつての「バルクで1枚4,000円弱」という選択肢は、いま存在しません。
| サービスレベル | 料金(税込) | 予定納期 | 申告価格 |
|---|---|---|---|
| バリュー系4プラン | 受付停止中 | ||
| レギュラー(実質の最安) | 11,980円/枚 | 60営業日(約12週間) | 250,000円以下 |
| エクスプレス | 22,980円/枚 | 25営業日(約5週間) | 400,000円以下 |
出典:PSA Japan「グレーディング」(2026年8月18日確認)。グレーディング料金とは別に保険料・返送料がかかります。料金は変更される場合があるため、提出前に必ず公式でご確認ください。
損益分岐を計算すると、現状ではほぼ赤字になる
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 素体の取得コスト(中心シナリオ) | 1,200〜3,000円 |
| + 鑑定料(レギュラー) | 11,980円 |
| + 保険料・返送料 | 別途(枚数と申告価格の合計で変動) |
| + 売却時の手数料 | フリマアプリなら売価の約10% |
| = 損益分岐となるPSA10の売価 | およそ15,000〜17,000円以上 |
本記事の中心シナリオはPSA10で6,000〜14,000円。この分岐点に届きません。強気シナリオ(15,000〜28,000円)が実現して、ようやく採算が見えてくる水準です。
さらにPSA10が出る保証もありません。フルイラストのキラカードは縁の白かけやセンタリングでグレードが落ちやすく、PSA9になった場合の価格はPSA10の半分以下になるのが通例です。約12週間の待ち時間も資金拘束になります。
⚠️ 結論:現状のPSA料金では、このカードを鑑定に出す経済合理性はありません
自分のコレクションとして保存性を高めたい、という目的なら別です。ただし「鑑定に出して利益を狙う」目的であれば、いまは見送りが妥当。バリュー系プランの受付が再開されるか、PSA10相場が20,000円を明確に超えてから検討してください。
トレカジャパン編集部
逆説的ですが、鑑定コストが上がったことはPSA10相場にとっては上振れ要因でもあります。採算が合わないカードは誰も鑑定に出さなくなるので、PSA10の流通枚数そのものが絞られるからです。低額カードのPSA10が思ったより高値をつける背景には、この構造があります。
売り時を探している人
先例カードの値動きが参考になります。カントー御三家のPSA10は、直近30日でフシギダネが-15.5%、ゼニガメが-11.9%。一方でヒトカゲはほぼ横ばいでした(2026年8月時点)。看板ポケモン以外は値持ちが弱いという傾向がはっきり出ています。
ジョウト御三家には、その「値持ちする看板」がいません。つまり3枚とも下位2枚型の値動きになる可能性が高い。チコリータは初動の品薄局面がいちばん高いと考えて動くのが現実的です。長期保有で伸ばすタイプではなく、初動〜数週間で判断するタイプのカードと割り切ったほうがいいでしょう。
この予想が外れるとしたら、どこで外れるか
予想の弱いところも隠さず書いておきます。次の要因が動けば、中心シナリオは簡単に外れます。
| 方向 | 要因 |
|---|---|
| 上振れ | ・9地方27枚を同じ作風で揃えられるため、コンプリート需要が想定以上に膨らむ ・ジョウト関連の新商品・アニメ展開などで『金・銀』需要が再燃する ・先行発売の拡張パック「30th CELEBRATION」が話題化し、30周年商品全体に資金が流入する ・追加抽選の当選数が絞られ、店頭在庫もほとんど出回らない |
| 下振れ | ・後日の追加抽選で供給が上積みされる(公式が実施を予告済み) ・十分な生産数が確保され、発売後も店頭に在庫が残る ・9種同時発売で需要が分散し、カントー以外が伸び悩む ・BOX相場全体の調整局面が続き、コレクション需要が冷える |
とくに「追加抽選がどれくらいの規模で行われるか」が最大の変数です。ポケモンセンターオンラインは今回の抽選告知のなかで、より多くの人に商品を届けるため後日の追加抽選を予定していると明言しています(日程は未定)。
つまり「一度きりの抽選で終わり」ではないことが、発売前の時点で確定しています。追加抽選の当選数が大きければ、素体価格は弱気シナリオに近づきます。初動の高値は追加抽選の日程発表で崩れる可能性がある——ここは購入・売却どちらの立場でも押さえておきたいポイントです。
もうひとつの不確実性は、ジョウトセットが9種のなかで何番目に評価されるかです。本記事は「カントーに次ぐ2番手グループ」と置いていますが、ここが3〜4番手まで落ちれば、素体価格はさらに1〜2割下がる計算になります。
チコリータ プロモのよくある質問
Q: チコリータ プロモ(104/M-P)は単体で買えますか
A: 商品としての単体販売はありません。「30th CELEBRATION カードセット チコリータ・ヒノアラシ・ワニノコ」(1,200円・税込)を買うか、発売後にフリマアプリ・カードショップでシングルカードとして買う形になります。
Q: ジョウト御三家3枚のうち、どれが一番高くなりますか
A: 3枚がほぼ横並びになると見ています。3枚が同数で同梱されていた過去の商品(2016年のスペシャルセット ホウオウ+ルギア)では、現在の掲載価格の差が約1.2倍にとどまっています。カントー御三家でヒトカゲがフシギダネの約2.1倍になっているのとは対照的で、ジョウトには相場を突出させる「一強」がいないためです。
Q: 30th CELEBRATION カードセットの抽選はいつから応募できますか
A: ポケモンセンターオンラインは2026年8月28日(金)12:00〜8月31日(月)16:59です。全9種をまとめた「9種セット」(10,800円・税込)としての抽選販売で、当選発表は9月4日(金)15:00以降、注文・支払いは9月8日(火)16:59までです。後日の追加抽選も公式に予告されています(日程未定)。店舗別の最新状況は予約・抽選申込ガイドをご確認ください。
Q: チコリータ プロモをPSA鑑定に出す価値はありますか
A: 2026年8月時点では、利益目的の鑑定はおすすめしません。PSA Japanは低額カード向けの「バリュー」系プランを受付停止しており、申し込める最安は「レギュラー」の1枚11,980円(税込)です。素体取得費・保険料・返送料・売却手数料まで含めると、損益分岐はPSA10の売価でおよそ15,000〜17,000円。本記事の中心シナリオ(PSA10で6,000〜14,000円)では採算が合いません。保存目的なら別ですが、利益狙いならバリュー系の受付再開かPSA10相場の上昇を待つのが妥当です。
Q: 定価1,200円のセットは買いですか
A: 定価で買えるなら十分に妥当です。中身の拡張パック2個だけで720円相当。残る480円でフルイラストのキラプロモ3枚とカードスタンドが付く計算になり、プロモ1枚あたりの実質負担は160円未満です。問題は定価で買えるかどうかの一点に尽きます。
Q: チコリータ プロモのイラストレーターは誰ですか
A: Saboteri(サボテリ)氏です。ヒノアラシ(105/M-P)・ワニノコ(106/M-P)も同じく同氏が担当しています。スペシャルデッキセットexのゼニガメ :フルイラスト(SVG 052/049)も手がけた作家で、御三家フルイラストでは指名買いの対象になりやすい名前です。
Q: 発売後の実際の相場はどこで確認できますか
A: トレカジャパンの相場ページで確認できます。複数サイトの実取引データから素体・PSA10それぞれの相場を毎日更新しています。拡張パック側の当たりカードは30th CELEBRATION 相場・当たりカードページ(M6a)をご覧ください。
まとめ
チコリータ プロモ 104/M-P 価格予想のポイント
・素体の発売直後は1,200〜3,000円、PSA10は6,000〜14,000円が中心シナリオ
・ジョウト御三家はチコリータ ≒ ヒノアラシ ≒ ワニノコ。カントーのような2倍差は起きにくい
・定価1,200円のうちプロモ3枚+スタンドの実質価格は480円。定価入手できれば損はしにくい
・最大の変数は追加抽選の規模。公式が実施を予告済みで、当選数が多ければ素体は1,000円前後まで落ち着く可能性
・PSA鑑定はいまは非推奨。最安でも1枚11,980円、損益分岐は約15,000〜17,000円
📝 ポケカを高く売るなら、まず相場を知ることから。
トレカジャパンは、snkrdunk・mercariなど複数サイトのリアルタイム相場を一括比較できます。30th CELEBRATION カードセットのプロモ相場は、2026年10月16日の発売後に実取引データで毎日更新します。
▼ この予想の根拠にした「御三家フルイラストプロモ」の現在の相場
- ヒトカゲ :フルイラスト(SVG 051/049)|PSA10直近:¥51,000
- フシギダネ :フルイラスト(SVG 050/049)|PSA10直近:¥26,500
- ゼニガメ :フルイラスト(SVG 052/049)|PSA10直近:¥26,000
更新履歴
- 2026-08-18:初回公開(発売前の価格予想。カントー御三家の実売データ、2016年スペシャルセット収録のジョウト御三家プロモの価格序列、原価分解、抽選日程をもとに3シナリオで提示)
- 2026-08-28以降:ポケモンセンターオンライン抽選の応募状況を追記予定
- 2026-10-16以降:発売後の実勢価格を反映し、予想と実績の差分を検証予定






