ポケモンカード30周年の「30th CELEBRATION カードセット モクロー・ニャビー・アシマリ」が、2026年10月16日(金)に1,200円(税込)で発売されます。このセットに1枚だけ入っているのが、フルイラスト仕様のキラプロモ「アシマリ(121/M-P)」です。

知りたいのは「これ、いくらになるの?」でしょう。発売前なので確定した相場はまだありません。ただ、約3年前にほぼ同じ構成の商品があり、そのカードの相場は今も追えます。本記事はその実取引データと、定価1,200円の中身を分解した計算、さらにアローラ御三家の人気構造から価格レンジを予想します。

📌 この記事の結論
素体(未鑑定)の発売直後は900〜2,000円あたりが中心
PSA10なら5,000〜11,000円あたりが中心
・アローラは「モクロー1強」。カントーと同じ“1枚だけ高い”型になりやすい
・アシマリは3枚のなかで最も安くなると予想。狙う人には追い風
・そのためセット買いよりシングル買いが有利になりやすい1枚
・定価で買えればプロモ1枚あたりの実質負担は160円未満
PSA鑑定はいまは非推奨(最安プランでも1枚11,980円で採算が合わない)
・ポケセンオンラインの抽選は8月28日(金)12:00〜8月31日(月)16:59

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・商品ラインナップ・定価の全体像は:ポケカ30周年 記念商品まとめ
・店舗別の予約・抽選申込一覧は:ポケカ30周年 予約・抽選申込ガイド
・当選確率・応募手順は:30th CELEBRATION 抽選ガイド
・拡張パックの当たりカード・BOX相場は:30th CELEBRATION 相場・当たりカード(M6a)
・初代御三家版の価格予想は:フシギダネ(101/M-P)ヒトカゲ(102/M-P)ゼニガメ(103/M-P)

目次

  1. アシマリ プロモ(121/M-P)はいくらになる?価格予想レンジ
  2. そもそもアシマリ プロモってどんなカード?
  3. 約3年前に「ほぼ同じ商品」があった|先例カードの今の値段
  4. アローラ御三家には「リザードン役」がいる|3枚の序列を読む
  5. 1,200円の中身を分解すると、プロモ1枚は160円だった
  6. どれくらい出回る?抽選は8月28日から
  7. 買うべき?売るべき?タイプ別に考える
  8. この予想が外れるとしたら、どこで外れるか
  9. アシマリ プロモのよくある質問
  10. まとめ

アシマリ プロモ(121/M-P)はいくらになる?価格予想レンジ

アシマリ

生産数が公表されていないので、ひとつの数字に決め打ちはしません。3つのシナリオと、それぞれの前提をセットで出します。発売後に「店頭に残っているか」を見れば、どのシナリオに寄ったか読者自身で判断できるはずです。

シナリオ 前提 素体・発売直後 素体・3ヶ月後 PSA10
弱気 店頭在庫が残り、再販もかかる 500〜900円 300〜600円 3,500〜6,000円
中心シナリオ 初動は品薄、数ヶ月で供給が追いつく 900〜2,000円 600〜1,200円 5,000〜11,000円
強気 抽選中心で供給が絞られ、海外需要も流入 3,000〜6,000円 2,000〜4,000円 12,000〜22,000円

※トレカジャパン編集部による予想値です。実勢価格を保証するものではありません。発売後は30th CELEBRATION 相場ページの実取引データで随時更新します。

初代御三家(フシギダネ・ヒトカゲ・ゼニガメ)版より低めのレンジに置いています。理由は2つあります。9種のなかで需要が最も集中するのは初代セットであること、そしてアシマリはアローラ3枚のなかで最下位に位置すると見ていることです。根拠は後述のアローラ御三家の章で数字を出します。

未開封セット(3枚入りの商品そのもの)はいくらになる?

プロモ単体より先に動くのがセットの価格です。定価1,200円に対して、発売直後は5,000〜9,000円を中心に見ています。理由は2つ。

  • 中身の拡張パック2個が二次流通で定価720円を上回れば、その分がセット価格を下から支える
  • 同梱されるモクローの人気が突出しており、セット全体の価格をモクローが押し上げる

ここが本記事のいちばん実務的なポイントです。アローラ版のセットは「モクロー代金」で高くなりやすい一方、アシマリ単体は安い。つまりアシマリだけが欲しい人にとって、セット買いはかなり分の悪い買い方になります。

モクロー・ニャビー・アシマリ、アシマリは何番手?

先に答えを言うと、モクロー > ニャビー > アシマリ。そしてモクローとアシマリの価格差は、カントー版で起きた約2.1倍より大きく開く可能性があると見ています。

これは印象ではありません。公式の大規模人気投票で、モクローがアローラ地方の2位に入っているのに対し、アシマリは28位。カントーにおけるリザードンと似た「1枚だけ突出」の構図が、アローラでも成立します。

アシマリ狙いの人にとって、これは悪い話ばかりではありません。3枚のなかで最も安く手に入るということでもあるからです。「モクローの値段の3分の1あたり」——これが最初に置くべき目安になります。

そもそもアシマリ プロモってどんなカード?

カードのスペックとイラストレーター

カード全面にイラストが広がるフルイラスト仕様のキラプロモです。背景はポップな色使いの街並みとモノレール、ポケモンのタイプを表すエネルギーマークをかたどった図形が散りばめられ、右下には「3」と「0」がほっぺになった30周年仕様のピカチュウが描かれています。中央のアシマリは水しぶきの中を跳ねる構図です。

型番121/M-P(PROMO/レギュレーションマークJ)
カード種別たねポケモン/水タイプ/HP70
ワザチャームボイス(水エネルギー2個)/20ダメージ+相手のバトルポケモンをこんらんにする
弱点/抵抗力/にげる雷×2/なし/無色1個
イラストレーターSaboteri(サボテリ)

※カード実物の記載内容にもとづきます(2026年8月20日確認)。公式カードデータベースへの掲載は発売前後を予定。

✍️ 相場を読むうえで見逃せないポイント
イラストはSaboteri(サボテリ)氏。同氏は先例カードゼニガメ :フルイラスト(SVG 052/049)も手がけた作家で、その1枚はPSA10で2万6千円前後で推移しています(2026年8月20日時点)。作家名で指名買いされる下地があるのは、キャラ人気で不利なアシマリにとって数少ない上振れ材料です。

にげるコストが1と軽く、ワザは水エネルギー2個で20ダメージ+こんらん。対戦で使うカードというより、飾って楽しむコレクション寄りのカードという位置づけです。相場も「強さ」ではなく「イラストとキャラ人気」で決まります。

1,200円のセットに1枚。単体では買えません

商品名ポケモンカードゲーム MEGA「30th CELEBRATION カードセット モクロー・ニャビー・アシマリ」
希望小売価格1,200円(税込)
内容物プロモカード(キラ)「モクロー」「ニャビー」「アシマリ」各1枚/拡張パック「30th CELEBRATION」2パック(各6枚・ランダム封入)/紙製カードスタンド(3枚用)1個
発売日2026年10月16日(金)
シリーズ展開全9地方の御三家で全9種(101/M-P〜127/M-P)

出典:ポケモンカードゲーム30周年特別サイト「30th CELEBRATION カードセット」(2026年8月20日確認)

ここで押さえておきたいのが、アシマリだけを狙って買う経路が存在しないことです。セットを買った人は、モクロー・ニャビー・アシマリを必ず1枚ずつ同時に手にします。

つまり3枚はまったく同じ枚数だけ市場に出る。それでも値段に差がつくのは、需要側が偏っているからです。この「同数供給・需要不均衡」という条件が、次の章で見る先例とそっくり同じなんです。

約3年前に「ほぼ同じ商品」があった|先例カードの今の値段

2023年11月10日(金)発売のスペシャルデッキセットex「フシギバナ・リザードン・カメックス」(希望小売価格5,500円・税込/公式商品ページ・2026年8月20日確認)。この商品の3つのデッキには、フシギダネ/ヒトカゲ/ゼニガメのフルイラストカード(SVG 050〜052)が1枚ずつ収録されていました。同数供給・需要不均衡という条件が今回とぴったり重なるので、価格差がどう生まれるかを見る教材としては最適です。

先例3枚の今の相場を並べてみる(PSA10)

カード 直近の取引額 直近7日の平均 販売中の最安値 出品数
ヒトカゲ :フルイラスト(SVG 051/049) ¥51,300 約¥51,460 ¥50,000 51件
ゼニガメ :フルイラスト(SVG 052/049) ¥26,000 約¥26,420 ¥25,897 35件
フシギダネ :フルイラスト(SVG 050/049) ¥26,500 約¥24,633 ¥26,600 37件

※PSA10グレードの数値。出典:トレカジャパン各カードページ(2026年8月20日時点)。相場は日々変動します。

直近7日の平均で比べると、ヒトカゲはフシギダネの約2.1倍。一方でゼニガメとフシギダネの差は7%程度しかありません。同じ枚数しか市場にないのに、1枚だけが倍付けになっているわけです。

なお、この先例カードを軸にした初代御三家プロモの価格予想は、フシギダネ(101/M-P)ヒトカゲ(102/M-P)ゼニガメ(103/M-P)の各記事で個別に解説しています。アローラ版とレンジを比べたい方はあわせてどうぞ。

「2.1倍の差」を生んだのは、たね本人の人気ではない

ここを取り違えると予想を外します。ヒトカゲが高いのは、ヒトカゲ自身が人気だからではありません。リザードンという別格のブランドを背負っているからです。

実際、2020年の公式投票「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」のカントー地方ランキング上位6位は、リザードン(93,968票)・ゲンガー・フシギダネ・ピカチュウ・イーブイ・カイリューの順でした。御三家のたねポケモンでランクインしたのは3位のフシギダネだけで、ヒトカゲもゼニガメも6位以内に入っていません。それでもカードの値段はヒトカゲが2倍。たね1枚のカードでも、値段を決めているのは「系統全体のブランド力」だとわかります。

だからアローラ3枚を読むときも、たね単体の順位だけでなく系統合計で見るのが筋です。次の章で数字を出します。

ただし「5,500円と1,200円」の差は無視できない

比較項目 スペシャルデッキセットex(2023) 30th CELEBRATION カードセット(2026)
希望小売価格 5,500円(税込) 1,200円(税込)
同時展開の種類数 1種 9種
買いやすさ 単価が重く手が出しにくい 気軽に買える価格帯
御三家のフルイラスト 3枚(デッキに収録) 3枚(キラプロモ)

定価が4分の1以下ということは、同じ売上を狙うなら生産数は多くなるのが自然です。「推しの地方だけ買う」という買い方も想定された商品設計ですし、1セットあたりの流通枚数は先例より増える可能性が高い。

だから先例カードの現在価格(PSA10で2〜5万円)は、そのままの水準ではなく「上限側の目安」として扱うのが妥当です。中心シナリオでPSA10を5,000〜11,000円に置いたのは、この供給差を割り引いたうえで、さらにアシマリの系統ブランドを織り込んだからです。

アローラ御三家には「リザードン役」がいる|3枚の序列を読む

アローラ3枚の序列を読むうえで使うのが、2020年2月に公式が実施し、ポケモンデイ(2月27日)に結果が発表された投票企画「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」の地方別結果です。対象は890種、総投票数は約660万票という大規模調査で、地方ごとに30位まで票数が公開されています。

ℹ️ なぜ2016年の「ポケモン総選挙720」を使わないのか
総選挙720は全720種の順位が公開された貴重な調査ですが、対象が第6世代までで、第7世代のアローラのポケモンは含まれていません。モクロー・ニャビー・アシマリを比べる材料としては使えないため、本記事ではより新しい「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」(2020年)を採用しています。

系統 たねポケモン 最終進化形 系統合計
モクロー モクロー 2位/52,367票 ジュナイパー 3位/44,011票 96,378票
ニャビー ニャビー 13位/14,005票 ガオガエン 6位/29,925票 43,930票
アシマリ アシマリ 28位/7,542票 アシレーヌ 8位/25,953票 33,495票

※アローラ地方の1位は御三家ではなくミミッキュ(99,077票)です。出典:2020年「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」アローラ地方の投票結果(御三家系統を抜粋)。インサイド「各地方ごとの投票結果も公開」(2020年2月28日付)、投票結果まとめ(7位以下の票数)。いずれも2026年8月20日確認。「系統合計」はトレカジャパン編集部が単純合算したものです。

この表から読めることが3つあります。

① モクローはアローラ2位。「たね1枚勝負」で最強クラス

モクローの52,367票は、たねポケモン単体としてはかなり異例の数字です。他地方のたね御三家と並べてみると、その強さがはっきりします。

たね御三家 地方内順位/票数
フシギダネ(カントー)3位/56,015票
モクロー(アローラ)2位/52,367票
ミズゴロウ(ホウエン)6位/36,920票
ポッチャマ(シンオウ)4位/34,680票
アシマリ(アローラ)28位/7,542票

※各地方の上位6位までは公式発表、7位以下は前掲のまとめ記事による。地方ごとに対象ポケモン数が異なるため、順位の単純比較には限界があります。

今回のカードは進化形が同梱されないプロモ1枚勝負です。だからこそ「たね本人の顔がどれだけ知られているか」が効きます。モクローはこの土俵で最上位グループ、アシマリは大きく離される——これが序列の骨格です。

② 系統合計で見ると、モクローとアシマリの差は約2.9倍

ただし前章で確認したとおり、カード相場を動かすのは系統全体のブランド力です。系統合計で見るとどうなるか。

  • モクロー系統 96,378票 ÷ アシマリ系統 33,495票 = 約2.9倍
  • ニャビー系統 43,930票 ÷ アシマリ系統 33,495票 = 約1.3倍

カントー版で実際に生まれた価格差は約2.1倍でした。アローラの系統格差はそれを上回ります。「アローラはカントー型。ただし1強の突き放し方はカントーよりきつい可能性がある」——これが本記事の見立てです。

トレカジャパン編集部
実務的には「モクローの値段が見えたら、その3分の1前後をアシマリの目安に置く」だけで、かなり実勢に近い見積もりになります。ニャビーはアシマリのやや上、モクローよりはっきり下、という並びです。

③ アシマリの逆風と、それでも残る追い風

予想を甘くしないために、アシマリに不利な材料も書いておきます。

ポケモンカードは2026年時点でメガシンカを主役に据えた「MEGA」シリーズが続いています。ところがアローラ御三家(ジュナイパー・ガオガエン・アシレーヌ)にはメガシンカが確認されていません。『Pokémon LEGENDS Z-A』とその追加コンテンツで新たに登場したメガシンカにも、アローラ御三家は含まれていない状況です(攻略大百科「第7世代のポケモン一覧」/2026年8月20日確認)。いまのポケカの主戦場で、アシレーヌが主役級カードとして再登場する見込みは薄いということです。

一方で、追い風もあります。

  • イラストレーターのSaboteri(サボテリ)氏が、先例カードのゼニガメ フルイラスト(PSA10で2万6千円前後)と同じ作家であること。作家買いの層が一定数いる
  • アローラ地方そのものはグッズ展開が続いており、2025年5月にはポケモンセンターで「Pokémon fit」アローラ地方全116種が展開されるなど、キャラクター需要は途切れていない(2026年8月20日確認)
  • 27枚(9地方×3枚)を同じ作風で揃えるコンプリート需要。この層にとっては人気の高低より「揃うこと」が重要で、安い1枚ほど確実に消化される

そして忘れてはいけないのが、安いこと自体は買う側のメリットだということ。27枚のなかで最も手が届きやすい1枚になるなら、それは狙い目でもあります。

1,200円の中身を分解すると、プロモ1枚は160円だった

もうひとつの物差しが、商品構成からの逆算です。拡張パック「30th CELEBRATION」は1パック360円(税込)。カードセットにはこれが2パック入っています。引き算してみましょう。

内訳 金額
セット希望小売価格1,200円
− 拡張パック2パック(360円×2)−720円
= プロモ3枚+カードスタンドの実質価格480円
プロモ1枚あたり(スタンド分を無視した最大値)約160円

定価で買えれば、プロモ1枚の実質負担は160円未満。後述のとおり、中心シナリオではプロモ3枚の合計だけで7,000円台の価値になります。480円で買えたものが7,000円台になる計算ですから、「セットを定価で買えるかどうか」が損得のほぼすべてという商品です。

セットで買うのとシングルで買うの、どっちが得?

アシマリ1枚だけが欲しい場合、判断はシンプルに整理できます。

  • セットを二次流通で買う:支払額から、拡張パック2個の市場価値とモクロー・ニャビーの売却見込みを引いた額が、実質のアシマリ取得コスト
  • シングルで買う:表示価格がそのまま取得コスト。手間はないが、初動は高値づかみになりやすい

ℹ️ 目安の作り方
アシマリの中心シナリオ(発売直後900〜2,000円)の中間値を約1,450円とし、系統合計の比率をあてはめるとモクローは約4,000円、ニャビーは約1,900円。プロモ3枚の合計は約7,400円相当になります。ここに拡張パック2個が乗るため、セットの二次流通価格が9,000円前後を超えてきたら、アシマリ単体をシングルで買うほうが割安と判断できます。

ただし、この計算はモクローとニャビーを売り切れる人にしか当てはまりません。売る手間をかけない前提なら、アシマリだけをシングルで買うほうがほぼ常に安上がりです。9種のなかでも、アローラ版はとくにこの傾向が出やすいセットだと考えています。

どれくらい出回る?抽選は8月28日から

2026年8月時点で、生産数は公式に発表されていません。わかっているのは販売方式のほうです。ポケモンセンターオンラインでは全9種をまとめた「9種セット」(10,800円・税込)として抽選販売が実施されます。

抽選応募受付期間8月28日(金)12:00〜8月31日(月)16:59
抽選結果発表日9月4日(金)15:00以降
注文・支払い期間9月4日(金)15:00〜9月8日(火)16:59
応募枠プレイヤーズクラブ本人認証済み枠/本人未認証枠の2種(当選数の大半は認証済み枠)
支払い方法認証済み枠はクレジットカードまたはコンビニ決済/未認証枠はクレジットカードのみ

出典:ポケモンセンターオンライン「ポケモンカードゲーム30周年記念商品の抽選期間と応募方法について」(2026年8月3日付)。日程・応募条件の整理は電撃オンラインカード抽選まとめを参照(いずれも2026年8月20日確認)。応募前に必ず公式の最新告知をご確認ください。

⚠️ ポケセンオンラインは「9種まとめ買い」です
アローラ1種だけを狙って応募することはできません。アシマリだけが目的なら、9種セット10,800円を負担するか、他店舗の単品販売や発売後のシングル購入を狙う判断になります。応募条件や本人認証の詳細は抽選ガイドをどうぞ。

🔑 入手経路はポケセンだけではありません
30周年記念商品の抽選・予約は、カードボックス各店・トイザらス・ドン・キホーテ・ブックオフなど多数の小売が実施しており、締切は分散しています。「一度の抽選で終わり」ではないという点は、相場を読むうえで重要な前提です。25周年記念の「25th ANNIVERSARY GOLDEN BOX」が発売後に受注生産された前例もあります。

抽選販売が採用されたということは、メーカー側が需要超過を見込んでいる証拠でもあります。一方で、全9種を同時発売する1,200円の商品を極端な少量生産にする理由は乏しい。この2点から、本記事は「初動は品薄・数ヶ月で緩和」を中心シナリオに置いています。

買うべき?売るべき?タイプ別に考える

飾りたいだけの人

迷う理由はほぼありません。1,200円でカードスタンドまで付いて、3枚並べて飾れる設計です。抽選・予約で定価入手を狙うのが最善。外れても、中心シナリオどおりなら数ヶ月で価格は落ち着きます。とくにアシマリは3枚のなかで値下がりが早いと見ているので、発売直後の高値圏で慌てて買う必要はいちばん薄い1枚です。

PSA10を狙う人|2026年8月時点で鑑定代の元は取れるのか

ここは電卓を叩く前に、まず前提が変わったことを知っておいてください。PSA Japanは低額カード向けの「バリュー」系4プラン(バリュー・バルク/バリュー/バリュー・プラス/バリュー・マックス)をすべて受付停止しています(2026年8月20日時点)。

つまり現在、個人が申し込める最安プランは「レギュラー」の1枚11,980円(税込)です。かつての「バルクで1枚4,000円弱」という選択肢は、いま存在しません。

サービスレベル 料金(税込) 予定納期 申告価格
バリュー系4プラン受付停止中
レギュラー(実質の最安)11,980円/枚60営業日(約12週間)250,000円以下
エクスプレス22,980円/枚25営業日(約5週間)400,000円以下

出典:PSA Japan「グレーディング」(2026年8月20日確認)。グレーディング料金とは別に保険料・返送料がかかります。料金は変更される場合があるため、提出前に必ず公式でご確認ください。

損益分岐を計算すると、現状では赤字がほぼ確定する

項目 金額
素体の取得コスト(中心シナリオ)900〜2,000円
+ 鑑定料(レギュラー)11,980円
+ 保険料・返送料別途(枚数と申告価格の合計で変動)
+ 売却時の手数料フリマアプリなら売価の約10%
= 損益分岐となるPSA10の売価およそ15,000〜16,000円以上

素体と鑑定料と売却手数料だけで約14,300〜15,500円。ここに保険料・返送料が乗るため、実質の分岐点は15,000〜16,000円と見るのが現実的です。本記事の中心シナリオはPSA10で5,000〜11,000円。この分岐点にまったく届きません。強気シナリオ(12,000〜22,000円)が実現して、ようやく採算が見えてくる水準です。

さらにPSA10が出る保証はありません。フルイラストのキラカードは縁の白かけやセンタリングでグレードが落ちやすく、PSA9になった場合の価格はPSA10を大きく下回るのが一般的です。約12週間の待ち時間も資金拘束になります。

⚠️ 結論:現状のPSA料金では、このカードを鑑定に出す経済合理性はありません
自分のコレクションとして保存性を高めたい、という目的なら別です。ただし「鑑定に出して利益を狙う」目的であれば、アシマリは9地方27枚のなかでも最も向かない部類です。同じ鑑定料をかけるなら、同梱のモクローに回すほうが理にかなっています。

トレカジャパン編集部
逆説的ですが、鑑定コストが上がったことはPSA10相場にとっては上振れ要因でもあります。採算が合わないカードは誰も鑑定に出さなくなるので、PSA10の流通枚数そのものが絞られるからです。低額カードのPSA10が思ったより高値をつける背景には、この構造があります。

売り時を探している人

先例カードの値動きが参考になります。直近30日でフシギダネ SVG 050/049 は-11.8%、ゼニガメ SVG 052/049 は-10.4%。一方でヒトカゲはほぼ横ばいでした(2026年8月20日時点)。ブランド力で劣る2枚のほうが値持ちが弱いという傾向がはっきり出ています。

アシマリはこの構図でいう「ヒトカゲ以外」の側、しかもより弱い側に位置します。長期保有で報われる見込みは薄く、初動〜1ヶ月の品薄局面がいちばん高い可能性が高い。売却を考えているなら、発売直後に動くのが基本方針です。

この予想が外れるとしたら、どこで外れるか

予想の弱いところも隠さず書いておきます。次の要因が動けば、中心シナリオは簡単に外れます。

方向 要因
上振れ アシレーヌにメガシンカや大型カードが実装され、系統ブランドが一気に上がる
・27枚を同じ作風で揃えるコンプリート需要が想定以上に膨らむ
・海外コレクターの需要が日本版プロモに向かう
・アローラ版セットの流通量が他地方より絞られる
・水御三家9枚をまとめて集める層が想定以上に厚い
下振れ モクロー人気でアローラ版が多く出回り、アシマリが余る
・十分な生産数が確保され、発売後も店頭に在庫が残る
・9種同時発売で需要が分散し、初代セットに買いが集中する
・「モクロー抜き」のアシマリ・ニャビーが投げ売りされる

とくに注意したいのが下振れ側の1行目です。モクロー目当てでセットを買った人は、アシマリを売りに出します。同数供給・需要不均衡の商品では、人気トップを狙った購入が増えるほど、下位2枚の売り圧力が強まる構造になっています。

アローラ版セットが「モクロー人気で売れる」ほど、アシマリの素体は弱気シナリオに近づく——ここは購入・売却どちらの立場でも押さえておきたいポイントです。買う側から見れば、9月16日(水)発売の拡張パック「30th CELEBRATION」の初動と、10月の店頭在庫の残り方を見てから動いても遅くありません。

アシマリ プロモのよくある質問

Q: アシマリ プロモ(121/M-P)は単体で買えますか

A: 商品としての単体販売はありません。「30th CELEBRATION カードセット モクロー・ニャビー・アシマリ」(1,200円・税込)を買うか、発売後にフリマアプリ・カードショップでシングルカードとして買う形になります。

Q: モクロー・ニャビー・アシマリのうち、どれが一番高くなりますか

A: モクローが頭ひとつ抜けて高く、ニャビーが中間、アシマリが最も安いと予想します。2020年の公式投票「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」アローラ地方では、モクローが2位(52,367票)で、進化形ジュナイパーの3位(44,011票)と合わせて系統合計96,378票。対してアシマリは28位(7,542票)、アシレーヌが8位(25,953票)で系統合計33,495票でした。系統合計で約2.9倍の差があり、カントー版の実際の価格差(約2.1倍)を上回ります。

Q: アシマリだけが欲しい場合、セットとシングルどちらが得ですか

A: モクロー・ニャビーを売る手間をかけないなら、シングル買いが有利です。アローラ版のセットは同梱のモクローが価格を押し上げるため、セットの二次流通価格が9,000円前後を超えると、アシマリ単体を買うほうが割安になります。定価1,200円でセットを買えるなら話は別で、その場合はプロモ1枚あたりの実質負担が160円未満になります。

Q: 30th CELEBRATION カードセットの抽選はいつから応募できますか

A: ポケモンセンターオンラインは2026年8月28日(金)12:00〜8月31日(月)16:59です。全9種をまとめた「9種セット」(10,800円・税込)としての抽選販売で、当選発表は9月4日(金)15:00以降、注文・支払いは9月8日(火)16:59までです。ポケモンセンターオンライン以外にも小売各社が抽選・予約を実施しており、締切は分散しています。店舗別の最新状況は予約・抽選申込ガイドをご確認ください。

Q: アシマリ プロモをPSA鑑定に出す価値はありますか

A: 2026年8月時点では、利益目的の鑑定はおすすめしません。PSA Japanは低額カード向けの「バリュー」系プランをすべて受付停止しており、申し込める最安は「レギュラー」の1枚11,980円(税込)です。素体取得費・保険料・返送料・売却手数料まで含めると、損益分岐はPSA10の売価でおよそ15,000〜16,000円。本記事の中心シナリオ(PSA10で5,000〜11,000円)では採算が合いません。保存目的なら別ですが、利益狙いならバリュー系の受付再開かPSA10相場の上昇を待つのが妥当です。

Q: 定価1,200円のセットは買いですか

A: 定価で買えるなら十分に妥当です。中身の拡張パック2個だけで720円相当。残る480円でフルイラストのキラプロモ3枚とカードスタンドが付く計算になり、プロモ1枚あたりの実質負担は160円未満です。とくにアローラ版はモクローが含まれるため、定価入手できた場合の含みは9種のなかでも大きい部類になります。

Q: 発売後の実際の相場はどこで確認できますか

A: トレカジャパンの相場ページで確認できます。複数サイトの実取引データから素体・PSA10それぞれの相場を毎日更新しています。拡張パック側の当たりカードは30th CELEBRATION 相場・当たりカードページ(M6a)をご覧ください。

まとめ

アシマリ プロモ 121/M-P 価格予想のポイント
素体の発売直後は900〜2,000円、PSA10は5,000〜11,000円が中心シナリオ
・アローラの序列はモクロー > ニャビー > アシマリ。系統合計はアシマリ33,495票に対しモクロー96,378票で約3分の1
・カントー版と同じ「1枚だけ高い」型。ただし突き放し方はカントー(約2.1倍)より大きい可能性
・アシマリだけが目的ならシングル買いが有利。セット価格はモクローが押し上げる
・定価1,200円のうちプロモ3枚+スタンドの実質価格は480円。定価入手できれば損はしにくい
・PSA鑑定は非推奨。最安でも1枚11,980円、損益分岐は約15,000〜16,000円で中心シナリオでは届かない
・売るなら初動〜1ヶ月。長期保有で報われる見込みは薄い

📝 ポケカを高く売るなら、まず相場を知ることから。

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▼ この予想の根拠にした「御三家フルイラスト」の現在の相場