2026年7月31日(金)、MEGA拡張パック「ストームエメラルダ(M6)」が発売され、フウとランの修行(M6 103/076)のSRも初動価格が出そろいました。フウとランは『ポケットモンスター ルビー・サファイア』に登場するトクサネシティの双子ジムリーダーで、2018年の「裂空のカリスマ」以来およそ8年ぶりの新規カード化として注目されていた1枚です。
結論から言えば、初動は販売980円・買取250〜700円と、当編集部が発売前に予想した水準(買取2,000円前後)を大きく下回るスタートになりました。本記事では実測価格、SR18種のなかでの位置づけ、予想が外れた理由、そして今後の値動き見通しを解説します。
目次
- フウとランの修行SRの買取・販売価格
- 発売前予想と実測の答え合わせ
- ストームエメラルダのSR18種のなかでの位置づけ
- 初動が予想を下回った3つの理由
- 旧「フウとラン SR」との価格差はなぜ生まれたか
- 今後の値動き見通し
- PSA10鑑定は狙い目?
- フウとランの修行の基本情報
- よくある質問
- まとめ
フウとランの修行SRの買取・販売価格【2026年7月31日実測】

発売初日に各ショップが提示した実際の価格は以下のとおりです。
| 区分 | 実測価格(2026年7月31日) | 備考 |
|---|---|---|
| 販売価格(美品・素体) | 980円 | 遊々亭の提示額 |
| 買取価格(美品・素体) | 250〜700円 | 遊々亭・ドラゴンスター秋葉原駅前店の提示額の幅 |
| 買取率(買取上限÷販売価格) | 約71% | 下限では約26% |
| PSA10 | 未確定 | 発売当日のため鑑定品の流通なし |
※2026年7月31日取得の実測値です。販売価格は遊々亭、買取価格は遊々亭およびドラゴンスター秋葉原駅前店の提示額の幅を記載しています。買取は美品かつ最新バージョンが対象で、状態により減額される場合があります。相場は日々変動するため、最新価格はフウとランの修行 SRのカードページでご確認ください。
買取価格の店舗間格差が約2.8倍
注目したいのは買取価格の幅です。250円と700円では約2.8倍の開きがあり、素体価格が1,000円を切る低単価カードとしては大きな格差といえます。単価が低いぶん1枚あたりの差額は数百円ですが、複数枚まとめて売却する場合は無視できない差になります。売却前に複数店舗の買取表を並べて比較することをおすすめします。
✍️ 低単価カードは1枚ずつ売ると送料負けしやすいため、同弾のSR・ARをまとめて1回で送るのが基本です。まとめ売りの増額キャンペーンを実施している店舗を選ぶと、手取りが変わります。
発売前予想と実測の答え合わせ
本記事は発売前に買取相場を予想していました。実測値との比較は以下のとおりです。
| 区分 | 発売前予想(2026年7月時点) | 実測(2026年7月31日) | 結果 |
|---|---|---|---|
| 初動の買取 | 1,500〜3,000円(中心2,000円) | 250〜700円 | 中心値比で約3分の1以下 |
| 初動の販売 | 2,500〜4,500円(中心3,500円) | 980円 | 中心値比で約4分の1 |
| 位置づけの予想 | 比較群(700〜4,500円)の中位 | 比較群の下位寄り | 方向性は外れ |
予想レンジの下限(買取1,500円)にも届かず、明確な外れでした。要因は次章以降で分析していますが、最大の反省点は絶版化した旧カードの現在値を、供給が始まったばかりの新カードの基準に置いたことです。発売前記事でも「旧SRの水準は絶版による希少化を織り込んだ価格」と注記していましたが、予想レンジ自体にはその割引を十分に反映できていませんでした。
なお、同弾ではヒガナの信頼SARも発売前予想(買取15,000〜20,000円)に対して実測2,400〜5,000円と大きく下回っており、サポート枠全体で同じ方向の外し方をしています。個別カードの読み違いではなく、サポートSR・SARの初動を高く見積もりすぎる傾向があったと考えています。
ストームエメラルダのSR18種のなかでの位置づけ
ストームエメラルダにはSRが18種収録されています。初動の販売価格順に並べると、フウとランの修行SRは18種中4位、サポートSR4種のなかでは2位という位置づけです。
| 順位 | カード名・型番 | 買取価格 | 販売価格 |
|---|---|---|---|
| 1位 | メガレックウザex(095/076) | 4,200〜6,000円 | 6,980円 |
| 2位 | ヒガナの信頼(102/076) ※サポート | 600〜1,000円 | 1,980円 |
| 3位 | ファイアローex(096/076) | 300〜700円 | 1,280円 |
| 4位 | フウとランの修行(103/076) ※サポート | 250〜700円 | 980円 |
| 5位 | ライコウex(092/076) | 200〜700円 | 880円 |
| 6位 | MCの盛り上げ(100/076) ※サポート | 150〜350円 | 680円 |
| 7位 | ギリー(101/076)ほか計4種 ※ギリーはサポート | 50〜350円 | 500円 |
※2026年7月31日取得の実測値です。7位は販売価格500円で並ぶギリー・メガグソクムシャex(089)・メガゴルーグex(093)・メガカラマネロex(094)の4種です。SR18種の全価格はストームエメラルダ当たりカードランキングに一覧で掲載しています。
サポートSR4種の序列は、ヒガナの信頼(1,980円)>フウとランの修行(980円)>MCの盛り上げ(680円)>ギリー(500円)となりました。フウとランの修行は看板キャラであるヒガナには及ばないものの、新規サポート2種(MCの盛り上げ・ギリー)は上回っており、8年ぶりの再登場という話題性は一定の価格差として表れています。
また、SARのギリー(111/076)も販売980円・買取250〜700円と、フウとランの修行SRとまったく同水準です。レアリティが1段上のSARと横並びになっている点からも、本弾のサポート枠全体が低調だったことが読み取れます。
初動が予想を下回った3つの理由
理由1:需要がメガレックウザexに一極集中した

本弾は看板のメガレックウザexにMUR(113/076)が用意され、販売298,000円・買取150,000〜250,000円という突出した水準でスタートしました。SAR(110/076)も販売128,000円、SR(095/076)ですら6,980円です。当たりカードランキングの試算では、BOX期待値の約65%をMURとSARが占めています。
限られた予算がレックウザ関連に吸い寄せられた結果、他のカードには資金が回りにくい構図になりました。フウとランの修行SRに限らず、レックウザ以外のSRはおおむね1,000円前後かそれ以下に沈んでいます。
理由2:サポートSRの初動軟化トレンドが継続した

近年のメガシリーズでは、キャラクターサポートのSR・SARが初動から伸び悩む傾向が続いています。本弾でも最上位のヒガナの信頼SAR(112/076)が販売7,980円と、発売前に各メディアが見込んでいた買取15,000〜20,000円を大きく下回りました。
この傾向はフウとランの修行にも同様に働いています。予想時点では「双子ジムリーダーの根強い人気」を上振れ材料として織り込んでいましたが、実際にはキャラ人気が価格に転換しにくい局面が続いているのが現状です。
理由3:SR18種という供給量と、控えめな対戦評価
ストームエメラルダのSRは18種と多く、1BOXに約1〜2枚封入されます。種類が多いぶん個別カードの希少性は薄まり、狙い撃ちでなければ市場に枚数が出回りやすい構成です。
加えて、フウとランの修行の効果は「山札を2枚引く。その後、名前に『伝説』とつくスタジアムが場に出ているなら手札にもどる」というもので、2枚ドロー自体は控えめです。同弾の「伝説の海溝」「伝説の山頂」「伝説の溶岩洞」が環境に定着すれば使い回せるドローソースとして評価が変わる余地はありますが、発売時点ではその実績がなく、プレイ需要による下支えは働きませんでした。
旧「フウとラン SR」との価格差はなぜ生まれたか
同キャラの過去カードおよび同系統のサポートSRと並べると、今回の水準がどの位置にあるかが見えてきます。
| カード | 収録・発売 | 買取相場 | PSA10 |
|---|---|---|---|
| フウとランの修行 SR(M6 103/076) | ストームエメラルダ(2026年) | 250〜700円(販売980円) | 未確定 |
| フウとラン SR(SM7 103/096) | 裂空のカリスマ(2018年) | 2,400円(もえたく)〜3,500円(晴れる屋2) | 販売15,000円(晴れる屋2通販・売り切れ表示のため参考値) |
| ヒガナの決意 SR | 蒼空ストリーム(2021年) | 4,500円(販売6,480円) | — |
| MCの盛り上げ SR | 熱風のアリーナ(2025年) | 700円(初動販売2,400円) | 9,000円前後(取得率72.0%) |
※フウとランの修行 SRは2026年7月31日取得の実測値(販売=遊々亭、買取=遊々亭・ドラゴンスター秋葉原駅前店)。フウとラン SRの買取はもえたく・晴れる屋2、販売はカードラッシュ5,280円(いずれも2026年7月30日取得)。ヒガナの決意 SRはポケカチ(カードラッシュ連動・2026年5月13日時点/2026年7月30日取得)。MCの盛り上げ SRの現在値・PSA10はポケカチ(2026年6月17日・6月14日時点/2026年7月30日取得)、初動販売はカードラッシュ実績です。
旧カードのフウとラン SRは現在も買取2,400〜3,500円で、新カードの約5〜10倍の水準です。ただしこれは新旧カードの人気差ではなく、時間差によるものと考えるのが妥当です。旧SRは発売から8年が経過し絶版化しており、市場に出る枚数が限られています。一方の新カードは、まさに今BOXが開けられて枚数が増え続けている段階です。
参考になるのは、同じサポートSRであるMCの盛り上げSRの推移です。初動販売2,400円から約1年で買取700円前後まで下がりました。フウとランの修行SRは、その「1年後の水準」に初動の時点で到達していることになります。裏を返せば、ここからの下落余地は限定的とも読めます。
今後の値動き見通し
初動が低水準でスタートしたため、今後のシナリオは発売前予想時とは前提が変わります。
短期(発売〜1ヶ月):横ばい〜小幅な軟化。過去のMEGAシリーズでは発売から数週間で相場全体が20〜35%下落する傾向があります。ただし本カードはすでに販売980円・買取250〜700円と低い位置にあり、下落余地は限定的です。買取200〜500円、販売700〜980円のレンジで推移する展開を想定しています。
中期(1〜6ヶ月):伝説スタジアムの環境評価が分岐点。「伝説の海溝」「伝説の山頂」「伝説の溶岩洞」を採用したデッキが大会実績を残せば、繰り返し使えるドローソースとして通常版・SRとも需要が生まれます。この場合はプレイ需要が下支えとなり、現在水準からの反発があり得ます。定着しなければコレクション需要中心の緩やかな推移が続くでしょう。
長期(1年以降):絶版後の希少化に期待。旧フウとラン SRが8年かけて買取2,400〜3,500円まで戻した経緯を踏まえると、本カードも供給が止まった後に緩やかな上昇が見込めます。ただしこれは年単位の話で、短期の値上がりを狙う対象ではありません。ポケモン30周年(2026年10月)関連の盛り上がりは市場全体へのプラス材料です。
💬 トレカジャパン編集部より:売却目的なら、初動の買取上限700円が出ている今のうちが選択肢のひとつです。コレクション目的であれば、発売1〜2ヶ月後の底値圏を待つほうが有利になりやすい局面といえます。
PSA10鑑定は狙い目?
結論として、現時点での鑑定はおすすめできません。素体価格が販売980円・買取250〜700円と低く、鑑定費用を回収できる見込みが立たないためです。
| 費用項目 | 目安 |
|---|---|
| PSA鑑定料(バリュープラン/1枚・申告価格8万円以下) | 4,980円(2026年2月10日改定) |
| 往復送料・保険料 | 約1,500〜2,500円 |
| 事務手数料(代行店利用時) | 約550〜660円 |
| 合計 | 約7,000〜8,100円 |
鑑定の損益は「PSA10相場 − 素体相場 − 鑑定総費用」で見積もれます。素体を980円で用意した場合、PSA10が約8,000〜9,100円を超えなければ赤字という計算です。
参考として、同群のMCの盛り上げSRはPSA10が9,000円前後ですが、PSA10取得率は72.0%と高く希少性は限定的です(ポケカチ2026年6月14日時点/2026年7月30日取得)。同程度の倍率になったとしても利益はほとんど残りません。加えてバリュープランは返却まで約90営業日かかり、その間の相場変動リスクも負うことになります。
鑑定を検討するなら、PSA10の実勢価格と鑑定枚数が判明してからの判断が無難です。数値は実データが出そろい次第、本記事を更新します。
フウとランの修行の基本情報
発売により、発売前は未確定だったイラストレーターと型番が確定しました。
| カード名 | フウとランの修行 |
|---|---|
| カードの種類 | サポート |
| レアリティ | SR(スーパーレア)※通常レアリティ版も収録 |
| 型番 | M6 103/076 |
| 効果 | 自分の山札を2枚引く。その後、名前に「伝説」とつくスタジアムが場に出ているなら、この「フウとランの修行」は、トラッシュせず、手札にもどす。 |
| イラストレーター | 西田ユウ |
| レギュレーションマーク | J |
| 収録パック | ストームエメラルダ(M6) |
| 発売日 | 2026年7月31日(金) |
| パック定価 | 200円(税込)/1BOX 6,000円(税込・30パック入り・1パック5枚) |
出典:ポケモンカード公式サイト「ストームエメラルダ」、およびカード実物の記載。
SRイラストとイラストレーター
SR仕様は全面イラストで、カード名のとおり修行に励むフウとランの2人が描かれています。イラストを手がけたのは西田ユウ氏です。旧カードのフウとラン SR(裂空のカリスマ)とは作風が異なるため、両方を並べて集めるコレクターにとっては対比が楽しめる1枚になっています。
フウとランはどんなキャラクター?
フウとランは『ポケットモンスター ルビー・サファイア』に登場する、トクサネシティのジムリーダーを務める双子です。エスパータイプの使い手で、シリーズ初のダブルバトルでプレイヤーの前に立ちはだかる印象的な存在として親しまれてきました。ポケカでは2018年の「裂空のカリスマ」でSR化された過去があり、レックウザがパッケージを飾る弾に再び収録されるという縁のある組み合わせです。
よくある質問
フウとランの修行SRの買取相場はいくらですか?
2026年7月31日(発売日)時点で、買取250〜700円、販売980円です。買取は店舗により約2.8倍の差があるため、売却時は複数店舗の比較をおすすめします。最新価格はフウとランの修行 SRのカードページでご確認ください。
発売前の予想は当たりましたか?
外れました。当編集部は初動の買取を1,500〜3,000円(中心2,000円前後)と予想していましたが、実測は250〜700円で、予想レンジの下限にも届きませんでした。絶版化した旧カードの現在値を新カードの基準に置きすぎたことが主因です。
旧「フウとラン SR」とどのくらい価格差がありますか?
旧カードのフウとラン SR(裂空のカリスマ・SM7 103/096)は買取2,400〜3,500円(2026年7月30日取得)で、新カードの約5〜10倍です。ただしこれは旧カードが8年の絶版により希少化しているためで、キャラ人気の差ではありません。
ストームエメラルダで一番高いSRはどれですか?
メガレックウザex SR(095/076)で、販売6,980円・買取4,200〜6,000円です。SR18種のなかでは突出しており、2位のヒガナの信頼SR(1,980円)に3倍以上の差をつけています。詳しくはストームエメラルダ当たりカードランキングをご覧ください。
PSA10鑑定に出す価値はありますか?
現時点ではおすすめできません。鑑定費用が総額約7,000〜8,100円かかるのに対し、素体は販売980円と低く、PSA10が約8,000〜9,100円を超えなければ赤字になります。PSA10相場と鑑定枚数が確定してからの判断が無難です。
今後値上がりしますか?
短期的には横ばい〜小幅な軟化を想定しています。すでに低水準のため下落余地は限定的ですが、明確な上昇には伝説スタジアムの環境定着か、絶版後の希少化(年単位)が必要です。相場は需要と供給で変動するため、断定はできません。
対戦で使えるカードですか?
効果は「山札を2枚引く。その後、名前に『伝説』とつくスタジアムが場に出ているなら手札にもどす」というものです。2枚ドロー単体では控えめですが、同弾の「伝説の海溝」「伝説の山頂」「伝説の溶岩洞」と組み合わせれば毎ターン使い回せるドローソースになります。対戦目的なら通常レアリティ版が安価です。
まとめ
- フウとランの修行SR(M6 103/076)の初動は販売980円・買取250〜700円(2026年7月31日実測)
- 発売前予想(買取2,000円前後)を大きく下回り、予想レンジの下限にも届かなかった
- SR18種のなかでは4位、サポートSR4種では2位。8年ぶりの再登場という話題性は新規サポート2種との価格差に表れている
- 下振れ要因はレックウザへの需要一極集中・サポートSRの初動軟化トレンド・SR18種という供給量と控えめな対戦評価
- 旧フウとラン SRとの約5〜10倍の差は絶版による希少化が主因。本カードも長期では緩やかな上昇余地がある
- PSA10鑑定は素体が安価なため、現時点では費用を回収できる見込みが立たない
🔎 発売後の買取相場・価格推移は、フウとランの修行 SRのカードページおよびトレカジャパン「ストームエメラルダ」価格・買取ページで随時更新します。
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📝 免責事項・著作権表記
※本記事の買取価格・販売価格は2026年7月31日時点の実測値です(販売価格は遊々亭、買取価格は遊々亭およびドラゴンスター秋葉原駅前店の提示額)。相場は日々変動し、店舗・カードの状態によっても異なります。将来の価格を保証するものではありません。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の購入・売却を推奨・勧誘するものではありません。投資助言に該当する内容は含みません。
※カード名・商品情報はポケモンカード公式サイトに基づきます。
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