ポケモンカード(ポケカ)は、2026年秋も現行の高額シングルを中心に値下がりが続いています。2026年8月下旬から10月下旬までの2か月で、リーリエSR・マリィSR・ナンジャモSAR・ブラッキーVMAX HR: SAの素体の買取価格は21〜33%下がりました。一方、旧裏のひかるミュウや配布プロモのあったかピカチュウは買取価格が横ばいで、PSA10の相場は上がっています。

つまり今のポケカは「全部が暴落している」のではなく、値下がりするカードと値段を保つカードがはっきり分かれている状態です。この記事では、2021〜2023年のポケカバブルが崩壊した流れ、暴落の6つの原因、値下がりしやすいカードとしにくいカードの違い、今後の見通しまでを実際の価格データでまとめます。

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トレカジャパンでは、PSA10の取引成立価格をもとにした値下がり・値上がりの変動率を、前日比・1週間・1か月・半年の期間別にランキングしています。手持ちのカードが下がっているかはポケカ 価格変動率ランキングで確認できます。

この記事でわかること

  • 2026年8月→10月に値下がりしたポケカと、下がらなかったポケカ

  • ポケカバブルとは何だったのか、いつ崩壊したのか

  • ポケカが暴落した6つの原因

  • 値下がりしやすいカード・しにくいカードの特徴

  • ポケカ暴落はいつまで続くのか、今売るべきか

ポケモンカードは本当に暴落した?2026年8月→10月の値動き

ポケカの相場推移を解説するセクションのイメージ画像

バブル期に話題になった高額カードと、旧裏・配布プロモの6枚について、カードラッシュの買取価格とPSA10の相場が2か月でどう動いたかを並べました。

ポケカの素体(未鑑定)買取価格の変化

カード買取価格(8月下旬→10月下旬)変化
がんばリーリエ(リーリエ SR/SM4p 119/114)のカード画像

リーリエSR(がんばリーリエ) SM4p 119/114

700,000円→550,000円−21%
マリィ SR(シールド/S1H 068/060)のカード画像

マリィSR(シールド) S1H 068/060

45,000円→30,000円−33%
ナンジャモ SAR(クレイバースト/SV2D 096/071)のカード画像

ナンジャモSAR SV2D 096/071

32,000円→23,000円−28%
ブラッキーVMAX HR: SA(イーブイヒーローズ/S6a 095/069)のカード画像

ブラッキーVMAX HR: SA S6a 095/069

580,000円→450,000円−22%
ひかるミュウ(旧裏/コロコロコミック2001年5月号付録プロモ)のカード画像

ひかるミュウ(旧裏) コロコロコミック付録

1,500,000円→1,500,000円±0%
あったかピカチュウ(097/XY-P/ユニクロ配布プロモ)のカード画像

あったかピカチュウ 097/XY-P

350,000円→350,000円±0%

ポケカのPSA10相場の変化

カードPSA10相場(8月下旬→10月下旬)変化
リーリエSR(がんばリーリエ)2,970,000円→2,380,000円−20%
マリィSR(シールド)112,000円→98,100円−12%
ナンジャモSAR93,200円→68,700円−26%
ブラッキーVMAX HR: SA880,000円→767,000円−13%
ひかるミュウ(旧裏)7,670,000円→8,000,000円+4%
あったかピカチュウ820,000円→964,000円+18%

出典:ポケカチ(がんばリーリエ/シールドマリィ/ナンジャモSAR/ブラッキーVMAX SA/ひかるミュウ(旧裏)/あったかピカチュウ)。買取価格はカードラッシュ、PSA10相場はポケカチの集計で、いずれも2026年10月下旬に取得。ひかるミュウの買取価格は極美品の価格です。変化率は小数点以下を四捨五入しています。

数字から読み取れることは3つです。

  • 現行の人気SR・SARは、素体もPSA10も下がっている。2017〜2023年発売の4枚は、素体の買取価格が21〜33%、PSA10相場が12〜26%下がりました。

  • 下げ足が速まったのは9月。リーリエSRの買取価格は9月中旬の70万円から9月下旬に55万円へ、ブラッキーVMAX HR: SAは9月上旬の58万円から9月中旬に50万円へ下がっています。

  • 旧裏・配布プロモは下がっていない。ひかるミュウとあったかピカチュウは買取価格が2か月間変わらず、PSA10相場は上がりました。

トレカジャパンが集計しているPSA10の直近取引額でも、リーリエSRは240万円、ナンジャモSARは6万9,000円、ブラッキーVMAX HR: SAは75万円で、ほぼ同じ水準まで下がっています(2026年10月下旬)。

✍️ ポイント:「ポケカ暴落」と言われるときに下がっているのは、主にバブル期に投機の対象になった現行のSR・SARです。旧裏や配布プロモまで同じように下がっているわけではありません。

ポケカバブルとは?2021〜2023年の高騰と崩壊の流れ

ポケカバブルとは、2021〜2023年にポケモンカードの相場が投機マネーで急騰した時期のことです。そのあと2023年後半から下落が続き、バブル崩壊・暴落と呼ばれるようになりました。

2021〜2023年:ポケカバブル期の実態

がんばリーリエ(リーリエ SR/SM4p 119/114)のカード画像

2021年ごろからポケカ市場には投機マネーが流入しました。コロナ禍の巣ごもり需要、YouTuberによる開封動画の話題、海外コレクターの参入が重なり、カード価格は短期間で大きく上がりました。

象徴的なのが「がんばリーリエ」の通称で知られるリーリエ SR(GXバトルブースト/2017年10月20日発売)です。発売直後の買取価格は5,500円でしたが、バブル期にはPSA10鑑定品に買取1,200万円の値がついたと報じられ、大きな話題になりました。ただしこの1,200万円は実際に取引が成立したかを確認できる一次情報がないため、本記事では「話題になった提示額」として扱います。プレイヤーではなく投資商品としてポケカを買う層が急増し、需要と供給のバランスが崩れた市場ができていました。

出典:ポケカチ「がんばリーリエ(リーリエ SR)の買取価格と相場推移」(発売日・発売日初動の買取価格)

2023年後半〜2026年:ポケカ暴落と言われる下落局面

2023年後半から相場の流れが変わり、主要カードの多くが下落に転じました。ピーク時から半値以下まで下げたカードも珍しくありません。がんばリーリエのPSA10も、話題になった1,200万円から2026年10月下旬には238万円まで下がっています。

2026年は、6月下旬と9月にも多くのカードがまとまって値下がりしました。前章の表のとおり、9月以降はPSA10相場まで下がっているカードが多く、「PSA10だけは値を保つ」とも言えなくなっています。

ポケカ暴落は価値ゼロではなく「バブル価格の正常化」

「暴落」と聞くと価値がゼロになるイメージを持つ方もいますが、実態はバブル価格から適正な水準へ戻る動きに近いものです。リーリエSRの買取価格55万円は、発売直後の5,500円の100倍です。ポケカそのものの人気や需要が消えたわけではありません。

ポケカが暴落した6つの原因

ポケカ暴落の原因を解説するセクションのイメージ画像

原因①:ポケカの新弾・再販が増えて供給が多い

株式会社ポケモンは、拡張パックの発売ペースを高い水準で保っています。2026年の拡張パックは1月23日「ムニキスゼロ」、3月13日「ニンジャスピナー」、5月22日「アビスアイ」、7月31日「ストームエメラルダ」、9月16日「30th CELEBRATION」と、およそ2か月に1度のペースで発売されました。ここにハイクラスパックやスターターセット、10月16日発売の30周年カードセットなどが加わり、市場に出回るカードの総量は増え続けています。

1枚あたりの希少性が薄まり、シングルカードの相場を押し下げる構造的な要因になっています。再販も積極的に行われ、かつての「買えない→プレミア化」という流れが起きにくくなりました。

出典:スニーカーダンク「【ポケカ】2026年の新弾発売スケジュールまとめ」

原因②:ポケカから投機マネーが撤退した

バブル期に流入した投機マネーが、利益確定や損切りのために撤退しています。投資目的の保有者がまとめて売りに出ると供給が急に増え、価格がさらに下がる悪循環が起きます。含み損を抱えた保有者の投げ売りも、相場を押し下げています。

原因③:ポケカの偽造カード・リパックが増えた

フリマアプリやオークションサイトで、偽造カードやリパック品(中身を抜いて再封したパック)の報告が増えています。市場への不信感がコレクターの購買意欲を冷やし、取引量の減少と価格の下落につながっています。

ℹ️ フリマアプリで高額カードを買うときは、鑑定済みスラブの出品を選ぶと偽造品のリスクを下げられます。偽物の見分け方はポケカ偽物の見分け方、旧裏の初版と再販の違いは初版(旧裏)と再販版の見分け方で解説しています。

原因④:ポケカのレギュレーション変更(レギュ落ち)

公式大会のスタンダードレギュレーションは定期的に更新されます。スタンダードで使えなくなった(レギュ落ちした)カードは大会での需要がなくなり、値下がりしやすくなります。デッキの中心になるカードがレギュ落ちすると、関連カード全体の相場にも影響します。

🔗 レギュ落ちは値下がりの要因になる一方、条件しだいで逆に高騰するケースもあります。詳しくはポケカ レギュ落ちで高騰する3パターンと売り時の判断基準をご覧ください。

原因⑤:ポケカ30周年など新商品や他TCGへ資金が分散した

2026年9月16日に30周年記念の拡張パック「30th CELEBRATION」が発売されました。人気の新商品が出ると、コレクターの予算がそちらに向かい、旧弾のシングルが売られやすくなります。前章の表で9月に下げ足が速まったのは、このタイミングと重なります。ただし、値下がりの理由を30周年だけに絞れるデータはありません。

加えて、ワンピースカードゲームなど他のTCGの人気も高く、トレカ市場全体で予算の取り合いが起きています。

原因⑥:ポケカのPSA鑑定品が増え、PSA10の希少性が薄れた

PSA10の認定枚数は増え続けています。2026年8月下旬から10月下旬の2か月で、ナンジャモSARのPSA10は16,654枚から17,284枚に、ブラッキーVMAX HR: SAは7,522枚から7,742枚に増えました。PSA10の取得率が高いカードほど鑑定品が出回りやすく、「PSA10であること」だけでは値段を支えにくくなっています。

出典:ポケカチ(PSA10総枚数の集計/2026年8月下旬・10月下旬に取得)

ポケカ暴落の6つの原因まとめ

  • ①新弾・再販の増加と供給過多

  • ②投機マネーの撤退

  • ③偽造カード・リパックの増加

  • ④レギュレーション変更(レギュ落ち)

  • ⑤30周年など新商品・他TCGへの資金分散

  • ⑥PSA鑑定品の増加

ポケカ暴落で値下がりしやすいカードの特徴

値下がりしたカードの特徴を解説するセクションのイメージ画像

投機の対象になったポケカのキャラクター系SR

バブル期に投機の対象になったリーリエSRやマリィSRなどのキャラクター系の高額カードは、ピーク時から大きく値を下げました。2026年の秋にも、マリィSR(シールド)の素体の買取価格は2か月で45,000円から30,000円へ、3分の1下がっています。

マリィSRのPSA10は9月下旬に70,800円まで下げたあと、10月下旬に98,100円まで戻しました。下落の幅も戻るタイミングもカードごとに違うため、1枚ずつ確認することが大切です。

手持ちカードの状態別の価格は、トレカジャパン(tradecard.jp)の各カードページで確認できます。

レギュ落ちしたポケカの人気サポートSAR

ナンジャモ SAR(クレイバースト/SV2D 096/071)のカード画像

大会で多く使われたサポートのSAR・SRは、レギュ落ちとともに価格を下げる傾向があります。対戦で必須級だったナンジャモ SAR(クレイバースト/SV2D 096/071)は、2026年1月23日にスタンダードから外れたレギュレーションマーク「G」のカードです。

素体の販売価格は、発売日初動の298,000円から2026年10月下旬には37,800円(買取23,000円)まで下がり、下落率は約87%です。下落の大半はレギュ落ちより前に進んでいたため、レギュ落ちだけが理由ではありません。キャラクター人気によるコレクター需要はあるものの、PSA10相場も8月下旬の93,200円から10月下旬の68,700円へ下がっています。

出典:ポケカチ「ナンジャモ SAR(クレイバースト)の買取価格と相場推移」、ポケモンカードゲーム公式「スタンダードレギュレーション変更のスケジュールについて」

再販のあるポケカの未開封BOX

未開封品のプレミアは、再販やリニューアルが多い商品ほど縮んでいます。「手に入らない」という希少性が成り立ちにくくなったためです。一方で、再販の見込みが薄い旧弾のBOXは高い水準を保っているものもあります。BOXのプレミアが一律に消えたわけではないため、手元の商品ごとに確認してください。

値下がりしやすいカード具体例主な下落要因
投機系の高額カードリーリエSR、マリィSR投機マネーの撤退
レギュ落ちした人気カードナンジャモSAR(クレイバースト)大会需要の消失
再販がある未開封BOX再販された拡張パックのBOX供給増による希少性の低下

ポケカ暴落でも値下がりしにくいカードの特徴

暴落しにくいカードの傾向を解説するセクションのイメージ画像

旧裏・配布プロモなど流通量が少ないポケカ

旧裏面のカードや配布限定のプロモは、市場に出回る絶対数が少なく、コレクター需要が価格を支えています。2026年秋に現行の高額カードが下がるなかでも、次の2枚は買取価格が変わらず、PSA10相場は上がりました。

カード素体の買取/販売(10月下旬)PSA10相場(10月下旬)
ひかるミュウ(旧裏) 2001年 コロコロコミック付録1,500,000円/1,980,000円(極美品)8,000,000円
あったかピカチュウ 097/XY-P 2014年 ユニクロ配布350,000円/428,000円964,000円

出典:ポケカチ(ひかるミュウ(旧裏)/あったかピカチュウ(097/XY-P))。素体価格はカードラッシュの販売・買取価格、PSA10相場はポケカチの集計で、2026年10月下旬に取得。旧裏のカードは小さな傷でも査定額が大きく下がるため、上記の素体価格は極美品を前提とした水準です。

ひかるミュウのPSA10相場は、2026年5月上旬の535万円から10月下旬の800万円まで、半年で約1.5倍になっています。

PSA10の取得率が低いポケカ

値下がりしにくい2枚に共通するのは、PSA10の取得率の低さです。

カードPSA10総枚数PSA10取得率
ひかるミュウ(旧裏)634枚3.2%
あったかピカチュウ214枚34.3%
リーリエSR(がんばリーリエ)1,225枚38.1%
ナンジャモSAR17,284枚57.7%
マリィSR(シールド)8,510枚63.5%
ブラッキーVMAX HR: SA7,742枚85.1%

出典:ポケカチ(PSA10総枚数・取得率の独自集計/2026年10月下旬に取得)

ブラッキーVMAX HR: SAのように取得率が85.1%のカードは、10枚出せば8〜9枚がPSA10になる計算です。PSA10であること自体が希少性の根拠にならないため、素体と同じように相場が動きやすくなります。

人気ポケモンのポケカでも現行カードは下がる

ブラッキーのような人気ポケモンのカードでも、現行のカードは値下がりと無縁ではありません。ブラッキーVMAX HR: SA(イーブイヒーローズ/2021年5月28日発売)の買取価格は、2か月で58万円から45万円へ22%下がりました。

ただし発売日初動の買取価格は55,000円で、今も初動の約8倍の水準です。短期では下がっても、長期で見れば高い水準を保っているカードもあります。

出典:ポケカチ「ブラッキーVMAX SA(HR)の買取価格と相場推移」

✍️ ポイント:「絶版・流通量が少ない・人気キャラクター・PSA10の取得率が低い」がそろったカードは、暴落局面でも値段を保ちやすい傾向があります。

ポケカ30周年(30th CELEBRATION)で相場はどうなった?

30周年記念の拡張パック「30th CELEBRATION」は2026年9月16日に発売されました。30周年のカードは発売直後から高い価格で取引されている一方、前章のとおり、同じ9月に旧弾の現行カードの値下がりが進んでいます。

30周年のカードの買取・販売価格はポケカ30周年の当たりランキングにまとめています。30周年の商品はメルカリで出品が禁止されている期間があるため、売るときはポケカ30周年のメルカリ出品禁止の対象と期間も確認してください。

ポケカ暴落はいつまで続く?今後の見通し

今後の相場見通しを解説するセクションのイメージ画像

2026年秋〜年末のポケカ相場

拡張パックがおよそ2か月おきに発売されるペースが続く限り、現行カードの素体の相場は上がりにくい状況です。30周年の商品に予算が向かいやすい時期でもあるため、旧弾の現行カードは、すぐに全面的に回復するとは考えにくいです。

2027年以降のポケカ相場

長い目で見ると、コレクター需要に支えられて値段を保つカードと、供給が多く下がり続けるカードの差がさらに広がると考えられます。投機ではなく、コレクションやプレイを目的にした需要がどれだけ残るかが鍵になります。

ポケカ「第二の暴落」のリスク要因

今後さらに下落を引き起こしうる要因は、次の3つです。

  • ①さらなる大量供給(再販・新弾の加速)

  • ②偽造品の増加による市場への不信

  • ③世界的な景気の後退

ポケカ暴落時にやってはいけないこと

暴落時に避けたい行動を解説するセクションのイメージ画像

ポケカのパニック売り

暴落時に慌てて売ると、相場の底値で手放すことになりかねません。コレクション目的で持っているカードは、短期的な値動きに振り回されず、長期の視点で判断するのが賢明です。

ポケカの「底値買い」の過信

「今が底値だ」と判断して大量に買うのも危険です。相場がさらに下がる可能性は常にあり、底値を狙った投機的な買いは大きなリスクを伴います。

ℹ️ 「安いから買い時」という判断は、相場データに基づいて行うことが前提です。感覚ではなく、トレカジャパン(tradecard.jp)で実際の取引価格を確認してから検討してください。

ポケカの偽造品・詐欺

暴落時には「格安出品」を装った偽造品や詐欺が増えます。フリマアプリで買うときは、出品者の評価・カードの状態写真・鑑定書の有無を必ず確認してください。

✍️ ポイント:暴落局面でいちばんもったいないのは「焦って安売り」と「焦って底値買い」の両方です。まずは正確な相場を知ることから始めましょう。

ポケカ暴落から資産を守る方法

資産防衛と活用法を解説するセクションのイメージ画像

ポケカのPSA鑑定は費用と取得率を確認してから

手持ちの高額カードを鑑定に出すと、状態が客観的に保証され、コレクター需要を取り込みやすくなります。ただし鑑定には費用と時間がかかり、PSA10が取れる保証もありません。

PSA Japanで現在申し込める最も安いプランは「スタンダード」で、鑑定料は1枚9,980円(税込)、申告価格15万円以下、予定納期は100営業日です。保険料・返送料と自宅からの送料を含めると、1枚だけ出す場合の総額は約1万3,000円になります。

費用金額補足
鑑定料(スタンダード)9,980円1枚あたり・税込。申告価格15万円以下
保険料・返送料1,900円1〜8枚・申告価格の合計17万5,000円以下の場合
自宅からPSAへの送料実費(1,000円前後)利用者が負担
合計の目安約1万3,000円1枚を提出した場合

出典:PSA Japan「鑑定とグレーディング」、同「よくある質問」(いずれも2026年10月確認)。保険料・返送料は、申し込み後にPSA側で自動計算される金額が優先されます。

前章のとおり、2026年秋はPSA10相場も下がっているカードが多く、鑑定に出しても素体との差額が縮んでいる場合があります。PSA10の相場から素体の相場と鑑定費用を引いて、十分にプラスになるカードだけを選んでください。料金・出し方・損益の計算方法はPSA鑑定の料金・出し方とPSA10の価値で詳しく解説しています。

ℹ️ PSA Japanのグレーディングサービスは、利用規約により成人のみが利用できます。支払い方法はクレジットカードのみです。

トレカジャパンでポケカの実勢相場を確認する

売るか持ち続けるかの判断には、正確な相場データが欠かせません。トレカジャパン(tradecard.jp)では、メルカリやスニーカーダンクなどで実際に成立した取引価格をもとに相場を集計しています。

トレカジャパンの相場データの特徴

  • 実際に成立した取引価格がベース

  • PSA10と未鑑定の価格を切り替えて確認できる

  • 7日・30日の変動率で、値下がりしているかがすぐわかる

🔗 売るときの査定の減額(傷・状態ランク)の仕組みはポケカ買取で減額される理由で解説しています。

ポケカの売買で知っておきたい法律上の決まり

カードを買取業者やカードショップに売る場合、業者は古物営業法にもとづく古物商許可を受けている必要があります。売る側にも、運転免許証などによる本人確認が求められます。買取を頼む前に、その業者が古物商許可番号を公開しているかを確認してください。

未成年の方が売買する場合は、民法第5条により法定代理人(保護者)の同意が必要です。同意のない契約は取り消される場合があります。

くり返しカードを仕入れて売る場合は、個人でも古物商許可が必要になることがあります。詳しくはトレカ転売は違法?古物商許可が必要なケースをご覧ください。

ポケカは分散と長期保有で考える

1枚のカードや1つのシリーズに集中して持つのではなく、複数の世代・レアリティに分けて持つことで、値下がりのリスクを抑えられます。ポケモンはIPとしての価値が長く続いており、10年・20年単位でコレクションとしての価値が見直される可能性もあります。

ポケカ暴落についてよくある質問

Q. ポケカはもう終わり?暴落でオワコンになったのですか?

A. ポケカの人気や需要そのものは健在です。

株式会社ポケモンの2026年2月期決算は、売上高5,314億円(前期比29.3%増)、営業利益1,439億円(同43.0%増)で、いずれも過去最高を更新しました。暴落はバブル価格の正常化であり、「ポケカ=オワコン」は事実に反します。なお、この数字はゲーム・アプリ・ライセンスを含む事業全体のもので、ポケモンカード単体の売上ではありません。

出典:gamebiz「ポケモン、26年2月期決算は売上高29%増の5314億円」

Q. ポケカの暴落はいつから始まったのですか?

A. 大きな流れとしては2023年後半からです。

2021〜2023年のバブル期に急騰した相場が、2023年後半から下落に転じました。2026年も6月下旬と9月に多くのカードがまとまって値下がりしています。

Q. 暴落したポケカは今後値上がりしますか?

A. 絶版で人気キャラクターの高レアリティカードは、長期的に見直される可能性があります。

ただし、すべてのカードが値上がりするわけではありません。2026年秋は、旧裏や配布プロモが値段を保つ一方、現行の高額カードは下がっています。投資目的で買う場合は、リスクを十分に理解したうえで判断してください。

Q. ポケカは今売るべきですか、持ち続けるべきですか?

A. 判断の基準は「持っている目的」です。

コレクション目的なら、短期の値動きに左右されずに持ち続けるのも合理的な選択です。投資目的なら、トレカジャパン(tradecard.jp)で今の取引価格を確認し、買った値段と照らし合わせて判断してください。

Q. ポケカの偽造カードはどう見分けますか?

A. 光の反射、文字の印刷の細かさ、裏面の模様のずれなどが判断のポイントです。

確実に判定するには、第三者の鑑定機関を使うのがおすすめです。国内から直接申し込めるのはPSA JapanとARS鑑定で、BGSやCGCは代行業者を通すのが一般的です。フリマアプリでは鑑定済みスラブの出品を優先してください。

Q. ポケカ30周年で相場は回復しますか?

A. 30周年の商品そのものは注目度が高い一方、旧弾の現行カードの回復にはつながっていません。

30th CELEBRATIONが発売された9月以降も、リーリエSRやナンジャモSARなど旧弾の現行カードは値下がりが続いています。市場全体の供給の多さが解消されない限り、バブル期の水準まで全面的に戻るのは難しいと考えられます。

ポケカ暴落のまとめ

ポケカの暴落は、2021〜2023年のポケカバブルが正常化する過程で起きている現象です。2026年秋も、現行の高額カードは2か月で素体の買取価格が2〜3割下がる一方、旧裏や配布プロモは値段を保っています。

  • 下がっているカード:投機の対象になった現行のSR・SAR、レギュ落ちした人気カード、再販のある未開封BOX

  • 下がりにくいカード:旧裏・配布プロモなど流通量が少なく、PSA10の取得率が低いカード

  • 原因:新弾・再販の増加、投機マネーの撤退、偽造品、レギュ落ち、30周年や他TCGへの資金分散、PSA鑑定品の増加

暴落=ポケカの終わりではありません。バブルが去ったことで、カードを楽しみたい人にとっては適正な価格で手に入れやすくなっています。

✍️ 手持ちカードの今の価値は、トレカジャパン(tradecard.jp)の各カードページで、PSA10と未鑑定の取引価格を確認してみてください。今まさに値下がりしているカードはポケカ 価格変動率ランキングで確認できます。

※本記事のカード価格とPSA鑑定の料金は2026年10月時点で確認したものです。カードの相場は日々変動するため、売買の前に各ショップの最新の買取価格・販売価格をご確認ください。

※ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。