「初期のデーモンの召喚」かどうかは、①カードNo(型番)の有無、②カード右下の偽造防止ホログラムの有無、③カード下部のクレジット(著作権)表記、の3点で判別します。型番の有無だけで見分ける方法が広く知られていますが、2024年発売の「EX 復刻版 - 遊戯デッキ -」にも型番が印字されていないため、型番だけでは1期版と復刻版を切り分けられません。1期に収録されたのはVol.4(ウルトラレア)とEX(ノーマル)の2種類のみです。あわせて、出品タイトルで「初期」と呼ばれることがあるレリーフ(アルティメットレア/型番SC-51)や、同名・類似カードとの違いも整理します。

初期のデーモンの召喚とは(「初期」が指す範囲)

デーモンの召喚は闇属性・レベル6・悪魔族の通常モンスターで、攻撃力2500/守備力1200です。1期(初期)に収録されたのは、1999年7月22日発売のVol.4(ウルトラレア)と、1999年12月16日発売のEX(ノーマル)の2種類です。

「初期」という言葉が指す中核は、この1期版です。公式カードデータベースの収録シリーズを見ると、Vol.4とEXの2件には型番の記載がありません。第1期のカードには型番(カードNo)そのものが存在しないためです。

一方で、フリマアプリやオークションの出品タイトルでは、1期版だけでなくレリーフ(アルティメットレア)まで含めて「初期」と表記されることがあります。レリーフの型番はSC-51で、2001年9月20日発売の「Struggle of Chaos -闇を制する者-」に収録された2期のカードです。つまり「初期=1期版のみ」という厳密な用法と、「初期=古い時期の版全般」という緩い用法が併存しているのが実情です。基本スペックは公式カードデータベースのデーモンの召喚 カード詳細で確認できます。

ℹ️ 検索や出品閲覧の際は、「初期」が1期版(Vol.4/EX)を指すのか、レリーフ(SC-51)を含む古い版全般を指すのかを、商品画像の型番・ホログラムで必ず確認してください。

デーモンの召喚の収録版一覧(1期〜現行)

型番が印字されない収録は、1期のVol.4・EXと、2024年の復刻版の3件です。型番の有無だけでは1期版と復刻版を区別できないことが、一覧で確認できます。

図解
発売日 型番 商品名 レアリティ 区分
1999-07-22(型番なし)Vol.4ウルトラレア1期
1999-12-16(型番なし)EXノーマル1期
2000-10-26RB-03暗黒魔竜復活 - Revival Of BlackDemons Dragon -ウルトラレア/パラレル仕様ウルトラレア2期
2000-11-23B3-02Booster R3ウルトラレア2期
2000-11-23EX-04EX-R[二人対戦用構築済みデッキセット]ノーマル2期
2001-04-01L3-01LIMITED EDITION 3 - 遊戯パック -ウルトラレア2期
2001-08-12T3-02アジアチャンピオンシップ 2001ウルトラレア2期
2001-09-20SC-51Struggle of Chaos - 闇を制する者 -アルティメットレア(レリーフ)2期
2002-08-22DL2-092DUELIST LEGACY Volume 2スーパーレア3期以降
2024-02-03(型番なし)EX 復刻版 - 遊戯デッキ -ノーマル復刻版
2026-05-28VP26-JP00130th ANNIVERSARY DEMON'S PACKプリズマティックシークレットレア最新

上記は主要な収録のみで、BEGINNER'S EDITION 1やANNIVERSARY PACKなどの再録も存在します。デーモンの召喚のスーパーレアが登場するのは2002年のDUELIST LEGACY Volume 2以降で、1期にスーパーレアは存在しません。

初期版(1期)かを見分ける3ステップ

手元のデーモンの召喚が1期版かどうかは、型番→ホログラム→クレジット表記の順に確認していくと確実に切り分けられます。型番の確認だけで止めると、型番のない2024年の復刻版を1期版と誤認します。

図解

①カードNo(型番)が印字されているか

第1のふるいは型番の有無です。第1期のカードには型番(カードNo)が存在しないため、SC-51やRB-03のような表記が印字されていれば、その時点で2期以降の版と確定します。

型番が印字されている場合は、その型番から収録商品を特定できます。SC-51ならStruggle of Chaos収録のレリーフ、RB-03なら暗黒魔竜復活、EX-04ならEX-R、といった具合です。上の収録版一覧と照合すれば、どの商品に入っていた版かがそのまま分かります。

なお、カード左下にある8桁の数字はパスワードと呼ばれる別の要素で、収録商品を示す型番とは異なるものです。8桁の数字があることを「型番がある」と誤読しないよう注意してください。型番が見当たらない場合は、次のステップに進みます。

②カード右下に偽造防止ホログラムがあるか

第2のふるいは、カード右下にある銀色の偽造防止ホログラム(コピー防止シール)の有無です。1期のカードにはこのホログラムがなく、2期以降および復刻版のカードには付いています。

ここが従来の「型番がなければ初期」という見分け方の落とし穴です。2024年2月3日に発売された「EX 復刻版 - 遊戯デッキ -」は、1999年のEXを再現した商品のため型番が印字されていません。型番だけを見ると1期版と区別がつきませんが、復刻版にはホログラムがあるため、右下を確認すれば切り分けられます。型番がなくホログラムもない場合は、1期版の可能性が高いと判断して、最後のステップに進みます。

③クレジット(著作権)表記を確認する

最後の決め手が、カード下部のクレジット表記です。1期版には「高橋和希」の名前が記載されており、復刻版には記載がありません。

1期のカードのクレジットは、前期生産版が「©高橋和希/集英社」、後期生産版が「©高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社」となっています。Vol.4〜Vol.7には前期生産版と後期生産版の両方が存在し、表記が違っていてもどちらも1期のカードです。これに対し2024年の復刻版は「©スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI」表記で、高橋和希名義が入りません。したがって「高橋和希の記載があるか」が、1期版と復刻版を分ける実用的な基準になります。

図解
⚠️ 復刻版が1期のカードとしてグレーディングされた鑑定品の存在も報告されています。鑑定済みスラブであっても、収録パック表記と現物の特徴が一致しているかを確認してください。

レリーフ(アルティメットレア/SC-51)とは

レリーフは俗称で、正式名称はアルティメットレアです。デーモンの召喚のレリーフは型番SC-51、2001年9月20日発売の「Struggle of Chaos -闇を制する者-」に収録されています。

正式名称と収録パック

アルティメットレアの初出は2000年12月14日発売の「Thousand Eyes Bible -千眼の魔術書-」で、第1期には存在しないレアリティです。したがって「1期のレリーフ」というものはなく、デーモンの召喚のレリーフはすべて2期のSC-51にあたります。

出品タイトルで「初期 デーモンの召喚 レリーフ」と表記されている場合、それは1期版ではなく2期のSC-51を指しています。1期版(Vol.4のウルトラレア/EXのノーマル)とは別の版として扱ってください。

加工が入る範囲

アルティメットレアは、イラストなどに浮き彫り(レリーフ)加工が施され、光の当たり方と手触りで通常のカードとの違いが分かります。この立体加工の有無が、レリーフかどうかの基本的な観察点です。

加工の範囲は時期によって変化しており、SC-51が属する初期世代のアルティメットレアでは、レベル・属性・背景・イラストの枠に加工が入り、モンスター本体には加工が入りません。モンスターやキャラクター本体まで彫られるようになるのは後年の世代です。加工範囲の違いを知っておくと、世代の見当をつける手がかりになります。

同名・類似カードとの区別(デーモンの顕現/ラッシュデュエル版)

デーモンの召喚を探す際に混同しやすいのが、「デーモンの顕現」という別カードと、遊戯王ラッシュデュエルに存在する同名の「デーモンの召喚」です。どちらもOCGの初期のデーモンの召喚とは別物です。

デーモンの顕現は闇属性・レベル6・悪魔族の融合/効果モンスターで、ステータスは攻撃力2500/守備力1200と本家と同じです。カード名そのものに「デーモンの召喚」という文字列は含まれませんが、融合素材が「『デーモンの召喚』+闇属性モンスター」と指定されており、さらにモンスターゾーンに存在する限りカード名を「デーモンの召喚」として扱う効果を持つため、検索結果に混ざりやすいカードです。収録は2018年6月9日発売の18SP-JP201のみで、初期のカードではありません。通常モンスターか融合モンスターかを見れば確実に区別できます。

もうひとつが遊戯王ラッシュデュエル版の「デーモンの召喚」です。こちらはカード名もステータス(闇属性・レベル6・悪魔族・通常モンスター・攻2500/守1200)もOCG版と同一ですが、LEGENDカードとしてラッシュデュエルのカードプールに属し、OCGとは別のデータベースで管理されています。初出は2020年11月14日のRD/KP03-JP000で、初期のカードではありません。カード枠のデザインとラッシュデュエル特有の表記で判別できます。

デーモンの召喚 初期に関するよくある質問

Q: 型番がなければ初期(1期)のカードですか?

A: 型番がないだけでは断定できません。第1期のカードには型番が存在しませんが、2024年発売の「EX 復刻版 - 遊戯デッキ -」にも型番が印字されていないためです。カード右下の偽造防止ホログラムの有無と、クレジットに「高橋和希」の記載があるかどうかを併せて確認してください。

Q: 1期のデーモンの召喚はどの商品に収録されていましたか?

A: 1999年7月22日発売のVol.4(ウルトラレア)と、1999年12月16日発売のEX(ノーマル)の2種類です。公式カードデータベースの収録シリーズで確認できます。

Q: 1期にスーパーレアやレリーフのデーモンの召喚はありますか?

A: ありません。スーパーレアの初出は2002年8月22日発売のDL2-092(DUELIST LEGACY Volume 2)、アルティメットレア(レリーフ)は2001年9月20日発売のSC-51です。いずれも1期のカードではありません。

Q: レリーフとアルティメットレアは同じものですか?

A: 同じものです。アルティメットレアが正式名称で、レリーフは浮き彫り加工に由来する俗称です。デーモンの召喚のレリーフは型番SC-51で、「Struggle of Chaos -闇を制する者-」(2001年9月20日発売)に収録されています。

Q: 「デーモンの顕現」は初期のデーモンの召喚と同じカードですか?

A: 別カードです。デーモンの顕現は2018年収録の融合/効果モンスターで、通常モンスターであるデーモンの召喚とは種別が異なります。融合素材に「デーモンの召喚」が指定され、効果でカード名を「デーモンの召喚」として扱うため、検索時に混ざりやすい点に注意してください。

Q: ラッシュデュエルの「デーモンの召喚」も初期版に含まれますか?

A: 含まれません。ラッシュデュエル版はカード名とステータスがOCG版と同一ですが、別ゲームのカードプールに属するLEGENDカードで、初出は2020年です。