ポケモンカードゲーム(ポケカ)では、先攻プレイヤーの最初の番だけ、サポートとワザが使えません。後攻プレイヤーはどちらも使えますが、進化はおたがい最初の番にはできません。

この記事では、先攻・後攻それぞれの最初の番にできること・できないことを一覧にしたうえで、どちらが有利か、最初の番に何をしておくとよいか、先攻・後攻の決め方まで、初心者の方向けに解説します。ルールの記述は、ポケモンカードゲーム公式ホームページの「あそびかた」と「競技向けフロアルール」(2026年9月25日確認)にもとづいています。

先攻・後攻の最初の番にできること・できないこと一覧

行動先攻の最初の番後攻の最初の番
山札を1枚引く○○
たねポケモンをベンチに出す○○
ポケモンにエネルギーを1枚つける○○
グッズ・ポケモンのどうぐを使う○○
スタジアムを出す○○
特性を使う○○
「にげる」を使う○○
サポートを使う×○
ワザを使う×○
ポケモンを進化させる××

先攻と後攻の最初の番で違うのは、サポートとワザの2つだけです。進化はどちらも最初の番にはできません。

山札を引く行動は、先攻の最初の番でもおこないます。公式の「あそびかた」では、自分の番がくるたびに山札を1枚引くことは「かならずしなければいけません」と定められています。

先攻の最初の番にできないこと

サポートは使えない

サポートは自分の番に1枚だけ使えるトレーナーズで、公式ルールでは「先攻の最初の番に使うことができません」とされています。グッズ、ポケモンのどうぐ、スタジアムにはこの制限がないため、先攻の最初の番はグッズを中心に動くことになります。

ワザは使えない

先攻プレイヤーの最初の番は、ワザに必要なエネルギーがついていてもワザを宣言できません。ベンチを並べてエネルギーをつけたら、「番を終わります」と相手に伝えて番を終えます。

進化はおたがい最初の番にできない

公式ルールでは「おたがい、自分のいちばん最初の番は、進化させられません」と定められています。これは先攻・後攻の両方に共通するルールです。さらに、その番に場に出したばかりのポケモンや、その番に進化したばかりのポケモンも進化できず、進化できるのは次の自分の番からになります。

カードに例外が書かれている場合

カードの説明文に例外が書かれている場合は、その説明文にしたがいます。たとえばサポート「ゼイユ」には「このカードは、先攻プレイヤーの最初の番でも使える」と書かれており、先攻の最初の番でも手札をすべてトラッシュして山札を5枚引けます。

ゼイユ(SV6 097/101)のカード画像

先攻の最初の番でも使えるサポート「ゼイユ」(変幻の仮面 SV6 097/101)

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後攻の最初の番にできること

後攻プレイヤーは、最初の番から進化以外のすべての行動ができます。サポートで手札を入れ替えたり山札を引いたりでき、ワザに必要なエネルギーがそろっていれば攻撃もできます。

エネルギーを手札からつけられるのは1回の番に1枚までです。そのため、最初の番に攻撃できるのは、エネルギー1個以下で使えるワザを持つポケモンか、エネルギーを追加でつけるカードを組み合わせた場合に限られます。

先攻と後攻はどちらが有利か

進化ポケモンが主力のデッキは先攻のほうが準備が早い

先攻は、最初の番に出したたねポケモンを次の自分の番、つまり対戦全体で3番目の番に進化させられます。後攻が最初に並べたポケモンを進化できるのは対戦全体で4番目の番なので、進化ポケモンを主力にするデッキでは、先攻のほうが1番早く攻撃の準備を整えられます。

一般に先攻が有利といわれるのはこのためです。ただし、どちらが有利かはデッキの構成や相手のデッキとの組み合わせで変わるため、一概には決まりません。

後攻は最初の番から動けるのが強み

後攻は最初の番からサポートを使えるので、手札が悪くても立て直しやすくなります。進化しないたねポケモンが主力のデッキであれば、最初の番から相手のポケモンをきぜつさせられる場面もあります。

相手の動きを止めるカードを最初の番から使える点も、後攻の強みです。「スボミー」のワザ「むずむずかふん」はエネルギーなしで使え、次の相手の番、相手は手札からグッズを出して使えなくなります。先攻の最初の番にサポートを使えなかった相手は、次の番にグッズまで止められると展開が大きく遅れます。

スボミー(SV8a 001/187)のカード画像

エネルギーなしで相手のグッズを止められる「スボミー」(テラスタルフェスex SV8a 001/187)

▶ スボミー(SV8a 001/187)の相場をトレカジャパンで確認する

先攻の最初の番にやっておきたいこと

先攻の最初の番はワザもサポートも使えないため、次の番に進化・攻撃するための準備に集中します。

進化させたいたねポケモンをベンチに出す

次の番に進化できるのは、前の番までに場に出ていたポケモンだけです。進化させたいたねポケモンは、最初の番のうちにベンチへ出しておきましょう。グッズ「なかよしポフィン」を使うと、山札からHPが「70」以下のたねポケモンを2枚までベンチに出せます。

なかよしポフィン(SVK 018/044)のカード画像

HP70以下のたねポケモンを2枚までベンチに出せるグッズ「なかよしポフィン」(デッキビルドBOX ステラミラクル SVK 018/044)

グッズと特性で次の番の手札を用意する

「ハイパーボール」は、手札を2枚トラッシュすると山札から好きなポケモンを1枚手札に加えられるグッズです。こうしたカードで、次の番に使う進化ポケモンを先に手札へ確保しておくと、2番目の自分の番にスムーズに進化できます。

以前は、特性「イキリテイク」(最初の自分の番にだけ手札をすべてトラッシュし、山札を6枚引く)を持つ「イキリンコex」が、先攻の最初の番に手札を引き直すカードとしてよく使われていました。イキリンコexはレギュレーションマーク「G」のカードで、2026年1月23日(金)からスタンダードレギュレーションが「H・I・J」になったため、現在はスタンダードの大会では使えません。

エネルギーを1枚つけておく

先攻の最初の番でも、エネルギーは1枚つけられます。ワザは使えませんが、次の番に攻撃するポケモンや進化させる予定のポケモンにつけておくと、2番目の自分の番の攻撃に間に合いやすくなります。

後攻の最初の番にやっておきたいこと

後攻の最初の番はサポートが使えるので、サポートで手札を整えながら、先攻と同じようにベンチへたねポケモンを並べます。

最初の番から攻撃できる場合でも、育てたいポケモンを無理にバトル場へ出す必要はありません。相手は次の番から進化とワザが使えるようになるため、主力はベンチで準備し、バトル場には倒されても影響の小さいポケモンを置くという判断もあります。

先攻・後攻の決め方

じゃんけんで勝ったプレイヤーが先攻か後攻かを選ぶ

公式の「あそびかた」では、対戦の準備でじゃんけんをし、勝ったプレイヤーが先攻か後攻かを選ぶと定められています。じゃんけんに勝っても先攻を選ぶ必要はなく、デッキに合わせて後攻を選んでもかまいません。

チャンピオンズリーグやシティリーグなど、競技として実施される一部の大会で適用される「競技向けフロアルール」(Ver.1.2、2026年1月30日更新)では、先攻後攻の決定権を持つプレイヤーは、手札を確認する前に選ぶ必要があるとされています。手札を見てから決めることはできないので注意しましょう。

複数ゲームで1試合の大会は、2ゲーム目以降の決め方が変わる

1試合を複数のゲームでおこなう大会では、2ゲーム目以降の決め方は大会ごとのルールで定められます。たとえば「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2026」の大会概要では、第2・第3ゲームは直前のゲームで負けたプレイヤーが先攻・後攻を選べるとされています。大会に参加する前に、その大会の要項を確認しておきましょう。

友達同士の対戦ならコインやサイコロでもよい

公式ルールで定められている決め方はじゃんけんです。家や友達同士の対戦であれば、おたがいが納得していればコインの裏表やサイコロで決めても問題ありません。公式大会やショップの大会では、ルールどおりじゃんけんで決めます。

よくある質問

先攻の最初の番に山札は引きますか?

引きます。自分の番のはじめに山札を1枚引くことは、先攻・後攻を問わず、毎回かならずおこなう行動です。

先攻の最初の番に特性は使えますか?

使えます。先攻の最初の番に使えないのはサポートとワザで、特性やグッズ、「にげる」には制限がありません。

後攻の最初の番に進化はできますか?

できません。公式ルールでは、おたがい自分のいちばん最初の番は進化させられないと定められています。

イキリンコexは今も使えますか?

スタンダードレギュレーションでは使えません。イキリンコexはレギュレーションマーク「G」のカードで、2026年1月23日(金)からスタンダードの対象外になりました。

参考にした情報(2026年9月25日確認)