1997年3月発売、ポケモンカード旧裏面の拡張パック第2弾「ポケモンジャングル」。草タイプのポケモンやイーブイの進化系(サンダース・シャワーズ・ブースター)が初収録されたパックで、旧裏コレクターからの需要が根強い。

この記事では、ジャングルの高額当たりカード・レアリティ別の取引相場・未開封パックやBOXの価格帯・BOX開封の期待値を、フリマ・オークションの成約データをもとにまとめた。


📌 価格データの前提
本記事の価格はメルカリ・ヤフオク等における成約価格(実取引ベース)の参考値であり、カードショップの買取提示額とは異なる。掲載データは2025年6月時点の調査に基づく。相場は日々変動するため、売買の際は最新の成約履歴を必ず確認してほしい。

ポケモンジャングルの基本情報

パックスペック

項目内容
正式名称ポケモンカードゲーム 拡張パック 第2弾「ポケモンジャングル」
発売日1997年3月(初版)
希望小売価格291円(税別)/ 300円(税込)
収録カード数全48種類
1パック封入枚数10枚
1BOX封入パック数60パック
レアリティ構成レア(★)16種 / アンコモン(◆)16種 / コモン(●)16種

第1弾(収録102種 ※エネルギーカード含む)と比較すると、ジャングルは48種とかなりコンパクト。その分、1パックから狙いのレアを引ける確率は体感的にも高い。レアリティの内訳は★・◆・●が各16種と均等で、構成がすっきりしている点もこのパックの特徴だろう。

初収録の注目ポケモン

ジャングルの目玉は、なんといってもイーブイ進化系3種の初登場。サンダース、シャワーズ、ブースターがそれぞれレア枠で収録された。加えて、プテラ、ラッキー、ピジョットなど、当時の対戦環境で活躍したカードも多い。

草タイプが充実しているのもジャングルらしさで、モルフォン、ウツボット、ラフレシアといった進化ラインがまとめて収録されている。なお、同じ旧裏面シリーズの全体像は旧裏面ポケモンカード全シリーズの相場一覧で確認できる。


当たりカード一覧と取引相場【レア(★)全16種】


⚠ 相場変動について
旧裏面カードは市場流通量が少なく、状態(美品/キズあり)で価格が大きく変動する。以下は2025年6月時点の直近3〜6か月の成約実績をもとにした参考レンジであり、将来の価格を保証するものではない。

高額帯(取引相場10,000円以上)

カード名 レアリティ タイプ 取引相場(美品) 備考
サンダース 15,000〜30,000円 イーブイ進化系で最も高額。PSA10は50,000円超の取引実績あり
プテラ 12,000〜25,000円 化石ポケモン人気+旧裏面の独特イラストが評価される
シャワーズ 10,000〜22,000円 サンダースに次ぐイーブイ系人気枠
ブースター 10,000〜20,000円 炎タイプのコレクター需要が下支え
ラッキー 無色 8,000〜18,000円 HP120は当時の最高水準。対戦でも定番だった

各カードの最新取引履歴や価格推移チャートはポケモンジャングル全48種の個別相場ページで確認できる。

中額帯(3,000〜9,999円)

カード名 レアリティ タイプ 取引相場(美品) 備考
ピジョット 無色 5,000〜12,000円 特殊能力「しゅんぱつりょく」が対戦で重宝された
ラフレシア 4,000〜9,000円 トレーナーロック能力がカジュアル環境で厄介だった1枚
ウツボット 3,500〜8,000円 草デッキの主力として根強いファンがいる
モルフォン 3,000〜7,000円 イラスト人気は控えめだが、旧裏コレクターのコンプ需要
ニドクイン 3,000〜7,000円 ニドキング(第1弾)とセットで集める層が一定数
ピクシー 無色 3,000〜7,500円 「ゆびをふる」のランダム性が面白く、話題になりやすい

ニドクインとセットで語られることが多い第1弾のニドキングの相場は、第1弾 拡張パックの当たりカードまとめで確認できる。

低額帯(〜2,999円)のレアカード

カード名 レアリティ タイプ 取引相場(美品) 備考
カイロス 2,000〜5,000円 たねポケモンでHP60+即攻撃可能な実戦派
カモネギ 無色 1,500〜4,000円 性能は控えめ。コンプ需要が中心
エレブー 2,000〜5,000円 第1弾とは異なるイラストで収録
ドードリオ 無色 1,500〜3,500円 特殊能力「にげろ」がコンボパーツとして機能
ガルーラ 無色 2,000〜5,000円 コイン判定ワザが多いが、親子ポケモンの人気は健在

※ 取引相場は状態・出品タイミングにより上下する。PSA・BGS等のグレーディング済み高スコア品は上記レンジを大幅に超えることがある。鑑定の手順や費用についてはPSA鑑定の出し方・費用・期間まとめを参照してほしい。

ポケモンジャングル全48種の個別相場データを見る

アンコモン・コモンの注目カード

ジャングルではレア以外にも取引が活発なカードがある。とくにイーブイ(コモン)は、進化先3種との関係でセット需要が発生しやすく、コモンとしては異例の価格帯になることも。

カード名 レアリティ 取引相場(美品) 需要の背景
イーブイ 1,000〜3,000円 サンダース等の進化元。3種セット売りでプレミアムが乗る
ピジョン 500〜1,500円 ピジョットへの進化ラインとしてセット購入される
ウツドン 400〜1,200円 ウツボット進化ラインのコンプ需要
クサイハナ 400〜1,200円 ラフレシア進化ラインとして
メタモン 2,500〜6,000円 ポケモンをコピーする特殊能力のユニークさが人気

未開封パック・BOXの取引相場【2025年6月調査】

未開封パック(単品)

旧裏面の未開封パックは年々流通量が減っており、ジャングルも例外ではない。2025年6月時点の成約データでは、1パックあたり8,000〜15,000円前後で取引される場面が多い。ただし初版とそれ以降で倍近く差がつくケースもあるため、ロットの見極めが必要だ。

商品形態 取引相場レンジ(2025年6月時点) 補足
未開封パック(初版) 12,000〜25,000円 初版判別は裏面の印刷マーク等で行われる
未開封パック(再版) 6,000〜12,000円 再版でも未開封というだけで一定の需要あり
未開封BOX 500,000〜1,000,000円 美品BOXは出品自体が稀。シュリンクの有無で大差

⚠ 未開封品の真贋リスク
フリマ・オークションでの未開封パック購入には再シュリンク品・サーチ済み品といった真贋リスクが伴う。信頼できる出品者や鑑定済み商品を選ぶこと、出品者の取引履歴・評価を確認することが基本の対策になる。

BOXの値動き傾向

旧裏面BOXはここ数年、海外コレクターの参入で価格が跳ね上がった経緯がある。ジャングルBOXも2020年頃は30万円台で取引されていたものが、2023年以降は50万〜100万円帯に移行。ただし2024年後半からはやや落ち着きも見え、直近では出品数自体が少なく相場が読みにくい状況だ。2020年以降の値動きの詳細は旧裏面ポケモンカードの価格推移(2020〜2025年)でまとめている。


BOX開封の期待値シミュレーション

計算の前提条件

  • 1BOX=60パック、各パックにレア(★)1枚が封入されると仮定
  • レア16種が均等封入と仮定(実際の封入率は公式に非公開であり、偏りが存在する可能性がある。あくまで試算用の仮定値)
  • 各カードの取引相場は上記テーブルの中央値を使用
  • アンコモン・コモンの売却額は考慮しない(実際にはイーブイ等で若干プラスになる可能性がある)

レア1枚あたりの期待値

価格帯該当枚数中央値平均寄与額
高額帯(10,000円〜)5種約17,500円5 × 17,500 ÷ 16 ≒ 5,469円
中額帯(3,000〜9,999円)6種約5,750円6 × 5,750 ÷ 16 ≒ 2,156円
低額帯(〜2,999円)5種約2,700円5 × 2,700 ÷ 16 ≒ 844円
レア1枚あたりの期待値(税・手数料含まず)約8,469円

BOX(60パック)の期待値

60パック × 8,469円 = 約508,100円(税・手数料含まず)

仮にBOXを700,000円で購入した場合、レアカードの売却だけでは約191,900円のマイナス。アンコモン・コモンの売却分を加味しても大幅な赤字になる計算だ。


※ この試算は「全カードを美品で個別売却できる」という楽観的なシナリオに基づく。実際には出品手数料(メルカリ10%等)・送料・売れ残りリスクが加わるため、手取りの期待値はさらに下がる。
※ 未開封パックのまま保持した方が価値を維持しやすいケースも多い。開封は「コレクション目的で楽しむもの」と割り切るのが現実的だろう。投資目的での開封は推奨しない。

ジャングルのカードを売るなら——売却先の比較

フリマアプリ(メルカリ等)

手取り額を最大化しやすいのはフリマアプリ。メルカリなら販売手数料10%+送料負担で、相場に近い価格で売却できる。ただし、出品・梱包・購入者対応の手間は自分持ち。高額カードは取引トラブルへの備え(追跡付き配送・写真の事前共有)も欠かせない。

オークション(ヤフオク等)

希少な旧裏面カードはオークション形式が有利に働くことがある。複数の入札者が競り合えば、フリマの即決価格を上回る場合も。落札システム利用料が発生する点と、開始価格の設定ミスで安値落札されるリスクには注意したい。

カードショップ買取

即金性とリスクの低さではショップ買取が優位。ただし買取額はフリマ相場の50〜70%程度になるのが一般的な目安だ。複数枚まとめて売る場合や、相場調査の時間を取れない場合には合理的な選択肢になる。各売却方法の手数料・送料を含めた詳しい比較はポケモンカードの売り方完全ガイドにまとめている。


💡 売却の判断ポイント
・1枚5,000円以上のカード → フリマ or オークションで個別出品が手取り最大化につながりやすい
・5,000円未満のまとめ売り → ショップ買取の方が時間効率が良い場合が多い
・PSA鑑定済み品 → eBay等の海外プラットフォームも選択肢に入る

よくある質問(FAQ)

ポケモンジャングルで一番高いカードは?
2025年6月時点ではサンダース(★)が最高額帯。美品で15,000〜30,000円、PSA10鑑定品は50,000円超の取引実績がある。ただし相場は変動するため、売買前に最新の成約データを確認してほしい。
ジャングルの未開封パックはいくらで売れる?
2025年6月時点の成約実績では、初版の未開封パックは12,000〜25,000円、再版でも6,000〜12,000円が目安。パックの状態(折れ・色褪せの有無)で価格差が出る。
ジャングルのBOX開封は元が取れる?
現在のBOX価格(50万〜100万円)に対し、封入カードの合計期待値は約50万円前後(手数料・送料含まず、均等封入を仮定した試算値)。開封して個別売却で利益を出すのは難しく、コレクション目的として割り切る方が現実的だ。
旧裏面のジャングルと現行パックの見分け方は?
カード裏面のデザインが異なる。旧裏面は赤い渦巻き模様のデザインで、「ポケットモンスターカードゲーム」と表記されている。現行品は「ポケモンカードゲーム」表記かつデザインが一新されている。
状態が悪いジャングルのカードでも売れる?
売れる。ただし美品との価格差は大きく、キズあり品は美品相場の30〜50%程度になることが多い。それでもサンダースやプテラなどの人気カードなら数千円単位の値が付く。

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