「ロルカナって気になるけど、ルールが難しそう…」と感じていませんか?ディズニー・ロルカナは、ロアという点数を20点先に集めたら勝ちというシンプルな目標のカードゲームです。

この記事では、初めての方でも今日から遊べるように、勝利条件・デッキの作り方・ターンの流れ・キーワード能力までを順番に解説します。2026年10月時点の最新ルール(日本語版 総合ルール ver.2.3.0、2026年10月16日施行)と、第14弾「ハイペリアシティ」の新要素にも対応しています。

ディズニー・ロルカナとは?

ディズニー・ロルカナ(Disney Lorcana TCG)は、ディズニーやピクサーのキャラクターが登場する対戦型トレーディングカードゲームです。海外では Ravensburger(ラーベンスバーガー)が展開し、日本語版はタカラトミーから2025年1月25日に第1弾『THE FIRST CHAPTER 物語のはじまり』が発売されました。

プレイヤーは「イルミニア」という魔法使いになり、魔法のインクで呼び出したキャラクター「グリマー」とともに失われた物語「ロア(伝承)」を集めます。同じミッキーマウスでもサブタイトル(バージョン名)違いのカードが何種類もあり、新規イラストを集める楽しさも大きな魅力です。

2026年5月の第12弾からは、日本語版も英語版と同時期に発売されるようになりました。最新の第14弾『ハイペリアシティ』は2026年10月16日発売です(公式)。

勝利条件:ロア(得点)を先に20点集める

ロルカナの勝ち方は、ロア(得点)を先に20点以上集めることです。相手のライフを削るゲームではなく、得点を競う「レース」に近い感覚です。

  • ロアは主に、キャラクターを「クエスト」させることで得られます。

  • 山札が0枚の状態でターンを終えると負けになります(総合ルール 1.8.1.2)。

  • 投了はいつでもできます。

デッキ構築のルールと6つのインク

デッキは60枚以上・インクは2色まで・同名カードは4枚までという3つの条件で作ります。

ルール内容
枚数60枚以上(上限なし)
インク(色)6色のうち2色まで
同名カード同じフルネーム(名前+バージョン名)は4枚まで
禁止カード使用できない(2026年10月時点で1種)

「ミッキーマウス」でもバージョン名が違えば別のカードなので、それぞれ4枚ずつ入れられます。初めてなら、そのまま遊べるスターターデッキ(構築済みデッキ)から始めるのがおすすめです。

6つのインクの特徴

インク得意なこと(傾向)
アンバー回復、護衛、歌。仲間を守りながら横並びに展開
アメジスト歌やトリッキーな効果、カードを引く・戻す
エメラルド回避や相手のカードを手札に戻したりハンデス(相手の手札を捨てさせる)のような妨害に長けている
ルビー攻撃力が高い。突進・暴勇で積極的にチャレンジ
サファイアインクを増やす能力が多数、アイテムを最も活用し、堅実な動きが多い
スティールダメージでの除去、高い耐久力、アクションを活用。特定のカードへの対策カードが多い

作品ごとにキャラクターの色は3色ほどに偏っていることが多いので、好きな作品のキャラクターが多い色から選ぶのもおすすめです。

カードの見方と4つのカードタイプ

キャラクターカードでまず見るのは、次の5つの数字とマークです。

項目意味
コストプレイするのに必要なインクの数
インクウェル・シンボルコストの周りの飾り。このマークを持つカードだけがインクにできる
攻撃力チャレンジ中に相手に与えるダメージ
意志力耐えられるダメージ。意志力以上のダメージが乗ると退場
ロア値クエストしたときに得られるロア

カードタイプは大きく4種類です。アクションには「歌」という種類もあります。

タイプどんなカードか
キャラクター場に残り、クエストとチャレンジを行う主役
アクション効果を使ったら捨て札に置く
歌(アクション-歌)アクションの一種。歌のコスト以上のコストを持つ乾いたキャラクターに「歌わせる」とインクを払わずに使える
アイテム場に残り、継続効果や出したターンから使える起動能力を持つ。除去できるカードが限られている
ロケーション場に残る「場所」。キャラクターを移動させて乗せて使い、ロア値があれば自分のターン開始時にロアを得られる。攻撃力はなく意志力だけを持ち、キャラクターと同じようにダメージが意志力以上になると退場する

ゲームの準備

ジャンケンやサイコロなどで先攻を決めて、7枚引いたらゲーム開始です。

  1. 先攻プレイヤーをランダムに決める。

  2. お互いのデッキをシャッフルする。ロアは0点からスタート。

  3. カードを7枚引く。

  4. マリガン:先攻から順に1回だけ、いらないカードを好きな枚数デッキの下に置き、7枚になるまで引き直す。その後デッキをシャッフルする。

マリガンでは、序盤に使う低コストのキャラクターやアクション、インクシンボルを持つカードを残し、高コストのカードを戻すのが基本です。

ターンの流れ

1ターンは「スタートフェイズ→メインフェイズ→エンドフェイズ」の3つの順で進みます。相手のターン中に割り込んで行動するルールがないので、自分のターンの判断に集中できます。

スタートフェイズ

  1. レディ:自分の場とインクウェルのカードを縦向き(レディ)に戻す。

  2. セット:キャラクターが「乾く」。ロケーションのロアを得る。

  3. ドロー:カードを1枚引く。ただし先攻の最初のターンは引かない。

メインフェイズ

次の行動を好きな順番で行えます。手札からインクを置く基本ルールは1ターン1回ですが、その他の行動は条件を満たす限り何回でもできます。

行動やり方
インクを置く(1ターン1回)インクウェル・シンボルのある手札1枚を、相手に見せてから裏向きでインクウェルに置く。1枚が1インクになる
カードをプレイレディ状態(縦向き)のインクをコスト分エグザート(横向き)にして支払う
クエスト乾いているキャラクターをエグザートし、ロア値分のロアを得る
チャレンジ乾いているキャラクターをエグザートし、相手のエグザートしているキャラクター、または相手のロケーション(ロケーションはいつでもチャレンジできる)に攻撃力分のダメージを乗せる
歌を歌う歌のコスト以上のコストを持つ乾いたキャラクターをエグザートすれば、インクなしで歌を使える
ロケーションへ移動移動コストを払い、自分のキャラクターを自分のロケーションに乗せる
能力を使うカードに書かれたコストを払って起動能力を使う(アイテムは出たターンから使える。キャラクターの能力は、コストに⟳(エグザート)を含むものだけ乾いている必要がある)

「塗りたて」に注意:そのターンに場に出たキャラクターは「塗りたて」状態で、クエスト・チャレンジに加え、歌を歌うこともできません。次の自分のターン開始時に乾いて動けるようになります。

チャレンジの処理:お互いの攻撃力分のダメージを同時に与え合い、意志力以上のダメージを受けたキャラクターは退場します。ダメージはターンが終わっても消えません。ロケーションは攻撃力を持たないので、チャレンジした側はダメージを受けません。

エンドフェイズ

「ターン終了時」と書かれた効果を処理して、相手のターンに移ります。

キーワード能力一覧

カードに書かれた「回避」「護衛」などの短い言葉はキーワード能力です。まずはよく見る「護衛・回避・突進・変身・歌声」の5つを覚えれば十分です。

キーワード効果
護衛エグザート状態で場に出してもよい。相手がチャレンジするとき、可能なら護衛を持つキャラクターにチャレンジしなければならない
回避回避を持つキャラクター(または警戒を持つキャラクター)しか、このキャラクターにチャレンジできない
突進場に出たターンでもチャレンジできる
変身自分の場の同名キャラクターの上に、指定された変身コスト分のインクを支払って重ねて出せる。下のキャラクターが乾いていれば、乾いた状態で出る
歌声 N歌を歌うとき、このキャラクターのコストをNとして扱う
合唱 Nコストの合計がN以上になるように複数のキャラクターをエグザートして、その歌を無料で使える(歌声を持つキャラクターは歌声の数値で数えられる)
果敢 +Nチャレンジしている間だけ攻撃力+N
耐久 +N受けるダメージをN減らす
支援クエストしたとき、このキャラクターの攻撃力を、他の自分のキャラクター1体にそのターンの間加えられる
暴勇クエストできない。チャレンジできる状態で残っている間はターンを終了できない
魔除相手は効果でこのカードを選べない(選ばない全体効果は受ける)
霧消相手がアクションの効果でこのキャラクターを選んだとき、このキャラクターは退場する
警戒回避を持つキャラクターにもチャレンジできる
冒険心(第14弾で新登場)チャレンジできない。クエストできる状態で残っている間はターンを終了できない

「暴勇」と「冒険心」はちょうど反対の能力です。どちらも、歌を歌ってエグザートすればターンを終了できます。

フォーマットとローテーション

2026年10月現在、日本語版にはまだローテーションがなく、第1弾からのすべてのカードが使えます(禁止カードを除く)。

英語版ではすでに年1回のローテーションが始まっており、次の2つのフォーマットに分かれています。日本語版も、セット17の発売時期(2027年夏ごろ予定)に初めてローテーションを導入し、この2つを軸にする予定です(タカラトミー公式)。

フォーマット使えるカード
コア直近約2年分のセット。英語版では現在セット9以降
インフィニティ第1弾からのすべてのカード

これから始めるなら、古い弾を集めるより最新弾や新しいスターターデッキを中心に購入すると、ローテーション後も長く使えます。

初心者が勝つためのコツ

  1. 毎ターンインクを置く:序盤はインクが足りないと何もできません。自分の目標とするインクまでは使い道の少ないカードや同じカードの2枚目などをインクにしましょう。

  2. クエストとチャレンジのバランスを考える:クエストするとキャラクターがエグザートし、次の相手のターンにチャレンジされる危険があります。相手の場の攻撃力を確認してから動きましょう。

  3. ロア値の高い相手キャラクターを放置しない:ロアを多く稼ぐキャラクターは、チャレンジや除去で先に倒すのが定石です。

  4. 歌を活用する:歌ならインクを払わずに使えるので、同じターンに多くの行動ができます。

よくある質問

Q. 相手のターンに何かできますか? A. 基本的にできません。相手のターン中にカードを使って割り込むルールはありません。

Q. レディ(縦向き)のキャラクターにチャレンジできますか? A. 基本的にできません。チャレンジできるのはエグザート(横向き)のキャラクターだけです(カードの効果で許される場合を除く)。

Q. インクにしたカードは戻せますか? A. 基本的には戻せません。カードの効果で指定されない限り、インクウェルに置いたカードは裏向きのままインクとして使い続けます。

Q. ダメージはターン終了で回復しますか? A. しません。ダメージを取り除く効果を使わない限り、ダメージは残り続けます。

Q. 英語版と日本語版のカードを混ぜて使えますか? A. 国内の公認・公式大会では、日本語版のカードしか使えません(日本語版イベントルール)。

まとめ

ロルカナは「インクを置く→キャラクターを出す→クエストかチャレンジを選ぶ」の繰り返しで、ロア20点を目指すゲームです。相手のターンに割り込まれないので、TCGが初めての方でもルールを追いやすいのが魅力です。

まずはスターターデッキで遊んでみて、気に入った色やキャラクターを最新弾『ハイペリアシティ』などで強化していくのがおすすめです。

参考