2026年8月に開催された「ディズニーロルカナ 日本一決定戦 2026」で、初代日本一に輝いたのは、むっしーマウス選手のルビー/サファイア「アイテムズ」でした。

出場者の約7割がアンバー/エメラルド、アンバー/スティール、エメラルド/スティールの3つの色の組み合わせに集中するなか、使用者わずか7人のルビー/サファイアが頂点に立ちました。この記事では、優勝デッキの60枚のリスト、キーカード、戦い方を、ロルカナを始めたばかりの方にもわかるように解説します。

大会概要

優勝はむっしーマウス選手で、予選5位通過から決勝トーナメントを勝ち抜きました。

項目内容
大会名ディズニーロルカナ 日本一決定戦 2026
日程2026年8月15日(予選)・16日(決勝)
会場ディズニーアンバサダーホテル
参加者57名(グランプリやチャレンジの上位者などによる完全招待制)
形式予選9回戦(1本勝負)、上位8名による決勝トーナメント3回戦(2本先取)
特別ルール予選:対戦前にデッキの色を公開、決勝トーナメント:デッキリストを公開
優勝むっしーマウス選手(ルビー/サファイア「アイテムズ」、予選 6勝2敗1分)
準優勝しゆ選手(エメラルド/スティール、ハンデス型)
決勝スコア2-0

大会全体の使用デッキは、アンバー/エメラルドが16人(28.1%)、アンバー/スティールが12人(21.1%)、エメラルド/スティールが11人(19.3%)、ルビー/サファイアが7人(12.3%)でした。上位8名のうち5人はエメラルド/スティールで、ルビー/サファイアはちゃみ選手とむっしーマウス選手の2人が入賞しました。

デッキリスト(60枚)

キャラクター23枚、アイテム24枚、アクション13枚と、アイテムがデッキの約4割を占めます。

種類カード名枚数
キャラクタージェデダイア・ファーンズワース — クッキー4
キャラクターリキッデーター — こおりゃ結構!4
キャラクターシスー — 兄弟姉妹の希望4
キャラクタースクルージ・マクダック — 抜け目ない守銭奴4
キャラクタータマトア — ゴージャス!4
キャラクタータマトア — シャイニー!3
アイテムモーリスの工房4
アイテムバジルの虫眼鏡3
アイテム生命の宝球4
アイテムアイスポー4
アイテムサファイア・コイル4
アイテム魚の骨ペン4
アイテムラッキーダイム1
アクション準備をしておけ — BE PREPARED4
アクション乱闘4
アクションアズライト航海記4
アクション隠すなら森の中1

リストはディズニーロルカナ日本語まとめの掲載内容です。公式のデッキリストは全参加者プロフィール&デッキリスト記事から確認できます。

デッキの特徴

このデッキは、アイテムでインクと手札を増やし、重くて強力なカードで相手を押し切るコントロール型です。速攻で先に20ロアを狙うのではなく、序盤を耐えてからカードの質と枚数で差をつけます。

  • ルビー:全体除去や、序盤の盤面処理をするキャラクターを担当

  • サファイア:インク加速と手札を整えるアイテム、フィニッシャーのキャラクターを担当

公式のメタゲーム分析記事は、ルビー/サファイアを「盤面コントロール+インクブースト(カードの効果で使用できるインク数を増やすこと)によるカードパワー重視のデッキ」と紹介しています。上位8名のちゃみ選手も、後攻でも「まくる」手段が豊富な点を選んだ理由に挙げています。

キーカード解説

勝ち筋を支えるのは、ドロー用のアイテム、全体除去の《BE PREPARED》、フィニッシャーの《タマトア》の3つです。

カード役割
《モーリスの工房》カードを引いて手札を増やす、中核のアドバンテージ源
《バジルの虫眼鏡》デッキの上3枚からアイテムを1枚手札に加える。盤面に置いておけば、ハンデスで手札を減らされてもカードを補充し続けられる
《魚の骨ペン》手札のカードをインクに置いてインクを増やし、重いカードを早く出す
《生命の宝球》キャラクターに突進を付与し、序盤から中盤の盤面処理に使う
《ジェデダイア・ファーンズワース — クッキー》《リキッデーター — こおりゃ結構!》どちらも相手の序盤の動きを止める盤面処理役
《シスー — 兄弟姉妹の希望》相手の小型キャラクター(ストレングス2以下)をまとめて退場させる全体除去役
《準備をしておけ — BE PREPARED》盤面をまとめて一掃する切り札。相手だけでなく自分のキャラクターも退場する
《タマトア — シャイニー!》まとまったロアを稼ぐフィニッシャー
《ラッキーダイム》自分のキャラクター1体を選び、そのロアと同じだけロアを得る。アイテムの数だけロアが増える《タマトア — シャイニー!》と組み合わせるフィニッシャー

むっしーマウス選手は、上位8名のちゃみ選手の構成と同じように《バジルの虫眼鏡》を3枚採用しています。本人も、対エメラルド/スティールではマリガンで戻さずにキープするカードだと語っています。

戦い方

序盤は耐え、中盤で手札とインクを伸ばし、終盤に盤面をリセットしてからロアを稼ぐのが基本の流れです。

  1. 序盤:《ジェデダイア・ファーンズワース》《リキッデーター》で相手の展開を抑えながら、《バジルの虫眼鏡》などのアイテムを置きます。

  2. 中盤:《モーリスの工房》《魚の骨ペン》で手札とインクを増やし、重いカードを出せる状態を作ります。

  3. 終盤:《BE PREPARED》で盤面のキャラクターをまとめて退場させ、《タマトア — シャイニー!》で一気にロアを稼いで20ロアを目指します。

むっしーマウス選手が一番きついと挙げているのは、手札を減らす《背すじがゾクッ!》《催眠術》と、アンバー/エメラルドの《リロ – 抜け出し名人》です。また公式の分析記事は、アクションとアイテムのプレイを止める《昔ながらのこの営み》がルビー/サファイアへの対策になると指摘しています。さらに、序盤を耐える必要があるため、除去カードを引けないと速いデッキに押し切られる危険があります。

決勝の見どころとデッキ選択の理由

決勝は、むっしーマウス選手がしゆ選手のエメラルド/スティールに2-0で勝利しました。試合の様子は公式YouTubeの生配信アーカイブ(【生配信】ディズニーロルカナ 日本一決定戦 2026)で見られます。

  • 第1戦:2ターン目に置いた《バジルの虫眼鏡》が活躍。《昔ながらのこの営み》で行動を封じられてもカードを補充し、《モーリスの工房》でドローを続けて《BE PREPARED》で盤面を一掃しました。

  • 第2戦:しゆ選手は《パラダイスの滝 – エキゾチックな目的地》と《TOUCH THE SKY》の組み合わせで4枚ドロー。しかしむっしーマウス選手は《生命の宝球》で突進を付けたキャラクターで《パラダイスの滝》を退場させ、《タマトア — シャイニー!》と《ラッキーダイム》のセットでロアを稼ぎ切り、試合を締めました。

この大会では対戦前に自分のデッキの色を公開するルールがあり、相手の色を見てからマリガン(手札の引き直し)ができました。むっしーマウス選手は「対戦相手のデッキカラーにあわせてマリガンで柔軟に対応できる、これはいいなとなりました」と語り、それまで使っていたアンバー/エメラルドから乗り換えました。アンバー/エメラルドはミラーマッチの勝率が上がらず、公開制ルールのもとでは弱いと感じたそうです。練習段階で最も勝率が高かったことも理由の1つです。

まとめ

日本一決定戦2026は、上位をエメラルド/スティールが占めるなかで、アイテムで手札とインクを伸ばすルビー/サファイア「アイテムズ」が優勝しました。「最大勢力にどう対抗するか」と、色公開ルールのもとでの柔軟さが、デッキ選びの決め手になった大会と言えます。

よくある質問

Q. このデッキは今の国内大会でも使えますか? A. 日本語版は2026年10月時点でローテーションが始まっていないため、公式大会では禁止カードを除き、第1弾「物語のはじまり」以降のカードが使えます。日本での最初のローテーションは、セット17の発売時期(2027年夏頃)に予定されています。ただし新弾の発売で環境は変わるため、最新の大会結果もあわせて確認してください。

Q. 海外の大会でも同じデッキが使えますか? A. そのままでは使えません。英語版の「コア構築」は第9弾「Fabled」以降のカードだけを使うルールに変わったため、古い弾のカードは再録されたものを除き使用できません。

出典