ポケモンカードには、エネルギーの枚数に応じてダメージが増えるワザを持つポケモンがいます。この記事では、そうしたポケモンを現在のスタンダードレギュレーションで使えるカードと、すでに使えなくなったカードに分けて紹介します。ワザがどこのエネルギーを数えるのかによって強みも対策も変わるため、参照先ごとの違いもあわせて解説します。

スタンダードで使えるエネルギー参照ワザのポケモン一覧

2026年1月23日から、スタンダードレギュレーションで使えるのはカード左下のレギュレーションマークが「H」「I」「J」のカードです(ポケモンカードゲーム公式サイト、2026年9月24日確認)。ここではそのうち、エネルギーの枚数でダメージが決まるワザを持つポケモンを紹介します。ワザのテキストは公式カード検索の記載どおりに掲載しています。

Iレギュレーション

カードカード情報ワザと効果
Nのヒヒダルマ(SV9 016/100)のカード画像Nのヒヒダルマ
拡張パック「バトルパートナーズ」016/100
1進化/HP140
バックドラフト 30×(無色2個)
相手のトラッシュにある基本エネルギーの枚数×30ダメージ。

Hレギュレーション

カードカード情報ワザと効果
ソウブレイズex(SVLS 006/022)のカード画像ソウブレイズex
スターターセット テラスタイプ:ステラ ソウブレイズex 006/022
1進化/HP270
しんえんほむら 30+(炎1個)
自分のトラッシュにあるエネルギーの枚数×20ダメージ追加。
ディアンシー(SV7 058/102)のカード画像ディアンシー
拡張パック「ステラミラクル」058/102
たね/HP110
らんはんしゃ 40×(無色1個)
相手のポケモン全員についている特殊エネルギーの枚数×40ダメージ。
マグカルゴex(SV5a 013/066)のカード画像マグカルゴex
強化拡張パック「クリムゾンヘイズ」013/066
1進化/HP270
グラウンドバーン 140+(炎2個・無色1個)
おたがいの山札を上から1枚ずつトラッシュし、その中にあるエネルギーの枚数×140ダメージ追加。
チラチーノ(SV5K 060/071)のカード画像チラチーノ
拡張パック「ワイルドフォース」060/071
1進化/HP110
スペシャルころころ 70×(無色2個)
このポケモンについている特殊エネルギーの枚数×70ダメージ。
ヌオー(122/SV-P)のカード画像ヌオー
スカーレット&バイオレット プロモカードパック第5弾 122/SV-P
1進化/HP120
ずぶぬれヘッド 80×(水1個・無色2個)
自分の山札を上から3枚トラッシュし、その中にあるエネルギーの枚数×80ダメージ。

ソウブレイズex(SVLS 006/022)の相場をチェックする

スタンダードで使えなくなったGレギュレーションのカード

次の3枚はレギュレーションマークが「G」のため、2026年1月23日以降はスタンダードレギュレーションの大会で使えません。ワザの仕組みを知る参考として掲載しています。

カードカード情報ワザと効果
キングドラ(SV4K 019/066)のカード画像キングドラ
拡張パック「古代の咆哮」019/066
2進化/HP150
ワールタイド(水1個)
自分の山札を上から6枚オモテにして、その中にあるエネルギーの枚数×60ダメージを、相手のポケモン1匹に与える。オモテにしたエネルギーはトラッシュし、残りのカードは山札にもどして切る。[ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。]
イオルブ(SV4M 005/066)のカード画像イオルブ
拡張パック「未来の一閃」005/066
2進化/HP130
サテライトビーム 30×(草1個)
相手のトラッシュにあるエネルギーの枚数×30ダメージ。
バクーダ(SV2D 011/071)のカード画像バクーダ
拡張パック「クレイバースト」011/071
1進化/HP140
ふんか 50+(炎1個・無色1個)
おたがいの山札を上から1枚ずつトラッシュし、その中にあるエネルギーの枚数×100ダメージ追加。

どこのエネルギーを数えるかで3タイプに分かれます

「エネルギーの数だけダメージが上がる」といっても、数える場所はカードごとに違います。参照先で分けると、次の3タイプになります。

参照先該当カード数える対象
トラッシュソウブレイズex自分のトラッシュのエネルギー(基本・特殊を問わない)
トラッシュNのヒヒダルマ相手のトラッシュの基本エネルギー
トラッシュイオルブ(G)相手のトラッシュのエネルギー
場チラチーノこのポケモンについている特殊エネルギー
場ディアンシー相手のポケモン全員についている特殊エネルギー
山札マグカルゴex、バクーダ(G)おたがいの山札の上から1枚ずつ、計2枚
山札ヌオー自分の山札の上から3枚
山札キングドラ(G)自分の山札の上から6枚

トラッシュ参照型は、対戦が進むほどダメージが伸びやすいタイプです。場参照型は、エネルギーをつけるほど確実にダメージが上がります。山札参照型はめくれるカード次第でダメージが変わるため、運の要素が大きくなります。

エネルギーの数だけダメージが上がるワザは強い?

ダメージに上限がなく、HPの高いポケモンも一撃で倒せます

トラッシュや場を参照するワザは、エネルギーが増えるほどダメージに上限なく伸びていきます。たとえばソウブレイズexの「しんえんほむら」は、自分のトラッシュにエネルギーが15枚あれば30+15×20で330ダメージになります。炎エネルギー1個で使えるワザでこのダメージが出せるのは大きな強みです。

チラチーノの「スペシャルころころ」も、特殊エネルギーが5枚ついていれば5×70で350ダメージになります。

山札参照型は最大ダメージと安定性に差があります

山札参照型は、めくるカードの枚数でダメージの上限が決まります。

カード最小ダメージ最大ダメージ
マグカルゴex140420(2枚ともエネルギー)
ヌオー0240(3枚ともエネルギー)
バクーダ(G)50250(2枚ともエネルギー)
キングドラ(G)0360(6枚ともエネルギー)

マグカルゴexは基本ダメージが140あるため、エネルギーがめくれなくても最低限のダメージを与えられます。ヌオーは3枚ともエネルギー以外だと0ダメージになるので、山札にエネルギーを多めに入れる構築が前提になります。

盤面によってはダメージが出ない点が弱みです

エネルギー参照ワザは、参照先にエネルギーがなければダメージが大きく下がります。Nのヒヒダルマは相手のトラッシュに基本エネルギーがなければ0ダメージですし、ディアンシーは相手が特殊エネルギーを使っていなければダメージを与えられません。相手のデッキや対戦の進み具合によって役割が変わるため、デッキに入れる前にどの対面で使うのかを決めておくことが大切です。

エネルギー参照ワザへの対策

相手がエネルギー参照ワザを使ってくる場合は、そのワザがどこのエネルギーを数えるのかを確認すると対策を立てやすくなります。

  • 相手のトラッシュを参照するNのヒヒダルマには、自分のトラッシュに基本エネルギーをためすぎないプレイが有効です。ソウブレイズexのようにトラッシュへエネルギーを送るデッキは、ヒヒダルマに狙われやすくなります。

  • 相手の場の特殊エネルギーを参照するディアンシーには、特殊エネルギーを必要以上に場に並べないことで受けるダメージを抑えられます。

  • 自分のトラッシュを参照するソウブレイズexは、トラッシュのエネルギーがたまる前の序盤に倒すのが基本です。ソウブレイズexはベンチにいるかぎりワザのダメージを受けないため、バトル場に出てきたタイミングを狙います。

  • 山札参照型は結果が安定しないため、HPの高いポケモンを前に出して、エネルギーがめくれなかった番に反撃するのが有効です。

Nのヒヒダルマ(SV9 016/100)の相場をチェックする

よくある質問

ソウブレイズexの「しんえんほむら」は特殊エネルギーも数えますか?

はい、数えます。テキストは「自分のトラッシュにあるエネルギーの枚数×20ダメージ追加」で、基本エネルギーに限定されていないため、特殊エネルギーもカウントの対象になります。

キングドラやイオルブはスタンダードの大会で使えますか?

使えません。キングドラ(古代の咆哮)、イオルブ(未来の一閃)、バクーダ(クレイバースト)はレギュレーションマークが「G」で、2026年1月23日以降のスタンダードレギュレーションはH・I・Jのカードに限られています。

Nのヒヒダルマの「バックドラフト」は特殊エネルギーも数えますか?

数えません。テキストは「相手のトラッシュにある基本エネルギーの枚数×30ダメージ」なので、対象は基本エネルギーだけです。

出典

カードのワザ・収録情報とレギュレーションは、以下の情報をもとにしています(すべて2026年9月24日確認)。